トーガ 2021年秋冬コレクション
Image by: TOGA
古田泰子が手掛ける「トーガ(TOGA)」が、2021年秋冬コレクションを映像で発表した。画家 五木田智央の作品を取り入れながら、独自のアプローチで平面からフォルムを構成する造形的なコレクションとなっている。
■単純化させた表現
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キーワードは「SIMPLIFY, EXPAND, FLATTEN」で、単純化、拡大・膨張、平らにする、といった意味を持つ。既成概念にとらわれないデザインやシルエット、装飾を試みたという。
コレクションで目立つのは波打つような曲線のフォルム。花弁のような平面のひだを重ねて立体的なスカートを形作ったり、円形の袖のパーツ、波線のスカラップなど、紙に描いた二次元の線をそのまま服に起こしたよう。
■五木田智央の作品を服に
また、過去にもコラボレーションしている五木田智央の作品を起用したカプセルコレクションが登場。服をキャンバスのように用いてアートワークを施したスカーフやシャツ、アウター、スカート、ドレス、パンツなどを発表した。ポーチにプリントされている猫も同氏の作品だ。
ユニークなのはルック22のヴィジュアルで、壁に飾られた五木田の作品と、その前に座るモデルの装いがリンクしている。コレクションピースそのものが造形的で、アートとの親和性を感じさせた。
■アンダース・エドストロームが手掛けた映像
コレクション映像を手掛けたのはスウェーデン出身のアンダース・エドストローム(Anders Edström)。マルタン・マルジェラに見出されファッションの世界でキャリアを築いてきた写真家・映像作家だ。無機質な空間をモデルがただ歩く構成で、静けさの中に足音のみが響く。コレクション映像をひとつのアート作品のように見せた。
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