「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が2021年ウィンターコレクションで表現したのは、ドレスアップして外にでかけることへの憧れ。パンデミックによって生活が制限されるようになってから約1年。長いトンネルの先の光を求める気持ちを代弁するような、大胆で華やかなコレクションとなった。
■ドレスに込めた願い
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ロックダウン中に製作されたという2021年ウィンターコレクションで描かれたのは、ファンタジーとリアリティが交差する世界の中で、いつでもアクションを起こすことのできるパワフルな"ステラウーマン"。ブランドのヴィジョン「マッカートニー A to Z マニフェスト」の中の「D is for Desire(願い)」にフィーチャーし、クラシックなスタイルに非日常的なエッジを効かせながら、ファッションの持つ力にフォーカスした。気分が高揚するエキセントリックなドレスアップスタイルを提案しつつ、全体の77%にサステナブル素材を使用するなどファッション界の未来をより良くしたいという願いも込められている。
■パーティーウェアを大胆にスタイリング
シャーリングのボディコンドレス、カットアウトが施されたショートドレス、しなやかな素材のフレアパンツなど、グラマラスなシルエットが特徴。アクア、サンシャインイエロー、スプリンググリーン、リッチなパープルといった鮮やかなカラーがエネルギッシュな印象で、サイケデリックで躍動感のあるプリントはロンドンのクラブカルチャーから着想を得たという。着心地の良いストレッチ素材やニットウェアが多く、一方でアウターには英国の伝統柄であるドッグトゥースなどをメンズライクなコートやジャケットに仕立ててレイヤードしている。
キーアイテムのひとつがMA-1ボンバージャケット。ショート丈、ベスト、オーバーサイズといった様々なタイプが登場した。また、ジッパー付きパンツなどスポーツウェアから着想を得たアイテムを取り入れ、アクティブなミックススタイルが提案された。
■地球に優しいバッグやシューズ、ハート型のサングラス
バッグでは「マキシファラベラ」の新色、「ホーボー」のラウンドタイプとラージトート、そしてアルミニウムチェーンを囲うようにあしらった「フレイム」からは丸みを帯びた小ぶりのタイプが登場。シューズでは、溶剤不使用の生分解性ソールで作られた「チェルシー」ダックブーツ、「グルーヴ」オーバーニーブーツ、そして「スパイク」スニーカーの新作が発表された。スニーカーは、ライニングにエコニール再生ナイロン、一部のタイプにはアッパーにリサイクルポリエステル、そしてソールには廃棄物を再利用した循環型の素材を使用している。
また、パーティー気分を盛り上げそうなハート型のサングラスも登場。再生可能で持続可能な生分解性素材を導入したバイオアセテートとバイオレンズを用いて作られ、サステナブルなアクセサリーが遊び心を演出している。
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