「アミ パリス(AMI PARIS)」は2011年、デザイナーのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)が立ち上げたブランド。気取らないフレンドリーなムードで、パリジャンらしいエレガンスと飾らないエフォートレスなスタイルを提案している。普段使いしやすく親しみのあるデザインや、ユニセックスでジェンダーレスなシルエットが人気。メンズからスタートし、19年にウィメンズも始動した。
AMI PARISのコレクション
「アミ パリス(AMI PARIS)」2022年秋冬コレクション
ADVERTISING
アレクサンドル・マテュッシ
Alexandre Mattiussi
1980年生まれ。パリのDUPERRE FASHION DESIGN でメンズウエアデザインを専攻。卒業後、「ディオール(Dior)」、「ジバンシィ(Givenchy)」、「マーク ジェイコブス(Marc Jacobs)」などでメンズウエアのキャリアを積む。2011年、自身のブランドをスタート。23年、フランスの権威あるデザイナー賞「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」でグランプリを受賞した。
目次
- BRAND CONCEPT -
ブランド名の「AMI」とは、フランス語で「友達」の意味
ブランド名の「AMI」とはフランス語で「友達」のこと。友人たちが着ることをイメージした、リラックスして着用できるリアルクローズにこだわっている。価格帯も手頃さを重要視し、良いものを提供したいという思いを込めたタグには ”WITH LOVE” のメッセージをプラス。ハートとアレクサンドルのイニシャル「A」を組み合わせたロゴ「AMI DE COEUR(=心の友)」がシグネチャー。デザイナーが、友人などに送る手紙の最後に記すシグネチャーマークが由来になっている。
- CHARACTERISTIC ITEM -
人気のアイテムはニットやTシャツといったベーシックアイテム
リラックスして着られるリアルクローズに定評があるブランドならではの、上質なベーシックアイテムが人気。プレッピーな雰囲気漂うオーバーサイズのウールニットやカーディガンは発色の良さや着心地の良さなどで、男女問わず人気のアイテム。
- PERSON -
ブランド初のアンバサダーに「ENHYPEN」を起用
「BTS」の弟分として知られる7人組K-POPボーイズグループ「エンハイフン(ENHYPEN)」をブランド初のハウスアンバサダーに起用。これまでも”AMI DE COEUR”シリーズのアイテムをパフォーマンス時に着用するなど、ブランドを愛用していた。2021-22年秋冬コレクションに身を包んだメンバーのヴィジュアル&ムービーが公式インスタグラムに公開され、話題を集めた。
- SHOP -
故郷フランス以外に旗艦店を初出店した国は日本だった
フランス、イギリス、中国に旗艦店を構え、世界に300以上の店舗を展開している(2022年1月現在)。国内では渋谷パルコ、伊勢丹新宿店メンズ館、阪急メンズ東京、大丸心斎橋店に売場を持つ。ほか、セレクトショップに卸売りも行なっている。ちなみに2015年、フランス以外で初となる旗艦店を東京・表参道にオープンしたが、21年に閉店した。
COLLECTION
パリのメトロを舞台に披露した、2022-23年秋冬コレクション
2年ぶりとなる有観客のランウェイショーを旧証券取引所で開催した。会場内に地下鉄の演出を作り、パリの日常を表現。多種多様な人々が行き交う舞台で、カジュアルからエレガンス、ドレススタイルまで、MIXスタイルを存分に披露した。ブランド当初から人気のテーラードコートをはじめ、ライダース、Gジャン、ボクシージャケットまで、アウターを豊富にラインナップ。リアリティのあるスタイリングの中にヴィヴィッドなネオンカラーを差し込み、モードな印象もいっそう強めた。
ア「アミ パリス(AMI PARIS)」2022年秋冬コレクション
主要年表
【2021年】
若手起業家を支援するプライズを創設
ボーイズグループ「ENHYPEN」を初のハウスアンバサダーに起用
フランス人アーティストとのコラボアイテム
中国の投資会社セコイア キャピタル チャイナに株式売却
【2019年】
ウィメンズコレクション始動
【2015年】
国内旗艦店を表参道にオープン
【2012年】
日本に本格上陸、ディプトリクスが総代理店
【2011年】
アレクサンドル・マテュッシがブランドをスタート
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