seidaiをご存知だろうか?InstagramやTikTokでのファッション動画で注目を浴び、「バーバリー(BURBERRY)」「カルバン・クライン(Calvin Klein)」などの世界中のブランドからラブコールを受ける、新世代のクリエイターでファッションアイコンだ。現在はモデルや俳優としての活動もスタートし、「カラー(kolor)」「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」のランウェイを歩くなど、着実に表現の幅を広げている。
文化服装学院を卒業後に立ち上げたブランド「ウェルカム トゥ カレッジ(welcome to COLLEGE)」は、オンラインで販売時に即完売する人気ぶり。現在、渋谷パルコで実施中のポップアップストア「YEN TOWN MARKET POPUP」内でウェルカム トゥ カレッジの商品を販売し、4月2、3日にはseidaiも店頭に立って接客をするという。
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独自のスタイルをクリエイティブに発信する、seidaiとは一体何者なのか?ファッションを通して、グローバルに活躍する夢を持つ21歳の素顔に迫る。
seidai
2000年5月22日生まれの21歳。広島県福山市出身。SNSを軸として様々な形で自身のファッションを発信する。企画と編集全て本人が行うInstagramのリールやTikTok動画で注目を集める。186cmの長身を生かし、モデル、俳優としても活動。
TikTok
Instagram
―出身は?
広島県福山市です。高校卒業後に文化服装学院に進学し、東京に出てきました。
―文化ではどのようなことを学んだんですか?
ファッション流通科で、基礎的な服作りの工程やマーケティングなどを学びました。2年間でしっかりファッションの知識を増やすことができたと思います。
―ファッションを好きになったきっかけは?
中学生の時、好きな女の子とのデートで「ダサい」と言われたのがショックで(笑)。そこから外見に気を使おうと、服に興味を持ったのがきっかけです。学生時代はお金もなかったので、古着屋へ行って服を探すようになりました。その子は、それがきっかけで僕がファッションの道に進んだとは知らないと思いますが、感謝していますね。
―いつからSNSで動画をアップするようになったんですか?
2020年、文化服装学院の2年生のときに新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、オンライン授業になったとき。1人の時間が増えて、将来の就職を考えたら、SNSのフォロワー数や自分をブランディングすることが大事だと思いました。TikTok用の動画を撮り始め、同時期にInstagramのリール機能も始まって、アップしていくようになりました。
―着替えなどの動画でファッションの内容が多く見られますが、服はどのように選んでいる?
学生時代から下北沢の古着屋「ノイル(NOILL)」でアルバイトとして働いていて、店の商品を着用してきました。
―動画はどのように撮影を?
いいなと思う曲を見つけたり、この服で撮りたいなと思ったりしたときに撮影するようにしています。もともと高校時代にダンス部に入っていて、ミックスチャンネル(現ミクチャ)でダンス動画を作ってきたので、その時からのスキルが役立っていますね。
―1本の動画を作るのにどのぐらい時間をかけていますか?
大体1〜2時間、長くても4時間くらいです。
―動画制作のチーム体制は?
最初は1人でしたが、その後は友人のShinと一緒に撮り合うことが増えました。最近は、動画のプロフェッショナルのGAKUも加わって、3人でトリックや構成を考えながらチームで撮影を行うことも増えました。3人で作ることで、クオリティが向上していくのを実感しています。
―どのようなことを意識して動画を制作しているんですか?
InstagramやTikTokで自撮り動画をアップすることに抵抗がある人は多いと感じていて、僕はファッションを通してそこを変えたいと思いました。本を読んで知識を得ながら、ファンの支持を得られるような動画作りを研究して、アップ時間や動画の撮り方なども試行錯誤していきました。
―動画をアップしていて、驚いたことは?
ブランドとの協業など嬉しいお誘いをいただくこともあるんですが、実は20年12月にInstagramがハッキングされて、アカウントが消えてしまったんです。Instagramの運営らしいアカウントからDMが来て、認証バッジ(公式マーク)を付けてくれるという内容だったんですが、送られてきたURLにパスワードを入力したところ、アカウントが無くなり本当にショックでした。今は新しいアカウントを立ち上げてフォロワーさんも戻ってきてくださっている状況です。多発しているようなので、皆さんも気をつけてくださいね。
―ブランドとの取り組みも行っていますね。
これまでSNSでは「バーバリー」「カルバン・クライン」「モンクレール(MONCLER)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「H&M」などのブランドとご一緒させていただく機会がありました。新しい価値を生み出しているブランドに協力して、リアルにファッションを発信していきたいです。
―モデルや芸能活動はどのようにスタートさせたんですか?
友達にモデル活動をしている人が多く、2020年9月に東京で開催された「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のショーに登場していたんです。素晴らしいショーに参加できていることがすごくうらやましくて、僕も出てみたいと強く思ったのがきっかけです。モデルとしては「カラー」のショーでデビューさせていただき、現在はSTARBASE®にマネジメントをお願いしています。
―印象に残っている仕事は?
NTT docomoの広告のお仕事です。渋谷駅にドーンと自分の写った広告が出たことはこれまでの人生の中でも衝撃的な経験でした。横田真悠さんと窪塚愛流さんと共演させていただいたのも良い刺激になりました。
―好きなデザイナーや憧れている人はいますか?
好きなデザイナーはたくさんいますが、特にNIGO®さんを尊敬しています。僕もNIGO®さんのように自分のスタイルを発信して、世界中で活躍できるようになりたいと思います。
―今ハマっていることは?
カメラを使って写真や動画を撮ること。またニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)で、スマブラ(スマッシュブラザーズ)で遊ぶのもハマっていますね(笑)。
―ファンの人との交流はある?
今まで街で声をかけてもらえることはあったんですが、コロナもありイベントを開催ことができていませんでした。4月2、3日に渋谷パルコで行われるポップアップストア「YEN TOWN MARKET」の店頭に立つ予定なので、そこでみなさんとお会いできると思います。僕のブランドのウェルカム トゥ カレッジの商品も並ぶ予定です。
―ウェルカム トゥ カレッジは即完売するほど人気ですが、どうしてこのブランド名に?
自分の描く学校は、約束をしなくても友達と会え、人と繋がれる場所で、自分を1人の人間として見る事ができ、人と団結できる場所でした。このブランドの服を着る事で1人の同じ人間であり仲間であると感じ、そしてそれが印となって、みんなを繋いでくれるきっかけの場所になれば良いなと思い学校をブランドネームに入れました。
seidaiが手掛けるウェルカム トゥ カレッジのニットベスト
Image by: FASHIONSNAP
―今後の目標は?
世界に出ていくこと。まだ海外に出たことはないですが、今後はどんどん世界中に活動の場を広げていきたいと思っています。将来的には自分のスタイルを確立して、ファッション業界に名前を刻めるような人になりたいです。
■YEN TOWN MARKET POPUP
日時:3月29日(火)~4月13日(水)
開催場所:渋谷PARCO 1階 POPUPスペース
開催時間:11:00-20:00
参加ブランド:YEN TOWN MARKET、TOYOTA、Nujabes、welcome to COLLEGE、ON:U
(※welcome to COLLEGEのアイテムはなくなり次第終了)
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