デザイナーの森りこが、2019年に設立したアクセサリーブランド。「危うく鋭い少女の輝き」をコンセプトに、女性の心に秘めた少女性や探究心、強さを引き出すようなアクセサリーを提案する。
critical:labのコレクション
1998年、大阪府生まれ。バンタンデザイン研究所高等学校を卒業後に、ファッションブランドのインターンなどを経験する。アクセサリー作りは独学。2019年、アクセサリーブランド「クリティカルラボ(critical:lab)」を立ち上げる。2020年9月から、ディレクター坂本悠生との2人体制となる。
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目次
- CHARACTERISTIC ITEM -
アイコンアクセサリーは、イヤーカフ&クリップ
「クリティカルラボ」で人気を博しているのが、イヤーカフの「Eva」「Nia」、イヤークリップの「Mili」の3型。いずれも品のあるパールをクールかつパンクなムードに昇華したデザインが特徴だ。
ファーストシーズンから定番人気の「Eva」は、パールをランダムに重ねた羽のようなシルエットがポイント。存在感のあるアクセサリーは、裏表のないデザインで左右どちらの耳にも付けることが可能だ。
「Nia」は、耳裏から下向きにパールが垂れる独自のボリューム感が美しいアイテム。肌に当たる土台の部分を円柱型にすることで、耳が痛くなりにくい付け心地にこだわった。
「Mili」は、トゲのようにパールを配したイヤークリップ。耳たぶにも軟骨部分にも挟むことができるので、ファッションや気分に合わせて、さまざまな印象を楽しむことができる。
- BRAND CONCEPT -
少女らしさ&強さを引き出すアクセサリー
ブランドコンセプトは「危うく鋭い少女の輝き」。この言葉には「女性の心に秘めた少女性や、その底知れないパワーとしなやかさ、時に見え隠れする危うさに魅力を感じる。女性の探究心や強さを引き出せるブランドでありたい」というデザイナー森の思いが込められている。
- SHOP -
販売店舗はリトマスなど地方の高感度セレクトショップ
クリティカルラボの取り扱い店舗(2022年5月現在)は、大阪のリトマス(Litmus)きもの游美、リトマス メゾン 名古屋(LITMUS MAISON NAGOYA)、愛知のポエトリー(POETRY)、兵庫のルーム211(room211)、京都の印 somedayの6店舗。ブランドの公式オンラインサイトでもコレクションを販売している。
- WHO TO WEAR -
大人と子どもの狭間にいるような、自分を追い求めている人に着けてほしい
「クリティカルラボ」の女性像は、大人と子どもの狭間にいるような、自分を追い求めている人。「好きなものへのこだわりはあるけれど、まだ自分自身のスタイルが定まっていない、自由で探究心のある女性に手に取ってもらいたい」とデザイナーはコメント。日常生活の刺激となるような、強さと繊細さが共存するアクセサリーを作り出す。
- NEW COLLECTION -
新作コレクションのテーマは「新月」
立ち上げ4シーズン目となる2022年春夏コレクションのテーマは「新月」。「研ぎ澄まされた鋭さや、女性の身体との関係性を表現した」として、有機的なフォルムやクリアな素材使いが特徴のクリーンなアクセサリーを多く発表した。
- NEW LOOK -
最新ルックは「月明りの下」で撮影
「新月」をテーマにした2022年春夏のルックは、実際に月明かりの下で撮影したという。夜から早朝にかけてうつろいゆく自然を背景に、儚い時の流れまで映し出すようなヴィジュアルで今季のブランドのムードを表現した。
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主要年表
【2020年】
ディレクター坂本悠生との2人体制となりリブランディング。
【2019年】
森りこが、アクセサリーブランド「クリティカルラボ」をスタート。
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