トップ特集・連載ファッション主要ニュースファストリが過去最高業績更新、阪急阪神百貨店が年始休業日を延長、ミケーレの「ヴァレンティノ」ランウェイデビューを考察…(10/6〜10/12)【5分でわかる主要ニュース】
10月6日〜10月12日に掲載したニュース・特集・連載記事から主要トピックをピックアップ。
目次
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ファストリが売上3兆円到達で過去最高業績更新
- ファーストリテイリングが、企業として初めて売上収益3兆円、営業利益5000億円を突破した。グローバルでユニクロの知名度が高まったことで、顧客層が拡大。観光客の需要を取り込めたことも寄与し、2024年8月期通期(2023年9月〜2024年8月)で過去最高業績を更新した。
- 国内ユニクロ事業は、期を通しての高気温を見越して夏物コア商品の在庫を戦略的に確保したことが奏功し、増収と大幅な増益を達成。売上収益は9322億円で、1兆円目前となった。
- グローバル化に伴い注力している海外ユニクロ事業は、全ての地域で営業利益率15%以上を実現し、全体として大幅な増収増益を達成した。
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阪急阪神百貨店が年始休業日を延長、阪急うめだ本店など10店舗が1月2日まで休業に
- エイチ・ツー・オー リテイリング傘下の阪急阪神百貨店が10月7日、2025年の年始から1月2日まで休業日を延長することを発表した。従来は1月1日のみを休業日としていた。
- 対象店舗は、阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)、千里阪急、高槻阪急スクエア、川西阪急、宝塚阪急、神戸阪急、阪急メンズ東京、阪急百貨店大井食品館、阪神梅田本店、阪神・にしのみやの10店舗。延長の理由は、取引先も含めた従業員の就労環境の改善、働く場としての魅力向上による人材確保と説明した。
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LVMHアルノー一家がフットボールクラブの経営に参入か フランス2部パリFCの過半数株式をレッドブルと共同取得へ
- LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(以下、LVMH)の会長兼CEOを務めるベルナール・アルノー一族が、エナジードリンクを展開するレッドブルと共同で、仏2部のフットボールクラブ「パリFC」の過半数株式取得に向けて動いていると海外メディアが報じた。
- 最初に報道した現地メディアのレキップによると、アルノー家は持ち株会社である投資会社フィナンシエール・アガッシュを通じて株式の約55%を、レッドブルは約15%を取得する予定。同クラブの大株主でもあるピエール・フェラッチ会長は残りの30%を保有するが、2027年にアルノー一族が買い取るという。
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マイテレサがリシュモンから「ユークス・ネッタポルテ」の全株式取得へ
- ドイツのファッションECサイト「マイテレサ」を擁するMYTネザーランド(以下、マイテレサ)は10月7日、スイス・ジュネーヴを拠点とするリシュモンからユークス・ネッタポルテ・グループの全株式を取得すると発表した。取引は2025年上半期に完了する予定となっている。
- リシュモンは5億5500万ユーロ(約900億円)で売却予定で、負債はないという。対価として、リシュモンはマイテレサの株式33%を譲受する。
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ワールドグループがライトオンにTOB、トップ交代で経営再建へ
- ワールドと日本政策投資銀行による投資会社W&Dインベストメントデザインが、ライトオンの子会社化を目的としたTOB(株式の公開買い付け)を実施することを発表した。
- ライトオンは2024年8月期の業績で、売上高388億800万円(前期比17.3%減)、営業損失50億円(前期は9億2200万円)、純損失121億4200万円(同25億4500万円)を計上するなど、赤字体質に陥っている。2023年2月に取引先金融機関から単独での事業継続が困難との見解が示されたことを受け、複数の事業会社に業務提携を打診してきた。その後業績が更に悪化したことで、今年6月に事業再生支援を前提とした業務提携を正式に依頼したところ、ワールドからTOBを実施したい旨の提案を受けたという。
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ゲオが上下セット1098円のスウェットでオリジナルアパレルに本格参入
- 「ゲオショップ」や「セカンドストリート」などを展開するゲオが、2024年秋冬からアパレル事業に本格的に参入すると発表した。手始めとして、メンズ・ウィメンズのスウェットのセットアップ3型と、ウィメンズの裏起毛タイツ、レギンス、ソックスを10月10日からゲオオンラインストアで、翌11日から全国のゲオショップ853店舗で販売している。
- 同社はレンタル事業に代わる新たな事業の柱として、コロナ禍に「おうち時間を充実させる」という点で親和性の高いリテール事業の強化に着手。オリジナル商品を拡充することで「バラエティストア」への業態転換を目指している。
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H&Mがヴァージンダウンの使用廃止へ 2025年末までに
- ヘネス・アンド・ マウリッツ(H&M)グループが、アヒルやガチョウから採取されるヴァージンダウンの使用を段階的に廃止する。
- 同社は、2025年末までに自社ブランドのジャケットや枕などに使用するダウンや羽毛を、リサイクルしたもののみに変更する計画。現在、同社製品で用いているダウンと羽毛の約90%は使用済み製品からリサイクルされたものを使っているという。
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卸先に販売価格を指定するのは独禁法違反? ファッション業界の「小売価格」を巡る疑問を解説
- 2024年8月、日清食品がカップ麺の店頭価格を指定した水準まで引き上げるよう小売業者に要請したことが独占禁止法違反(再販売価格の拘束)の疑いがあるとして、公正取引委員会が同社に対して警告を行った。同件は食品業界での事例だが、ファッション業界においても、ブランド側が小売店にセール販売を認めないケースなどが見られるものの問題化されていない状況や、そもそも小売価格についての理解や認識が曖昧な現状がある。
- 日清食品が公正取引委員会から警告を受けた理由から、販売価格について独占禁止法で定められている内容、ファッション業界での事例まで、ファッションローに詳しい平川裕氏が弁護士への取材をもとに解説する。
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アレッサンドロ・ミケーレの「ヴァレンティノ」ランウェイデビューを考察 "非実用的"な装飾主義はモードの風向きを変えるか?
- 今年4月、アレッサンドロ・ミケーレが「ヴァレンティノ」のクリエイティブ・ディレクターに就任するというサプライズなアナウンスが、業界に衝撃を与えた。ランウェイデビューに先立ち、6月にはルックブック形式で、メンズとウィメンズ合わせて171ルックという大ボリュームの2025年リゾートコレクションを発表。それらは"ミケーレ流のヴァレンティノ"というよりも、"ヴァレンティノ風のミケーレ"と受け取れる内容だった。
- 前職の「グッチ」時代に見られた“ミケーレらしさ”が存分に発揮されたリゾートコレクションに続く、初めてのランウェイショーである注目の2025年春夏コレクション「Pavillon des Folies(狂気のパビリオン)」をレポート。
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