
(左から)尾花大輔、高橋盾、清永浩文、落合宏理
Image by: FASHIONSNAP
「六本木ヒルズ」が3月末、大人の男性に向けたフロアとしてウエストウォーク4階を一新したことが話題となった。驚きを与えたのは、その充実した顔ぶれ。特にアンダーカバー、ソフ、エヌ.ハリウッド、ファセッタズムの進出は、ストリートに強い東京のメンズファッションが新たな領域に踏み込むステージの幕開けを感じさせた。今回、グランドハイアット東京内のジャズバー「マデュロ」で4ブランドのデザイナーによる会合を開き、六本木に出店した意図や大人の遊び場などについて、ざっくばらんに語ってもらった。
■実はよく来ている六本木ヒルズ
―まずはこの「六本木ヒルズ」についてお話ししたいと思います。
N.HOOLYWOOD 尾花大輔(以下、尾花):僕と清永さんは前からよく来てますよね。
SOPH. 清永浩文(以下、清永):そう。僕はここのジムに週2〜3回通っているので。この辺りは、知り合いとか結構色んな人に遭遇するよね。
尾花:聞いたら、六本木ヒルズのお客さんの50%以上が港区の住民らしいですよ。
―ITや外資系企業の拠点というイメージが六本木ヒルズには強いのもあって、4ブランドの出店は正直意外でした。
尾花:そういうイメージもあるかもしれない。ただ、僕らが出店した4階はリアル使いのお客さんが多いフロアだそうです。それと、ホテルとつながってるフロアだから外国人の宿泊客も多いみたいですね。

N.HOOLYWOOD店内:NYで発表しているコレクションラインの他、よりフォーマルなN.HOOLYWOOD COMPILEでは従来のスーツに加えて冠婚葬祭にまつわる商品も展開。オープン時には「きものやまと」と協業しスーツ地で仕立てた着物を販売している
―落合さんは、表参道に続いて六本木と、"ヒルズ"出店が続いていますね。
FACETASM 落合宏理(以下、落合):はい。ちょうど東京コレクションの先がなかなか見えない頃にお話を頂いたのが「六本木ヒルズ」なんですが、「やってみたい」というポジティブな気持ちでした。後にこの先輩方々が一緒だということもわかって、こういった形で規模が大きい商業施設にデビューできたのはブランドにとってすごく大きいことだと思っています。

FACETASM店内:3月にオープンした表参道ヒルズ店に続く直営店。メンズラインをメインにユニセックスまで幅広いアイテムを取り扱う
―ソフは18店舗目とのことですが、最近は商業施設の出店も増えているかと思います。
清永:そうですね。出店先については「ライフスタイルとつながってるかどうか」ということを気にしています。立ち上げから18年だから当時20歳だった子は38歳になっているわけで、家族や子どもがいたりすると生活も変わってくる。買い物する場所も限られてきて、子ども連れて原宿に行こうとかあまり無さそうだし。ヒルズだったら、買い物も食べる所も映画館もあるから、色々なシチュエーションで楽しめるところがいいと思っています。

SOPH.店内:時代の空気を取り入れたオーセンティックなコレクションの「SOPHNET.」をはじめ「uniform experiment」「F.C.Real Bristol」と3ブランドをフルラインナップ。アートとの結びつきをより濃く表現した直営店最大の旗艦店となる
尾花:六本木の「東京ミッドタウン」にはイセタンサローネがあるし、今年はその前に商業施設ができてバーニーズが入るじゃないですか。このエリアで服を買うことが前より増えそうだと思っていて。
―そうですね。この辺りは最近ぐっとファッションの感度が上がった気がします。アンダーカバーにとっても初進出のエリアですよね。
UNDERCOVER 高橋盾(以下、高橋):初めてです。しかも今回のフロアはメンズのみだから、どういう商品を寄せていこうかと考えました。オープンしてみないと掴めない部分は大きいから、これから動きを見つつ変化させていけたらと思っています。

UNDERCOVER店内:本店に次ぎメンズラインのみを取り扱う国内最大店舗。メインライン、セカンドラインのJohnUNDERCOVER、定番アイテム、雑貨類の他、「GYAKUSOU」などコラボレーションアイテムも展開する
■安っぽい記念企画は好きじゃない
―出店に際して4ブランドのロゴを作ったんですね。「U.S.N.F.」はどうやってできたんですか。
尾花:ただの安っぽい記念企画は好きじゃないから、それぞれが好きなタイミングでいいものを作っていく、何かステートメントやアイコンになるものがあればと考えたんです。それが4ブランドの頭文字をとった「U.S.N.F.」で、ちょっと海軍の「U.S.NAVY」みたいでしょ。アッパークラスの六本木ヒルズにこういうミリタリーっぽいステンシルのロゴとか、ギャップも面白いと思って。
高橋:そう。一緒に何か作ろうというよりは、ひとつの印みたいなものですね。

まず制作されたのは、珍しいステンシル仕様のステッカーとライター(ノベルティ)
―なるほど。単なるオープン記念のコラボということではないんですね。
尾花:東京は今、街開発が多いからこの4人をはじめ他のメンズブランドにもたくさん声がかかってると思うんですよね。僕は街づくりからファッションが生まれてくればいいなと思っているんだけど、そういった何か共有意識の印がこの「U.S.N.F.」というか。
清永:まぁ、柔軟にやっていきましょうってことだよね。
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