1893年、アルフレッド・ダンヒル(Alfred Dunhill)がロンドンで、馬具専門製造卸売業として創業。その後、自動車の普及に伴い、オープンカーでも使用できるレザー小物などドライブ用品の製造販売を開始した。これが成功をおさめ事業を拡大。衣類や小物、旅行用品などに広げた。数多くのラグジュアリーブランドを所有するリシュモン・グループの傘下に入り、現在は紳士服を中心に、スーツからスモールレザーグッズまで幅広くラインナップしている。2021-22年秋冬コレクション以降、Z世代を意識したクリエーションにシフトチェンジ。英国テーラリングにスポーティで若々しいエッセンスを加えたモダン・クラシックを提案している。
dunhillのコレクション
クリエイティブディレクター
マーク・ウェストン
Mark Weston

「コーチ(COACH)」や「ダナ キャラン ニューヨーク(DONNA KARAN NEW YORK)」「バーバリー(BURBERRY)」などでキャリアを積む。「バーバリー」でクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)の右腕として、メンズウエアのシニア・バイス・プレジデントを務めたのち、2017年5月に「ダンヒル(DUNHILL)」クリエイティブディレクターに就任。英国紳士の面影を残しながら若々しくアップデートしたコレクションは、SNS世代からも注目を集めている。ブランドにとってクリエイティブディレクターの起用は、16年2月に退任したジョン・レイ(John Ray)以来。
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- SPORTS -
"サムライブルー"サッカー日本代表をオフィシャルスーツでサポート
2000年からサッカー日本代表にオフィシャルスーツを提供。「勝負服」をコンセプトにしており、メード・トゥ・メジャーのスーツからアクセサリーまで、日本代表のキーカラーであるブルーを取り入れたデザインが特徴。18年7月からサッカー日本代表を率いる森保一監督は、試合では常に「ダンヒル」のスーツで指揮をしている。

Image by: dunhill
- PERSON -
歴代デザイナーには、キム・ジョーンズも
過去には2008年から11年まで、現在「ディオール」のメンズ アーティスティック ディレクターを務めるキム・ジョーンズ(Kim Jones)が、メンズとレザーアクセサリーのクリエィティブを統括していたことも。
- COLLECTION -
「ダンヒル」の2022年春夏コレクション
マーク・ウェストンが着目したのは、英国らしさ、マスキュリニティ、ユニフォームといった「アイデンティティ」。それらを自由に掛け合わせ、都会的でプレイフルなコレクションに仕上げた。伝統を感じさせる端正なジャケットやコートは、コクーンを描くオーバーサイズ。そこにフーディーやキャップといったスポーティなアイテムを合わせて着崩すスタイルが中心だ。
フォトグラフィックアーティストのエレン・キャリー(Ellen Carey)とのコラボレーションによるグラフィックプリントが、コレクションに彩りをプラス。リラックスしていて遊び心を感じさせる、ニューノーマルな今の時代に寄り添うコレクションに進化させた。








2022年春夏コレクション
Image by: dunhill
主要年表
【2021年】
20世紀初頭のクチュールデザインを再解釈したカプセルコレクション発表。
【2020年】
ケリングアイウェアとパートナーシップ締結、日本にフォーカスしたアイテム発売。
【2019年】
デジタルアーティスト小林健太とコラボ、新作コレクションで披露。
サッカー日本代表公式スーツを発売。
【2017年】
元バーバリーのマーク・ウェストンが新クリエイティブ・ディレクターに就任。
【2014年】
サッカー日本代表の"勝負服"ダンヒルが全国発売。
新レザーコレクション「ボードンブライド」登場。
【2013年】
サムライブルー10年分の公式スーツを銀座ダンヒルで1日限定展示。
サムライブルー2013年公式スーツをダンヒルが発売。
【2010年】
キム・ジョーンズが「ダンヒル」ディレクター退任。
4日間限定のエクスクルーシブ・サービスをダンヒル 銀座本店にて実施。
【2008年】
クリエイティブ・ディレクターにキム・ジョーンズ就任。
【2000年】
サッカー日本代表にオフィシャルスーツの提供をスタート。
【1992年】
「ハケット ロンドン」を買収。
【1893年】
アルフレッド・ダンヒルが創業。