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コミッション(Commission)

現代版「ワーキング・ガール」ファッションを提案
パーソンズ美術大学で学び、それぞれ「アレキサンダー ワン(Alexander Wang)」や「グッチ(GUCCI)」「3.1フィリップリム(3.1 Phillip Lim)」などのブランドで経験を積んだ韓国出身のJin Kayと、ベトナム出身のDylan Cao、Huy Luongのトリオが立ち上げたニューヨークを拠点にする「コミッション」。3人はアジア人という共通項を持ち、1980年〜1990年代の西洋文化から影響を受けたトレンドファッションに身を包んだ母親たちの姿からインスピレーションを得てコレクションを作り上げています。開襟シャツやショルダーパッド入りジャケット、シャープなシルエットのボトムスなどを取り入れたスタイルは、まさにニューヨーカーOLのファッションが注目を集めた映画「ワーキング・ガール」(1988年公開)の現代版。現在はファッションECの「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」と「エッセンス(SSENSE)」で展開中。
■ 公式インスタグラム
アルワリア(Ahluwalia)

女性デザイナーが手掛ける注目のメンズブランド
女性デザイナーであるプリヤ・アルワリア(Priya Ahluwalia)が手掛ける「アルワリア」は、ロンドンのウエストミンスター大学でメンズウェアの修士号取得後すぐに「H&Mデザインアワード 2019」でグランプリを受賞し、注目を集めたメンズブランド。インドとナイジェリアにルーツを持ち、ロンドンで生まれ育ったという彼女のクリエイションは、幼少期に家族が着ていたスポーツウェアをインスピレーション源にしており、古着をつなぎ合わせたパッチワークがデザインの特徴です。移民というファミリーバックボーンとサステナブルなアプローチを服作りに反映しており、先日行われたロンドンのファッションウィークでも存在感を示しました。
■公式インスタグラム
メイジー ウィレン(Maisie Wilen)

カニエ出資のセレブ愛用ブランド
パーソンズ美術大学卒デザイナーのメイジー・シュロス(Maisie Schloss)が2019年に立ち上げた「メイジー ウィレン」は、デビュー早々注目を集めるウィメンズブランド。カニエ・ウエスト(Kanye West)の「イージー(Yeezy)」で2年弱ほどウィメンズウェアを担当した後、若手デザイナーの支援プログラムの一環としてカニエが初めて出資したファッションブランドです。カーダシアンファミリーのサポートもあり、すでに多くのセレブリティをクライアントに持っています。新体操のユニフォームとロボット工学にインスパイアされたという2020年プレスプリングのデビューコレクションでは、ストレッチが効いた体にフィットするタートルネックやボディスーツ、レギンスやミニスカートなどを展開し、早くも20を超える有力セレクトショップで取り扱われています。まだ1シーズンのみのルーキーながら業界からの注目度は大。今年、店頭で見る機会が増えるかもしれません。
■公式インスタグラム
>>「Maisie Wilen」2020年プレスプリングコレクション
ボラミー ヴィジュアー(Boramy Viguier)

新世代のユーティリティウェアを提案
ルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)指揮下の「ランバン(LANVIN)」で5年弱経験を積み、2018年に28歳で自身のブランドを立ち上げた「ボラミー ヴィジュアー」。フランス人とカンボジア人の両親を持つヴィジュアーは、セントラル・セントマーチンズを卒業後、現在はパリを拠点に活動しています。自身のブランドでは、メンズのクラシカルなアイテムに、スポーティーなディテールやテクニカルな素材を取り入れたユーティリティなスタイルを提案。昨年の「LVMH Prize for Young Fashion Designers(LVMHプライズ)」でセミファイナリストに選出されたほか、11月には「ブラウンズ(Browns)」とのカプセルコレクションを発表するなど露出も徐々に増えてきています。
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>>「Boramy Viguier」2020-20年秋冬コレクション
ルカヴァリエ(LECAVALIER)

アンニュイさを纏うモントリオール発ブランド
カナダ・モントリオール出身のマリー=イヴ・ルカヴァリエ(Marie-Ève Lecavalie)が立ち上げたウィメンズブランド「ルカヴァリエ」。デザイナーはケベック大学を卒業後、スイスのジュネーヴ造形芸術大学(HEAD Genève)でファッションデザインのMAコースに進学し、在学中に「アレキサンダー ワン」や「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」でインターンとして経験を積みました。2018年にイエール国際フェスティバルのファッション部門で審査員特別賞とクロエ・プライズをダブル受賞し、ブランドを本格的にスタート。モントリオールの郊外で過ごす中で10代の頃に自身が感じたアンニュイな気分や空想がクリエーションの源で、1960年〜1970年代のサイケデリックなムードをプリントやフォルムなどでデザインに投影しています。昨年のLVMHプライズでショートリスト入りを果たしたほか、現在、同郷のモントリオールを拠点にするファッションECサイト「エッセンス(SSENSE)」でエクスクルーシブに展開されるなど、業界での認知を高めています。
■公式インスタグラム
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