銀座ウエストのリーフパイ
Image by: FASHIONSNAP
老舗のお菓子には秘密あり。「老舗レトロな東京みやげ」では、東京にある老舗洋菓子店の中からパッケージだけで思わず買いたくなってしまうレトロ可愛いお土産をピックアップ。第12回は、銀座や表参道に店舗を構える老舗喫茶店「銀座ウエスト」のリーフパイです。
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銀座ウエストは、1947年、レストランとして銀座にオープン。郵船からシェフを招き、コースの料理を提供していました。その後、開店からわずか半年で都条例の施行により75円以上のメニューの提供が禁止されたことで、レストランの営業中止を余儀なくされ、製菓部門のみを残した喫茶中心の営業形態になりました。1962年には、生菓子に加え、缶入りクッキーやドライケーキなどの焼き菓子の製造を始め、今日に至るまで東京を代表する喫茶店として広く愛されています。
PACKAGE DESIGN
一見、白無地に見える紙袋ですが、よく見ると「WEST」のロゴとオリジナルのマークが刻印されています。このロゴマークは、裸の子どもが木にとまった小鳥達の歌を指揮している様を表しており、音楽喫茶として営業していたウエストの歴史にちなんだデザインになっているんだとか。包み紙にも、同様のマークがプリントされています。
光沢のある紙袋に金のリボンの包装は、その佇まいから高級感を感じさせます。歴史あるウエストならではのパッケージで、手土産に持ってこいのデザインですね。
TASTE
リーフパイは、東北地方の原乳を使用したフレッシュバターと小麦粉を組み合わせた生地を256層に折りたたみ、一つ一つ職人の手作業により木の葉のかたちに成形されているんだそう。何層にも重なったパイ生地の香ばしい食感と白ザラメ糖のザクザクな歯ごたえがクセになり、何枚でも食べられそうです。
銀座ウエストは、銀座本店に加え、表参道の「青山ガーデン」、横浜高島屋の「ベイカフェ ヨコハマ」の3店舗を展開しているほか、日本橋三越や伊勢丹新宿店などの百貨店、公式オンラインストアでも販売しているので、入手難易度は「★☆☆」。今回は12枚入りをセレクトしましたが、8枚〜最大で45枚入りまであるので、お歳暮から自分用まで用途に合わせて選ぶことができます。店頭ではもちろん、オンラインストアでも熨斗紙や短冊の細かい指定ができるので、さまざまなお祝い事で利用できるのも魅力の一つです。
入手難易度は、その商品が手に入りやすいかどうかをFASHIONSNAP独自の判断で三段階にわけて評価したもの。
★☆☆:いつでも手に入る
★★☆:夕方以降は売り切れの可能性あり
★★★:開店直後か予約必須
店舗概要
■銀座本店
所在地:東京都中央区銀座7-3-6
TEL:売店 03-3571-1554/喫茶 03-3571-2989
営業時間:月〜金 9:00〜22:00/土日祝日 11:00〜20:00
最寄駅:地下鉄銀座駅
アクセス:地下鉄銀座駅C4出口から外堀通りを新橋方面に徒歩5分
■販売店舗
赤坂店(赤坂サカス内)、日野工場直売店、一宮工場直売店/日本橋高島屋/日本橋三越本店/銀座三越/大丸東京店/伊勢丹新宿店/伊勢丹浦和店/新宿高島屋/京王百貨店新宿/渋谷ヒカリエShinQs地下2階(東横のれん街)/東急吉祥寺店/玉川高島屋/池袋東武/新宿高島屋/上野松坂屋/羽田空港(第1・第2および国際ターミナル)
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