FASHIONSNAPの公式オンラインストア「F/STORE」の中から、スタッフが見つけた今欲しいアイテムを毎週紹介します。
スタッフ RM
この週末は友人とライブに行く予定。天気は晴れ、最高気温22度、場所は日比谷野音。これ以上ないほど揃ったベストコンディションで、ビール片手に踊ることが確定しました。たのしみ。
ベーシックなものこそこだわりたい、エイトンのオーバーサイズシャツ
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ベーシックなものこそ、こだわりたい。最近そう思うようになりました。洋服の金額はデザインに対する対価という側面もあると思っていて、例えばデザイナーズブランドのように、複雑に構成され見たことのないデザインが施されたアイテムに対して、高い金額を払うのは納得しやすいと思うのですが、逆にシンプルでベーシックなものに対してはどうでしょう。デザインによる差異を見出すことができなければ、購買という行為の後押しになる最大の要因は価格になってしまうことがほとんどではないでしょうか。わかりやすいものに高い金額を支払うことは簡単ですが、それは考えていることを放棄しているとも言え、わかりにくいものに自分なりの価値を見出し、こだわりを持ち選んでいる人は真におしゃれであるような気がしていて、最近はその審美眼を鍛えようともっぱらいろんなものを見て訓練している最中。そんな時に目に留まったのが「エイトン(ATON)」のオーバーサイズシャツです。
シンプルにデザインされたシャツの中で琴線に触れたポイントは、素材とサイズのマッチング。洗いざらしのような質感が特徴的なしなやかなブロードを使って、緩めのサイズ感に仕上げているところに惹かれました。兵庫県西脇市の機屋で織られているというブランドオリジナルの生地の質感と、古着の3XLのシャツをモチーフにしたというゆとりのあるサイズ感のバランスがなんといっても絶妙。オックスでこれを表現するとカジュアルによりすぎるし、シャンブレーだとやりすぎ感もある。多少のしわなら気にならないラフな生地感と緩めのシルエットの2つの要素ががっちりハマった完成度の高さにノックアウト。短めのカフスや小さめの襟など、ブランドらしいソフトなエレガントさを感じさせる細かいディテールも抜かりなく、個人的には第2ボタンの配置が推しポイント。一般的なものよりも首元に近い場所に設定されているので、第2ボタンまで開けてもルーズになりすぎず、レイヤードしているカットソーもちらっと覗かせることができる配置になっていて、着こなして欲しいスタイルから逆算された意図のあるデザインだと感じました。ルックのように襟を立てて着てもカッコよくなりすぎないところも魅力的。ちなみに値段は3万9600円(税込)。僕は買いだと思いましたが、みなさんはどうでしょう?
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