ピーター・ホーキングス(Peter Hawkings)による2シーズン目の「トム・フォード(TOM FORD)」の2024年ウィンターコレクションがミラノで発表された。グラマラスで自信に満ちた女性像を打ち出し、仕立ての良さが際立つブレザーやコート、センシュアルなドレスが、新たなトム・フォードの方向性を示している。
仕立ての良いマニッシュなブレザー
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前回のデビューコレクションでは、トム・フォードが持つグラマラスなムードはそのままに、エレガントでありながらエフォートレスなコレクションを発表した。今回もそのアティチュードを引き継ぎつつ、メンズ部門を率いてきたホーキングスならではの、マニッシュなブラックのコートやブレザーからショーがスタートした。
甘美なゴールドをまとって
ホーキングスが描いたのは、鋭い直感力を備えて着飾る、前向きで自信に溢れた女性像。フランスの歌手フランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy)や、ヘルムート・ニュートンの写真集「ポーラウーマン」のポートレートをイメージに重ねた。
縦長のシルエットが特徴で、ミリタリーやサファリの要素が加わりつつ、セクシーな魅力は継続。3ピーススーツが様々な素材で提案され、レザーやファーのアウターが目を引いた。
カラーはブラックを基調としながら、鮮やかなパープルや甘美なゴールドが差し込まれた。輝く装飾が施され、フリンジやメッシュ、カットアウトの手法により肌を美しく露出するドレスもラインナップ。ヌーディーなリップ、ハイヒール、クラッチバッグ、スクエアフレームのサングラスが、トム・フォードウーマンのスタイルを完成させた。
男女で呼応するスタイル
メンズルックは、シャープなスーツやタキシード、ミリタリーコートが主役。ウィメンズのグラマラスなスタイルに呼応する男性像が表現された。
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