1894年、ジョン・バブアー(John Barbour)がイングランド北東部サウスシールズで創業した英国発アウトドアライフスタイルブランド。水夫や漁師など、港湾労働者のために耐久性の高いオイルドクロスを提供したのが始まり。防水ジャケットが英国軍に併給されたほか、英国皇室御用達(ロイヤル・ワラント)ブランドとしても知られている。一般消費者にもタウンユースで支持され、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、ニュージーランド、日本など世界40ヵ国以上の国や地域で展開。メンズ、ウィメンズ、キッズコレクション、ペットアイテムを揃える。主力アイテムは、ジャケットやコートなどのアウター。ロイヤル・ワラント・ブランドでありながら4万円台から買える高いコストパフォーマンスや、長く着られる実用性の高さが魅力。日本では「トーガ(TOGA)」「ミュベール(MUVEIL)」「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」といった数々のブランドとコラボレーションしているほか、有力セレクトショップとの別注品が人気を集めている。
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- CHARACTERISTIC ITEM -
アイコンアイテムは、伝統的なワックスドジャケット
ブランドを代表するロングセラーアイテムは、ワックスドジャケットの「ビデイル(BEDALE)」。1980年、当時のフランスで流行していたショートジャケットに着想を得て、乗馬用ワックスドジャケットとして開発された。最大の特徴は、悪天候に耐える高機能を備えたワックスドクロス。コットン素材にオイルやワックスを染み込ませることで防風性や防水性に優れ、「バブアー」の多くのアウターモデルに取り入れられている。
2011年、現代のフィットにアップデートした「ビデイル SL(BEDALE SL)」(スリムフィット)をリリース。従来に比べて身幅や袖幅を細めに、襟を小ぶりに修正したモデルで、日本人体型に合うベストセラー商品となっている。
- PEOPLE -
近年は"バブアー女子"が増加 SNSでコーディネートを発信
アウトドア由来の無骨なスタイルゆえ、メンズのイメージが強かった「バブアー」。近年では女性ファッショニスタが「ビデイル」などのジャケットをコーディネートしたスナップが話題を呼び、SNSで「#バブアー女子」のハッシュタグが増加。ブランドでは2019年、幼少時代から「バブアー」を愛用していたというアレクサ・チャン(Alexa Chung)とのコラボレーションコレクションも始動した。ビームスやベイクルーズといった国内主要セレクトショップのウィメンズレーベルでも、シルエットを女性らしくアップデートした別注モデルを数多くリリースしている。
- SHOP -
おすすめのショップは日本の旗艦店であるバブアー渋谷店
日本初の旗艦店として2013年に東京・渋谷の明治通りにオープンしたバブアー渋谷店は、メンズ・ウィメンズのオイルドジャケットをはじめ、トータルコレクションの「ホワイトレーベル」、ニットや軽衣料、レインブーツなどをフルラインナップ。直営店のみで取り扱いのドッグウエアも充実し、ブランドの世界観をたっぷり堪能できる。
主要年表
【2021年】
サステナブルなプロジェクト「Barbour. WAX FOR LIFE」を始動。
「ミュベール」とコラボジャケット発売。
「ノア」とコラボコレクション発売。
【2020年】
「シュプリーム」とコラボレーション。バブアーのビデイルから着想したワックスコットンフィールドジャケットをはじめ、ウエストバッグ、ハット、キャンプキャップを展開。
【2019年】
「スタイリスト私物」との別注コート"裏バブアー"発売。
「アレクサチャン」と初のコラボレーション。
【2018年】
「マーガレット ハウエル」とのコラボレーションアイテム発表。
「エンジニアドガーメンツ」とコラボレーションアイテム発表。
「トーガ プルラ」とのコラボレーション発表。
【2017年】
20周年を迎えた「トーガ」とのコラボアイテム発売。
【2015年】
「ホワイトマウンテニアリング」デザイナーの相澤陽介を迎えた新ラインを本格始動。
【2014年】
「アディダス オリジナルス」とコラボレーション発表。
「ホワイトマウンテニアリング」とコラボレーション発表。
【2013年】
初の日本旗艦店を渋谷にオープン。
【1980年】
アイコンのホースライディングジャケット「ビデイル」が誕生。
【1894年】
創設者ジョン・バブアーが英国サウスシールズの5マーケットプレイスに「J Barbour&Sons」をオープン。
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