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【インタビュー】心斎橋パルコが目指すニューコンプレックスビルとは?不要不急と言われる中での商業施設の挑戦

左:緒方道則 心斎橋パルコ準備室長、右:泉水隆 常務執行役員

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左:緒方道則 心斎橋パルコ準備室長、右:泉水隆 常務執行役員

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【インタビュー】心斎橋パルコが目指すニューコンプレックスビルとは?不要不急と言われる中での商業施設の挑戦

左:緒方道則 心斎橋パルコ準備室長、右:泉水隆 常務執行役員

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 「心斎橋パルコ(PARCO)」が、約9年ぶりに復活する。J.フロント リテイリングの完全子会社になってから初の新規物件は、昨年11月にリニューアルオープンした渋谷パルコ、売上最大の名古屋パルコと並ぶ、東名阪の基幹店と位置付ける"肝いりプロジェクト"だ。同社の今後を占う、心斎橋パルコが目指すという"ニューコンプレックスビル"とは一体何か?商業施設としての新たな挑戦について、責任者の泉水隆 常務執行役員、緒方道則 心斎橋パルコ準備室長に話を聞く。

ニューコンプレックスビルとは?

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ー11月、大阪・心斎橋にパルコが戻ってきます。

泉水:今「H&M」が出店している場所に心斎橋パルコがありました。それが建物の老朽化の問題で2011年の9月に閉店。9年の時を経て、ようやく今年11月に大丸心斎橋店北館をパルコとしてリニューアルし、再出店という運びとなりました。大丸松坂屋百貨店とパルコの今後の協業を担うビルなので、非常に力を入れています。

ー心斎橋に対する思いは?

泉水:心斎橋は西の銀座と言われますが、近年は梅田の大規模開発が進み商圏の中心が移ってしまったところがあります。ですが心斎橋エリアにはラグジュアリーをはじめとした良いものが沢山あり、今以上に大丸さんと一緒に魅力的な街にしたいと考えたんです。もちろんパルコとしては、国内でナンバー2の都市である大阪は重要なマーケット。東名阪は最重点エリアで、我々が属しているJFRグループが掲げるエリア開発「アーバンドミナント」戦略の具現化を隣接する大丸心斎橋店新本館と推進していくプロジェクトでもあります。去年9月にオープンした大丸心斎橋店新本館は、新百貨店モデルと呼んでいて、新たな百貨店のスタイルを目指す、重要な店舗となっています。その大丸心斎橋店新本館の横に、心斎橋パルコを開業してシナジーによって街を活性化できればと考えています。

外観正面パース(左:心斎橋PARCO/右:大丸心斎橋店新本館)

Image by: パルコ

ー既存ビルをリノベーションしたことで、投資額約133億円と抑えることができています。

泉水:既存ビルは2005年に再生特別区指定の商業施設として竣工したもので、同地に建っていた村野藤吾氏設計による旧ビルからモダニズム精神を継承し、隣接するヴォーリズ様式の大丸百貨店と並ぶ心斎橋のランドマーク。第27回大阪都市景観建築賞の大阪府知事賞を受賞するなどとても評価の高い素晴らしい建物です。そのため、大丸心斎橋店北館からパルコにリニューアルするにあたり、既存ビルの建築スペックを活かしリノベーションをすることになりました。外壁は新たにドレープの意匠を用いて刷新しますが、元々あった吹き抜け空間を有効活用したり、ライムストーン(天然石材)によるデザインを1、2階と8、9階に残し、1、2階の壁面にはペイントを加えアート表現の場として活用していきます。また、ビル自体は地下2階から地上14階で、屋上もありますので、実際には17層の高層ビル。これはパルコの中で一番高い商業ビルになるんですよ。パルコとして高層ビルの運営のノウハウを培っていくビルとなります。

ー渋谷パルコのコンセプトは唯一無二の商業施設。心斎橋パルコは何を目指すのでしょうか?

泉水:ファッションビルと百貨店の枠を超えた新しい都市型ビル「ニューコンプレックスビル」として運営します。渋谷パルコの「モード・アニメ・NEW飲食・アート」に、百貨店のテーマ「ラグジュアリー・高級飲食・ゴルフ&スポーツ」を加え、そこに無印良品や東急ハンズなど大型専門店と都市型シネマコンプレックス、多目的スペースや大型イベントホールを導入することで新たな「ニューコンプレックスビル」を提案していきます。渋谷パルコで好評のカルチャーやアートの要素を取り入れつつ、ラグジュアリーブランドを集積し、加えて百貨店が得意とする高級飲食やスポーツ、ゴルフ売り場を作ったり。百貨店とファッションビルの融合、あとカルチャーミックスですね。

ーカルチャーミックスというのは?

泉水:大阪のカルチャーと東京のカルチャーをミックスしたビルにしたいと考えています。他の街でもこのコンセプトでやってはいますけど、どうしても東京の色が強くなってしまうのが実情。ただ大阪は日本ナンバー2の都市であり独自のカルチャーを持っているので、大阪と東京それぞれの良さをうまいバランスでミックス、対比させる、というのがビルコンセプトの一つです。これはもちろんテナントを誘致する際の軸にもなりましたね。大阪にはとてもリスペクトすべきクリエイターが沢山いる。東京のカルチャーだけじゃない、大阪にも面白いものが沢山あると思えたことがこのコンセプト設計に繋がっています。

泉水隆氏

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ーミックスの観点で言えば、J.フロント リテイリングの完全子会社になったからこそ、大丸との連携も成功するための鍵になってきそうですね。

泉水:そうですね。具体的な施策としては、ビルを連絡通路で繋げることに加えて、PARCOカードと大丸松坂屋カードを連携して、双方のカード利用によるポイント付与で顧客交流を図ります。また、心斎橋パルコを作るにあたって大丸さんのチームとは、一緒にプランニング・リーシングを進めました。特に上層階のテナント勧誘では大変活躍して頂きました。さらに大丸百貨店のスタッフさんに様々なアンケートをさせて頂いたりもしたんですが、例えば意外と心斎橋エリアには喫茶店が少ないだとかいう情報を取得できプランに反映しました。あとやはり大丸さんがもつ顧客データは大きかったですね。強いマーケティングの武器になりました。また東急ハンズや無印良品、フランフラン(Francfranc)といった、すでに顧客を持つ店舗にも入って頂き、売上を固く取りにいきました。

ー年間テナント取扱高目標の約220億円はコロナ前に設定した目標額ですか?

緒方:そうです。コロナ前に事業計画ベースで考えたものです。今はコロナの影響で周りの施設の売上は厳しいようですし、高い目標と認識はしていますが、尽力すればコロナが落ち着いた暁には達成できる数字だとみています。

約170店が出店する心斎橋パルコの目玉コンテンツは?

ー渋谷パルコではアートが人気とのことですが、人気の理由は何だと思いますか?

泉水:6月以降の、蜷川実花さんの写真展ポケモンとダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)の展覧会も凄い動員数があって、アートはコロナに勝てるんじゃないかと思ってしまうほどです。ただもちろんアートだったら何でもいいわけではなく、ポケモンが初めてアーティストと組んだり、蜷川さんも「東京」というテーマで、今のホットな人物にスポットを当てた写真展を行ったからなんですよね。それこそ最近行われた「ビッシュ(BiSH)」の配信イベントも20万人の参加と好評でした。

ーアートイベントの成功は現場スタッフの企画力があったからこそ?

泉水:そう思います。コンテンツを伝える側の人間として、企画はやっぱり磨かれていないといけません。弊社では、それこそアートやカルチャーに敏感な若いスタッフの声が反映されやすい環境がありますので。担当者が自分のやりたいものをやっているだけとも言えるかもしれませんが(笑)。もちろん心斎橋にもそういったスタッフはいます。それを実現できるスペースが14階に2つもできるわけですから、心強いですよ。何をやっても「パルコっぽい」と言われるところがパルコの強みでもあるので、現場のスタッフたちは自由にやっています。それこそ舞台裏では、みんなやりたいものをやるために、スケジュールを争ってスペースの奪い合いをしているんですよ(笑)。

泉水さんは渋谷パルコリニューアルの責任者でもありました。渋谷パルコで評判だったコンテンツは心斎橋パルコでも発信していく?

泉水:12~14階まで「滝の広場」という吹き抜けがあるんですが、ここにアート作品を展示したり、6階には西日本初出店となる「ゴジラ・ストア OSAKA」や「CAPCOM STORE OSAKA」、「刀剣乱舞万屋本舗」など、渋谷パルコで評判だったゲームやアニメコンテンツを集積します。渋谷はあえてマーケティングをしませんでしたが、大阪は商売の仕方が違うところがあるので、心斎橋は大丸さんの力も借りてマーケティングにも力を入れましたね。

ー商売の仕方が違うとは?

泉水:大阪の市場規模は概算で東京の2分の1なんですよね。そうすると必然的に、東京よりやはりオーバーストア気味になってしまう。それでどうビジネスしているかと言うと、大阪では接客がお客さんに近くてフレンドリーなんですね、特に飲食で。それは新規よりも再来店の顧客を作り、何回も来てもらって売り上げを作っていくというビジネスモデルだからなんですよ。ではそうしたマーケットの中で我々はどうするか。例えば、渋谷パルコでは攻めの姿勢でファッションフロアを作っていきましたが、心斎橋では攻めというよりは顧客づくりも含めてバランスを重視したんですよね。なのでラグジュアリーからモード・アラフォーなどバランス良く企画して、「ランド オブ トゥモロー(LAND OF TOMORROW)」や「ストゥディオス(STUDIOUS)」などのセレクト業態にも出店してもらいます。

緒方:リーシングを進める中で、大阪の方は皆「ゾーニングは分かりやすく作らなきゃだめ」とおっしゃるんですよ。泉水が言ったようにエッジの効いたものばかりではなくて最初はわかりやすさ、それから徐々にそういった尖ったブランドを取り入れていくことが大切なんだというのは現地の方の意見として出ていました。あと大丸に一年ほど出向していたんですけども、そこで百貨店には行くけれどもファッションビルには行かない、またはファッションビルには行くけど百貨店に行かないという人がかなりはっきりと分かれているという気付きがありました。百貨店とパルコでは顧客層に違いがあるので、そこでどううまくミックスしていけるか。そこが一番の課題でしたね。

緒方道則氏

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ー館内には約170店が出店。目玉コンテンツは?

泉水:14階の多目的スペースとホールですね。大丸さんから継承し、旧大丸心斎橋劇場は、舞台設備と270席の可変座席を有する「SPACE14」、144坪の大型の旧大丸心斎橋ホールは「PARCO EVENT HALL」として生まれ変わります。この2つのスペースを活用して、渋谷発の演劇や映画、音楽、アート、カルチャーなど、パルコの文化的情報の西の発信拠点にしていきます。それから大阪初の6階のゲームやアニメなどポップカルチャーを扱うフロアですね。もちろん1、2階のラグジュアリーMIX売場は、大阪でも"イケてる"ファッションフロアになれると思います。

緒方:リーシング面で苦労したのはやはり1、2階で(笑)。でも大変だった分、ファッションエリアは目玉の一つだと自負しています。「サカイ(sacai)」はメンズ、ウィメンズが並ぶので、大阪のフラッグシップショップと言っても過言ではないと思いますし、それは「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」も同様です。「ヴァレクストラ(Valextra)」も、今回ミナミエリア初となる店舗になりますし、あと「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」はメンズ、ウィメンズ複合の新業態になってくるのでかなり力が入っています。これだけフラッグシップが集積できるというのは、他にはない強みだと思いますね。また「カラー(kolor)」や「ファセッタズム(FACETASM)」の関西初の店舗もできますし、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のコンセプトショップ「マッドストア アンダーカバー(MADSTORE UNDERCOVER)」や「ポーター エクスチェンジ(POTER EXCHANGE)」といった渋谷パルコにしかなかったショップも入ります。

ー大阪発のファッションテナントも特徴の一つ。

緒方:大阪の古着MIX「フェザーズゴッファ(fethers goffa)」の新業態などがオープンします。ファッションショップは渋谷の2分の1程度ですが、コンパクトながらラグジュアリー・モードとストリートとセレクトをうまいバランスで融合できたと思っています。

飲食をはじめ、大阪の有名店が数多く出店しますね。

緒方:コロナ対策のため2021年3月のオープン予定となりますが、地下2階は「心斎橋ネオン食堂街」という名の下、飲食25店舗が入ります。アメ村カルチャーの仕掛け人・ヤマモトヒロユキさん、オガワジュンゾウさん、南方学さん、古谷高治さんが手掛けるエンターテインメント&カルチャー発信スペース「TANK広場」を中心に、人気行列店の「フレンチおでん赤白」や「立喰酒場金獅子」、スタンドふじの新業態「ニューすしセンター」、マジックバー「Mr.Shinの店」、アメ村の異次元空間バー「FAR PLANE」、前川誠さんという大阪ナンバー1バーテンダーが手掛ける会員制バー「前川別邸」の別業態、全日本スナック連盟とパルコが共同企画し提案する新しい形のスナックなどをラインナップする予定です。あと新生渋谷パルコでも好評だった、旧渋谷パルコのネオンサイン「A」をここに展示します。

渋谷パルコに展示されているネオンサイン「P」。「R」「C」も同様に展示されているが「A」と「O」は渋谷には設置されていない。

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ー近年商業施設ではコスメの比重が高まっていますが、心斎橋パルコはどうですか?

緒方:駅直結立地を生かした地下1階に「SHINSAIBASHI MARKET」という食物販・イートイン・コスメの売り場を作ります。「イニスフリー(innisfree)」や「コスメキッチン ビューティー(Cosme Kitchen Beauty)」「アルビオンドレッサー(ALBION DRESSER)」などが揃い、イートインスペースを設置することで女性が気軽に立ち寄れる環境づくりを行います。

不要不急の商売と言われる中で、商業施設が目指すべきもの

ーパルコは「インキュベーション」「情報発信」「まちづくり」に力を入れてきました。心斎橋はどうでしょうか?

泉水:4階にはパルコの新事業でデザイナーやクリエイターなどを主なターゲットに据えたギャラリー・配信スペースを併設したワーキングスペース「スキーマ(SkiiMa)」を展開し、ビジネスのインキュベーションを進めて行きます。14階の「SPACE14」・「イベントホール」でのイベントはもちろん、ビル全体で様々な情報を発信します。まちづくりに関しては、お伝えした心斎橋を盛り上げていくという部分になりますが、牧山(牧山浩三 パルコ社長)が渋谷パルコのことを渋谷の"へそ"と呼んでいて、それこそ心斎橋は大阪の"へそ"なんじゃないかと思うところがあります。地下鉄しか通ってないんですけども、梅田から10分だったり、難波にも歩いて行けたりとまさに大阪の"へそ"のような場所なんですよね。アメ村や堀江の路面店、ラグジュアリーが揃う「御堂筋」、国内有数の通行客を誇る、商店街「心斎橋筋」。アメ村なんかは若い人が戻って来ていて、面白いファッションがどんどん生まれていっている。大阪のストリートファッションが活性化している中で、さらなる発展に我々も加わっていきたいと考えています。

ー渋谷と同様、デジタルやテクノロジーもうまく活用していく。

泉水:渋谷でも取り組んだ3次元空間での新しい表現と体験のデザインを開拓するプロジェクト「NEWVIEW」の作品を14階の吹き抜けに設置する予定です。渋谷パルコでは、1ヵ月25,000人動員しました。また大阪大学の石黒浩教授の研究室とパルコは協業して色々なことをやっているんですが、オープン時には普及型社会的対話ロボット「ソータ(Sota)」君を導入して、インフォメーション案内をしてもらいます。

ー「立ち止まって、考えました。やっぱり必要、なんです。」というフレーズが印象的な開業広告は箭内道彦さんらが制作。

泉水:新型コロナウイルスの感染者が出てからもうすぐ1年が経とうとしていますが、本当に10年分くらいのことがあって、消費のあり方についても色々と考えました。その中で我々パルコが提供するべきものとしては、「やっぱり必要なんです」という価値観なんじゃないかなと。当たり前のことではありますが、パルコのビジネスは不要不急の商売と言われる中で、「モノ・コト・アート」を磨き上げていかなければいけない。妥協せず、差別性があり希少性の高い「本物」、あえて言えば、「本物の不要不急」を追求していくということしかないと思うんですよ。

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Image by: パルコ

ーコロナの影響からリーシングなど変更、調整した点はありますか?

泉水:「ステイホームMD」でインテリア、リビングを強化しました。あとは「学び」というところでサービスを編集しています。英会話・カルチャースクール/カフェ・ゴルフ・料理などです。それらの授業配信も取り組んで行きます。

ーJ.フロント リテイリングは2021年2月期の通期連結業績予想で最終赤字260億円に下方修正。パルコ事業も店舗休業や営業時間短縮で苦戦しています。

泉水:やはり渋谷や池袋、名古屋など広域集客のところほど厳しかったですね。今スクラップアンドビルドを進めていて、千葉大津をクローズし今回の心斎橋のように都心を強化していく方針でいましたが、コロナ禍で調布や浦和の売り上げが良かったことも踏まえると、それでいいのかと思うところは正直あります。都市集中型戦略も考え直す必要がある。提供するモノ・コトだけでなく、エリア・マーケットの変化も、これから真剣に考えていかなければと思っています。

ー最後に大阪に住む人に向けてメッセージを。

泉水:パルコのフィルターを通して、東京と大阪の良い所をうまく統合したビルになっていると自負しています。パルコだからこそできる、世間でまだフィーチャーされていない部分を沢山盛り込んでいるので大阪の方にも楽しんで頂けるはず。コロナの影響で地下2階の「心斎橋ネオン食堂街」、12階のシネマコンプレックスは2021年初春、13階の食フロア「御堂筋ダイニング」は2021年1月オープン予定と、11月にグランドオープンとはいきませんでしたが、対策を講じながら安全・安心な店づくりに努めていきたいと思っています。

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(聞き手:芳之内史也)

泉水隆
1960年9月生まれ。1983年4月にパルコ入社。各店店長を歴任し、2007年3月に執行役浦和準備室室長に就任。その後関東店舗グループ担当や新規プランニング部門担当などを経て2019年3月からPARCO開店準備室担当となり、新生渋谷パルコの開発に携わる。

緒方道則
1968年12月生まれ。1992年パルコ入社。地方店(千葉・宇都宮)・大型店(名古屋)などで改装実務を経験。2006年静岡店準備室以降、仙台店・上野店・仙台2と準備室を多く歴任。2013年から1年間大丸松坂屋百貨店へ1年間出向。2017年9月より現職。

■心斎橋PARCO 公式サイト

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