EC専業の「ビビィ」とは？ブランドを手掛けるフォロワー11万の小松友結子の経歴から、アイコンアイテムまで

「ビビィ（Bibiy.）」は、EC専業のアパレルブランドとして2019年7月にスタート。フェミニンで甘い雰囲気の中にも凛とした強さを持つ"ギャップのある服"を提案している。

デザイナー

小松友結子

Yuyuko Komatsu

小松友結子は、1997年大阪府出身。兵庫県・西宮市の武庫川女子大学在学中の2019年にEC専業のアパレルブランド「ビビィ」をスタートした。服作りは独学。ブランドの公式インスタグラムのフォロワー数は8.3万、デザイナー個人のアカウントのフォロワー数は約11万（2022年5月現在）。公私ともにZ世代の女子を中心に注目を集めている。

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- BRAND CONCEPT -

コンセプトは"フェミニンで華のある強い女性"のための服

　ビビィのブランドコンセプトは、"フェミニンで華のある強い女性"のための服。大人の女性らしさと強さをベースに、甘すぎないフェミニンなアイテムを提案している。ブランドが大切にしているメッセージは、「Girls just want to have fun（私たちは、ただ楽しみたいだけ）」。服を選ぶことや着飾ることも遊びのひとつと捉えて、「既存のスタイルに縛られず、自由にコーディネートを楽しめる洋服と出合ってほしい」という願いをこの言葉に込めた。

- CHARACTERISTIC ITEM -

アイコンは、ペプラムアイテム＆オデットキルティングシリーズ

　ペプラムアイテムは、「強い女性像でありながら、身体のシルエットが最も美しく見える完璧なフォルムを追求した」というブランドの代表作。

　三大バレエのひとつ「白鳥の湖」の主人公の名を配したオデットキルティングシリーズは、生地からオリジナルで制作。クラシックな女性らしさとモードな雰囲気を併せ持つジャケットやパンツは、年齢を問わずに着ることができる。ビビィのコレクションは、女性らしいデザインの中にメンズ由来のディテールを加えた"ひとクセある"デザイン性が特徴。可愛いけれど、人とは違うファッションを楽しめる。

- WHO TO WEAR -

こんな人に着てほしい

　デザイナーの小松は、ビビィのアイテムは「ファッションを楽しむ人、洋服で1日を特別な日にしている人。1着1着を大事にする人に着てほしい」とコメントしている。

- SHOP -

販売はオンラインストアのみ

　現在「ビビィ」のアイテムを販売するのは、公式オンラインストアのみ。年に数回、ブランドの世界観を凝縮したポップアップイベントをリアルで開催している。
＞＞公式オンラインストア

- EVENT -

大盛況のリアルイベント

　2019年8月には、ルミネエスト新宿にブランド初のポップアップストアをオープン。初日のオープン前には、1階から4階まで長蛇の列ができるほど反響があった。さらに2020年秋冬には、伊勢丹新宿店と阪急百貨店でそれぞれ1週間限定のポップアップイベントを開催。会期中には、計2400人以上が訪れたという。2021年秋冬に再び両館で開催したイベントには、前回を上回る計3500人以上が来場。多くのアイテムが即完売し、大盛況を博したという。

- COLLECTION -

シルバーモデルを起用し、年齢問わず着られるアイテムを提案

　20代の女子を中心に人気を集めるビビィだが、2022年3月に発表したコレクションでは、ツイード、ネイビー、スラックスなどをキーワードに、年齢を問わずに着られるフェミニンで可愛らしいアイテムをメインで製作。遊び心のあるパステルカラーの色使いと春夏らしいサマーツイードに、あえて温かみのあるニットライクな素材を合わせることで、捻りを効かせた。また、ルックにはシルバーモデルも起用。「年齢に関係なく"可愛いものを着る"という気持ちを常に持っていて欲しい」という想いが、今季のコレクション制作のきっかけになったという。