年末恒例となったベストバイ企画のSTAY HOME編。外出自粛期間中にクリエイターの皆さんが買って良かったモノ、ついつい買ってしまったモノ、必要に駆られて買ったモノなどを紹介します。15人目は1729AGENCY代表の戸村直広さんがSTAY HOMEで買ったモノ。

【STAY HOMEで買ったモノ】
-第1回-ダブレット 井野将之
-第2回-チルドレン オブ ザ ディスコーダンス 志鎌英明
-第3回-現代美術アーティスト 加賀美健
-第4回-テンベア 早﨑篤史
-第5回-ビームス 設楽洋
-第6回-画家 中村穣二
-第7回- 小木"Poggy"基史
-第8回- ロンハーマン 根岸由香里
-第9回-スタイリスト TEPPEI
-第10回-ユニオン トウキョウ LONO3
-第11回-ヨシオクボ 久保嘉男
-第12回-シュタイン 浅川喜一朗
-第13回-アーティスト 緒方数馬
-第14回-コラージュアーティスト 河村康輔
-第15回-1729AGENCY 戸村直広

日本に影響を受けたインゴ・マウラーのうちわランプ

【INGO MAURER UCHIWA Wall Lamp.】
　ドイツの照明デザイナー インゴ マウラーによるウォールランプ。1970年代に作られたオリジナルのランプですが、PAMのデザイナーでもあり、アーティストのMisha Hollenbachのパリの自宅で一度見せてもらったこともありずっと気になっていました。友人が買い付けをしている江戸川区にあるお店「Objet d' art」でたまたま見つけ、即購入しました。"光の詩人"とも言われたインゴ マウラーが当時日本のデザインから大きく影響を受けたライトですが、実際に見ると本当に不思議な魅力を持つランプです。（戸村直広）

Objet d' art：公式サイト

「黒澤明。カッコよかった」羅生門のブックレット付きDVD集

【黒澤明 DVD集】
　STAY HOME期間中、Netflixにも飽きて本ばかり買っていましたが、友人に「日本の映画はカッコいいよ、とりあえず黒澤明」と言われ購入しました。そういえば何故か海外の映画ばかり掘っていましたが、黒澤明。カッコよかった。このDVD集に入っている羅生門のブックレットも素晴らしかったです。（戸村直広）

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一律150ドルで売上寄付、NYの医療機関を支援するアーティスト写真

【Pictures For Elmhurst Donation の作品】
　新型コロナウイルス感染症により、大きな被害が出ているニューヨークのコロナ患者を受け入れている「Elmhurst Hospital Center」へのドネーション企画により発足されたあらゆる写真家のプリントを一律150ドルで販売し売り上げを全て寄付するという企画。友人や仕事相手も沢山いるニューヨークに少しでもドネーションができたらという想いと、シンプルに写真界のスーパースター達が集まり、同じプラットフォームで一律の値段で作品を出品しているという状況も面白いと思いました。普段では手に入らないような値段で販売している写真家も多数。$1,380,000（約1億5千万円）もの基金が集まったそうです。 DAVID LYNCH とAlec Soth、Jamie Hawkesworth、Shaniqwa Jarvisの写真を購入しました！ David Lynchの写真をどこに飾るかを考えています（笑）。（戸村直広）

■戸村直広
1729AGENCY代表。 Los Angelesでファッションのキャリアをスタートさせた後、帰国。国内外のブランドのセールス・プロモーション、クリエイティブディレクションまでを手掛ける。1729AGENCYでは、BlackEyePatch、Careering、LANDLORD、loosejoints、sulvam、P.A.M.、NOAHなどをメインに取り扱う。