ファンによる空気の流れによって、屋外など暑い場所での作業時も涼しく快適に過ごすことができる「ファン付きウェア」。作業着のイメージが強かったファン付きウェアですが、近年街中でも着用できるデザインのアイテムが増加しています。今回はカイタックインターナショナルが展開するロサンゼルス発のデニムブランド「ヤヌーク(YANUK)」のファン付きウェアをレビューします。
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ヤヌークが、初のファン付き服として製作した「エレクトリックファンウェア」。左右の腰部分に計2つのファンを搭載しており、ファンから取り込んだ空気が襟元から抜けていくことで効率的に汗を蒸発させ、気化熱で体を冷やします。素材は薄手のサラッとしたナイロンで、肩部分はリップストップを採用。特殊染色とユーズド加工を施し左胸にはヤヌークのロゴをデザインしています。バッテリーの電源ボタンを長押しすることでファンが作動。風量は2段階調整可能で、バッテリーは3時間の充電で6時間稼働します。左ポケットの内側にはバッテリーを収納する専用ポケット付き。カラーはブラックのみで、MとLの2サイズを用意しています。
■Lサイズ
着丈:72cm
身幅:61cm
肩幅:48cm
袖口幅:15cm
ファン直径:10cm
重さ:646g(バッテリー:124g)
価格:税込4万6200円
素材:ナイロン100%
着用してみると体にピッタリと沿うようなシルエットに仕上がっていました。ベストですが、肩幅が広めに作られているため少し袖口が肩にかかりました。ファン稼働時の空気による服の膨らみを抑えるため計算してステッチがあしらわれており、作業着のイメージが強い空調服をファッションアイテムに落とし込んでいます。襟元から空気が抜けていく仕様のため、アイテム自体を後ろに引っ張って肩を落として着用するとより空気が抜けていくのを感じました。
ファンとバッテリーは取り外すことができ、洗濯も可能。ネットに入れて中性洗剤で洗うのが良いようです。着用時のインナーはコットン素材を推奨しており、試しに化学繊維素材の服の上から着用してみましたが、インナーによって風が遮られ気化熱の低下に繋がっていないように感じました。また、ユーズド加工が施されているため、パンツはヤヌークを象徴するデニムをはじめ、チノパンやジョガーパンツと相性が良さそうです。
■ヤヌーク:エレクトリックファンウェア
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