来日したステラ・マッカートニー
Image by: Stella McCartney
UPDATE
イベントスナップやゲストスナップを追加(5月26日)。
「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が5月16日、下北沢の大型エンターテインメントスペース「アドリフト(ADRIFT)」で一夜限りのイベント「ステラブレーション:トウキョウ(STELLABRATION: TOKYO)」を開催した。デザイナー ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)の来日を記念し、2023年オータムコレクションのプレゼンテーションも披露された。
音楽とファッションにおけるブランドのDNAを活性化し、共有する価値観のもとに開催された今回のパーティー。ステラ本人の主催により、日本の次世代チェンジメーカーたちが集った。会場にはステラの似顔絵をあしらったポスターやフードトラックが登場。ライブハウスのような雰囲気の中、トラックメーカーのリサクリス(LISACHRIS)がターンテーブルを回す。
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そんな中、ステージ上で始まったのはモデルたちによる椅子取りゲーム。2023年オータムコレクションをまとったモデルたちが「ニルヴァーナ(NIRVANA)」などの楽曲に合わせてゲームに興じた。また、メインアクトとしてロックバンド「デイグロー(DYGL)」のパフォーマンスもあり、会場は大きな盛り上がりを見せた。
椅子取りゲームの様子
会場には、モデルの冨永愛や俳優の窪塚愛流、アーティストの空山基の姿も。コロナ禍でなかなか来日が叶わなかったというステラは、多くのゲストたちとの久しぶりの再会を楽しんでいた様子。「生涯にわたり私にインスピレーションを与え続けてくれる人々と文化の国、日本を再び訪れることができ、感激しています」と語る彼女が、今回のイベントと今後の展望について語ってくれた。
ー音楽はあなたの人生において重要な要素であり続けていますね。今回のイベントを開催した理由は?
ステラ・マッカートニー(以下、ステラ):時には、自分の中のインナーチャイルド(内なる子ども)と繋がることはとても重要でしょう? 音楽を感じ、人生や自然を祝福すること。そして楽しむことは何よりも大切です。日本に来るのは久しぶりなので、日本のローカルな文化や音楽を祝福したくて「ステラブレーション(ステラとセレブレーションを掛け合わせた言葉)」を企画しました。今夜出演するバンド(DYGL)もロックンロールで、とてもクールです。
ー先月、ブランド初のカフェ「ステラズ ワールド バイ ステラ マッカートニー」が大阪にオープンしました。クルエルティフリーなファッションとフード、そして音楽を提供する店舗ですが、今後ほかの都市でも展開していく予定ですか?
ステラ:ええ。今回の店舗の反響を見て考えたいと思いますが、すでに多くの方に好評なので、ぜひ他の都市でもやりたいですね。
「ステラズ ワールド バイ ステラ マッカートニー」
ーあなたは長年ファッション界でサステイナビリティを牽引し続け、LVMHグループのサステナビリティ・アドバイザーとしても活躍されています。今、あなたの様々な革命が世界に浸透してきていると実感しますか?
ステラ:私たち「ステラ マッカートニー」は、この業界にポジティブな変化をもたらすことを信じて、率先してサステナビリティの課題に取り組んできました。ファッション業界はこの惑星にとって最も有害な産業の一つです。サステナビリティについての情報やソリューションを人々に示すことはとても重要だと思いますし、私たちは動物を殺さず、ファーやフェザー、レザーなども使いません。地球に対してケアや愛情、善意を向ければ、よりサステナブルな未来をファッション業界にもたらすことができると信じています。
ゲストスナップ
ステラ・マッカートニーとAMIAYA
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