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Chloé

クロエ

「クロエ」とは? ——アイコンバッグ「Edith」、歴代クリエイティブディレクター、ブランドの歴史まで

ウィメンズ

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クロエ

「クロエ」とは? ——アイコンバッグ「Edith」、歴代クリエイティブディレクター、ブランドの歴史まで

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「クロエ(Chloé)」は、1952年にエジプト生まれのパリジェンヌ、ギャビー・アギョン(Gaby Aghion)が創業。歴代クリエイティブディレクターには、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)やステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)などが名を連ねる。フィービー時代の2001年にはレザーグッズの展開をスタート。ビジネス伸長の転機となった。

ガブリエラ・ハースト

Gabriela Hearst

ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)は、ウルグアイ生まれ。大学でコミュニケーション学を専攻し、ファッションデザインは独学で身につけた。2003年にニューヨークに移住し、2015年に「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」をスタート。自身のブランドでは、父から引き継いだウルグアイの牧場で生産するウールやカシミヤなどをコレクションに使用している。2019年には世界初のカーボンニュートラルなランウェイショーを開催するなど、サステナブルな取り組みも評価されている。2020年12月に、「クロエ」の新クリエイティディレクターに就任。2021年3月に行われた、2021年秋冬パリファッションウイークで、ファーストコレクションを披露した。

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- FIRST COLLECTION -

1952年、パリのカフェで発表された初コレクション

 「クロエ(Chloe)」は1952年、エジプト生まれのパリジェンヌで、奔放な精神と褐色の肌を持つ美女だったギャビー・アギョンが創業する。1956年に、ギャビー・アギョンとビジネスパートナーのジャック・ルノワールが、パリ左岸 サン=ジェルマン=デ=プレ地区「カフェ・ド・フロール」でファーストコレクションを発表した。同カフェは、芸術家が集うことで知られ、2人も常連客として通っていた場所だった。2人のコレクションは、"ラグジュアリー・プレタポルテ"という新たなジャンルを築く。ガブリエラ・ハーストによるファーストコレクションも同地区の屋外で発表されるなど、クロエ縁の地となっている。

- PERSON -

カール、ステラ、フィービーも在籍 豪華な歴代クリエイティブディレクター

 「クロエ」は、ブランドの確固たる地位を築くため、早期から新進気鋭のデザイナーを起用。ブランドは、若手デザイナー集団の活動の場となる。1963年にカール・ラガーフェルドがクリエイティブディレクターに就任し、ブランドの知名度が一気に飛躍した。後任として、1983年にギー・ポーラン(Guy Paulin)を起用。1988年からマリティーヌ・シットボン(Martine Sitbon)、1997年からステラ・マッカートニー、2001年からフィービー・ファイロを起用し、ラグジュアリー業界を牽引する華々しいデザイナーたちがコレクションに携わる。

 さらに2006年からパウロ・メリム・アンダーソン(Paulo Melim Andersson)、2008年からハンナ・マクギボン(Hannah MacGibbon)、2011年からクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)、2017年からナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)などがクリエイティブディレクターに就任。現在は、ガブリエラ・ハーストにそのバトンが引き継がれている。

- CHARACTERISTIC ITEM -

ブランドの転機と、大ブレイクした「パディントン」バッグ

 クリエイティブディレクターにフィービー・ファイロが就任した2001年に、クロエではレザーグッズの販売をスタート。プレタポルテの世界観を広げるイットバッグやスモールアクセサリーを続々と発表する。2005年には「パディントン」バッグを発表。世界中で大ブレイクした。

新アイコンはアップデートされた「Edith」バッグ

Chloé 2021年秋冬コレクション
Chloé 2021年秋冬コレクション
Chloé 2021年秋冬コレクション

Chloé 2021年秋冬コレクション

Image by: Chloé

Edith ミニサイズ

Edith ミニサイズ

Image by: Chloé

 ガブリエラ・ハーストのファーストコレクションでは、2006年に初登場したアイコンバッグ「Edith」を様々なスタイルでアップデート。リサイクルカシミヤやリサイクルジャカードを用いたミニバッグやトートバッグ、ドクターズバッグなどが登場した。ちなみに、ハースト自身が初めて手に入れたラグジュアリーブランドのバッグが「Edith」だった。その後15年にわたり使い続けたことから、同バッグには個人的にも特別な思い入れがあるという。

- NEW COLLECTION -

最新の2022年春夏コレクション

Chloé 2022 Spring Collectionコレクション
Chloé 2022 Spring Collectionコレクション
Chloé 2022 Spring Collectionコレクション

Chloé 2022 Spring Collectionコレクション

Image by: Chloé

 クロエの2022年春夏は、サステナビリティを前面に打ち出したコレクションを発表した。制作プロセスで水を使用しないデニムやデッドストックの刺繍生地、リサイクルの木製ボタンを用いたアイテムが登場。それらにブランドコードのひとつであるクラフト感溢れるテイストを纏わせた。クロエでは2019年、新CEOにリカルド・ベリーニ(Riccardo Bellini)氏が就任。企業価値の新たな理念として、美しさ・収益性・環境や社会にとって有意義であることを打ち出している。

Chloé 2022年スプリング

関連記事

Chloé

2022 SPRING SUMMERルックブック
HISTORY

主要年表

【2020年】
ガブリエラ・ハーストがクリエイティブディレクターに就任。
米化粧品メーカーのコティ社が、「クロエ」「グッチ(GUCCI)」などのフレグランスライセンス事業の日本における運営会社として、コティジャパン合同会社を設立。
ケリングアイウェアが、リシュモングループの「クロエ」とアイウェアの製造販売におけるパートナーシップを締結。
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、リボン状のベルトをあしらったベージュの医療用ガウンを製作し、パリ市内の病院に寄付。

【2019年】
12月1日付で「クロエ」新CEOに、元「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」CEOのリカルド・ベリーニ氏が就任
「クロエ オードパルファム」から2年ぶりの新作「クロエ ロー オードトワレ」が発売。

【2018年】
日本限定のクリスマスコレクションを発売

【2017年】
ナターシャ・ラムゼイ・レヴィがクリエイティブディレクターに就任

【2015年】
新作フレグランス「クロエ オードトワレ」を発表。

【2014年】
創業者のギャビー・アギョンが9月27日に逝去

【2013年】
創業者のギャビー・アギョンが、仏レジオンドヌール勲章を受勲。
「メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)」に「クロエ」の限定ストアがオープン。
創業60周年を記念して「クロエ アニバーサリー エディション」を発売する。過去のアーカイブから厳選した16アイテムを復刻。
メンズ向けコレクション「Lucky Men Collection」を発売。

【2011年】
クレア・ワイト・ケラーがクリエイティブディレクターに就任。

【2010年】
2005年に人気を博したバッグ「べティ(BETTY)」の復刻版が日本限定で発売。

【2008年】
ハンナ・マクギボンがクリエイティブディレクターに就任。
ブランド初の男性向け革小物が発表。バレンタイン向けの日本限定のシリーズとして発売。

【2006年】
パウロ メリム アンダーソンがクリエイティブディレクターに就任。

アイコンバッグ「エディス」バッグが発売。

【2005年】
アイコンバッグ「パディントン」バッグが発売され、世界中で大ブレイクする。

【2001年】
フィービー・ファイロがクリエイティブディレクターに就任。

【1997年】
ステラ・マッカートニーがクリエイティブディレクターに就任。

【1988年】
マルティーヌ・シットボンがクリエイティブディレクターに就任。

【1983年】
ギー・ポーランがクリエイティブディレクターに就任。

【1963年】
カール・ラガーフェルドがクリエイティブディレクターに就任。

【1956年】
サン=ジェルマン=デ=プレ地区の「カフェ・ド・フロール」でファーストコレクションを発表。

【1952年】
ギャビー・アギョン(Gaby Aghion)が「クロエ」を創業。

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