8月18日〜8月24日に掲載したニュース・特集・連載記事から主要トピックをピックアップ。
目次
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田名網敬一が死去 大規模回顧展開幕後に
- アーティストの田名網敬一が、くも膜下出血のため8月9日に亡くなった。88歳だった。葬儀は田名網自身の遺志により、親族および関係者のみで執り行ったという。田名網は、今年6月下旬に骨髄異形成症候群を患っていることが判明し療養を続けていたが、その後7月末に突如発症したくも膜下出血が死因となった。
- 同氏は、1960年代からグラフィックデザイナーとして活動。アートからファッションまで様々なジャンルを横断したコラボレーションを手掛け、ニューヨーク近代美術館でも作品が常設展示されている日本を代表するアーティストの1人。幼少期に体験した戦争をはじめ、大腸カタルや結核、癌の闘病生活といった生死をさまよう過酷な体験を反映した、極彩色のグラフィック作品で知られる。
- 同氏は亡くなる2日前の8月7日から、国立新美術館で世界初の大規模回顧展を開催している。
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シャネルがジュネーブの時計ブランド「MB&F」の株式25%を取得
- 「シャネル」が、スイス・ジュネーブの時計ブランド「マキシミリアン・ブッサー&フレンズ(MB&F)」の株式25%を取得した。パートナーシップ締結後も、MB&Fの創業者マキシミリアン・ブッサー氏は株式60%を、同氏のビジネスパートナーで研究開発と生産責任者を担当しているセルジュ・クリクノフ氏は株式15%を引き続き保有し、MB&Fを率いる。
- MB&Fは、世界初の時計コンセプトラボとして2005年に設立。時計製造のプロフェッショナルを集め、先鋭的なウォッチのデザインと製作に取り組みながら小規模で展開し、現在は年間約3500本を製造している。「ジュネーブ時計グランプリ」では、最高賞である「金の針賞」を含む9つの賞を受賞。これまで独立企業として経営し、2023年の売上高は4540万スイスフラン(約78億円)だった。
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ANAPがトップ交代、新社長は27歳
- 「アナップ」を展開するANAPが、8月20日に開催した取締役会で新代表取締役社長に若月舞子氏が就任する人事を発表した。10月3日開催予定の臨時株主総会および取締役会で正式に決定する。
- 若月氏は、1997年1月9日生まれの27歳。2018年、慶応義塾大学在学中にスキルシェアサービスを運営するexpeetを立ち上げ、2021年に生理用吸水ショーツ「&mooned」を展開するimmunityを設立した。
- 人事理由は、7月31日付で発表した事業再生ADR申請に伴い、経営体制の抜本的な改善を図るためと説明している。
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「VOGUE」擁するコンデナスト、ChatGPTを展開するOpenAI社とパートナーシップ締結
- 「ChatGPT」を展開するOpenAIが現地時間8月20日、コンデナストとのパートナーシップ締結を発表した。今後「VOGUE」や「GQ」、「WIRED」などコンデナストの出版物で扱うコンテンツが、OpenAI社のChatGPTや、「SearchGPT」のプロトタイプなどのAIツールに表示されるようになる。
- ChatGPTは、2022年11月に公開された対話型AI。対話形式で質問に回答するサービスで、歴史や数学などの知識提供をはじめ、文章生成やテキストの要約や翻訳なども行える。現在試験段階のSearchGPTは、情報や信頼できるコンテンツソースをより速くより直感的に見つけるための新しい検索機能。同ツールではニュース記事への直接リンクを提供し、ユーザーがソースから直接、より詳細なコンテンツを簡単に探索できるという。
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クレア・ワイト・ケラー手掛ける「ユニクロ:シー」から初のメンズアイテムが登場
- クレア・ワイト・ケラーが手掛ける「ユニクロ:シー」が、初めてのメンズアイテムを加えた2024年秋冬コレクションを9月6日に発売する。ユニクロ73店舗と公式オンラインストアで取り扱う。なお、一部アイテムは全国の店舗で販売する。
- 初登場となるメンズアイテムは、日常使いにフォーカスしたアイテムを展開。構築的なシルエットを取り入れたセットアップ可能のスウェットや、ウールブレンド素材のダブルフェイスコート、しわ加工を施したデニムパンツ、ハリのあるブロード素材を使ったオーバーサイズシャツ、アクセントカラーのスニーカーなど計12アイテムをラインナップする。価格帯は3990〜1万2900円。
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経産省が「繊維製品の洗濯表示に関する取扱い表示記号」を改正、国際規格に整合
- 経済産業省が、繊維製品の洗濯表示に関する表示記号およびその表示方法(JIS L0001)の改正を8月20日に発表した。
- 改正は、2023年12月に洗濯表示に関する国際規格(ISO 3758)が変更されたことに伴い、国際規格に整合することを目的に実施。今回は新たに「液温30℃を限度とした手洗い処理記号」と「底面温度120℃を限度としたスチームなしのアイロン処理記号」の2つのマークを追加し、3種類の既存アイロン処理マークの上限温度を変更した。また、これまでスチームなしの意味を持っていた低温のアイロン処理マークは、スチームの有無を問わないマークに変更。そのほか、「手洗い洗濯表示記号」の手の形状や、禁止記号の「×」の位置を微修正し、2つの既存クリーニング処理マークについては新たな溶剤の使用を許可した。
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NY州でファッション労働者法が採択、モデルの労働環境はどう変わる?
- 2024年6月、ニューヨーク州議会がファッションモデルの権利拡大と搾取からの保護を目的とした法案「ニューヨーク州ファッション労働者法」を採択した。近年欧米を中心に議論や対策が進められてきたファッションモデルをめぐる「労働環境・条件」や「痩せ過ぎ」「セクシャルハラスメント」といった問題は、日本ではまだ比較的認識が薄いものの、関心や重要性は確実に高まっている。
- 本稿では、これまで世界で問題視されてきたモデルを取り巻く状況とその対策から、今回ニューヨークで採択された法案の要点、日本の「モデルの労働環境保護」の動きの現在地まで、ファッションローに詳しい平川裕氏が解説する。
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破産寸前から復調、紆余曲折を経た「ボルサリーノ」の現在地
- 創業167周年を迎えるイタリアの老舗帽子メーカー「ボルサリーノ」。熟練の職人の手による50以上の工程を経て完成するフェルト素材の中折れ帽や手編みの麦わら素材のパナマハットで人気を博し、現在も世界中のセレブリティが愛用している。一方で、元オーナー マルコ・マレンコの脱税と税金詐欺による逮捕や、一時は破産寸前に陥るなど、経営面では紆余曲折を経てきた。そんな同ブランドの業績は、現在復調傾向にあるという。そして、日本市場では日本企画によるライセンス商品の展開の再開も計画されている。老舗ブランドは、低迷時期からどのように復活を遂げたのか。
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