リモワのスーツケースと上杉柊平
Image by: Hikaru Nagumo(FASHIONSNAP)
「リモワ(RIMOWA)」のスーツケースをプライベートで愛用しているという俳優の上杉柊平。ドラマや映画のロケはもちろん、自らのYouTubeチャンネルの企画でも国内外を飛び回っている彼が、リモワとともに世界旅行に行くなら何を持っていく? 旅にまつわるエピソードやスーツケースへのこだわりを聞いた。
世界旅行に持っていく3つのもの
「俳優業のモチベーションの一つは、仕事で海外に行けること。いろいろな国に行きたくて、そのために頑張っているところがあります。今年はロンドン、スペイン、モロッコを旅したいですね」
「今すぐ世界旅行へ旅立つことになったら、スーツケースには何を詰めますか?」——そんな問いかけに上杉柊平はこう答えた。「まず自分の一部とも言えるジュエリー。二つのリングは母親から譲り受けたもので、一つはカレッジリングなんです。今じゃ珍しいですよね。ネックレスは細いヴェネチアンチェーンと、自分の誕生石であるエメラルドが入ったものと重ね付けしています。お守りのような存在で、毎朝それをつけて外出するのがルーティン。どんな場所に行っても“いつもの自分”のままでいたいなと思います」。
そして次に選んだのはデジタルコンパクトカメラ。「このカメラをスーツケースの中にポンと入れておいて、旅先で一番初めに取り出したいです。以前は一眼レフも使っていましたが、道でパッと目についたものをスナップする方が性に合っているんです。その土地にいる人や建築など、自分の目に映った景色を切り取りたいですね。スマートフォンで撮るのもいいですが、それだといろいろな情報の中で流れていっちゃう気がして。写真を撮ることだけに特化した機材で撮ることで、自分の意識が変わる気がします」。
最後の1つは革靴。「僕は旅先に革靴だけは必ず一足持っていくようにしているんです。外国でも自分の好きな服装で街を歩いてみたいし、ちょっとフォーマルな場所に行くとなるとドレスコードがある場合もあるので。大人の年齢になってやっと“無駄なもの”と“好きなもの”の線引きができるようになってきて。それに若い頃は『好きかも』と思ってもそれに注げるお金や時間もなかったけれど、今は自分のやりたいことや好きなものにちゃんと愛情を注げるようになってきました。革靴はその一つです」。
世界旅行への携帯品は、いずれも彼のアイデンティティを反映し、タイムレスに愛せるものばかり。それらを収納するリモワのスーツケースもまた、持つ人のセンスや哲学を体現するもの。特にアルミニウム製の「オリジナル」コレクションは、グルーヴ(溝)ラインを配したアイコニックなデザインで、普遍的な人気を誇る。ボールベアリングを搭載したマルチホイール®を備え、どんな場所でもスムーズに旅をサポート。軽量性と強度に優れたリモワだからこそ、カメラのような精密機器も安心してパッキングできそうだ。
その人の軌跡が永遠に刻まれる
「リモワのスーツケースを持っている人を見掛けたら『リモワを選んだということはちゃんとしている人だな、そういうところに重きを置いている人なんだな』って信用度が上がりますね」
上杉柊平がリモワを選ぶのには理由がある。「スーツケースって探せば5000円くらいで買えるかもしれないけど、数年で駄目になっちゃったりするでしょう? リモワは安いものじゃないけど、購入したら一生使えると思う。万が一壊れてしまっても、世界中の店舗で修理サービスが受けられるのも安心ですよね。表面についた傷の具合を見れば、その人が今までどれだけ旅をしてきたかも分かります。長く使うことで、スーツケースに歴史が刻まれていくのも魅力の一つだなと思います」。
愛用しているのはリモワ「クラシック」コレクションのキャビンサイズ(写真のもの)と同コレクションのチェックインサイズ、クラシック トランク。ラグジュアリーなマットブラックが美しいモデルだ。「5〜6年使っていますね。海外だとニューヨーク、ミラノ、長野や北海道への地方ロケなどにも持っていきました。クラシック トランクはたくさん収納できるから、冬物を持っていく場合に便利ですね。ヒップホップグループ『キャンディータウン(KANDYTOWN)』の活動で、自分の服をたくさん持っていかなきゃいけないときにも重宝しました」。よく見れば、空港のクレームタグや小さな傷などが残っていて、これまで国内外で活躍してきた彼の軌跡をひそかに感じさせる。これからも旅の相棒として、様々な思い出が刻まれていくのだろう。
シンプル・イズ・ベストという美学
「服もスーツケースも、シンプルが一番かっこいいと思います。リモワはロゴが主張しないのもいいし、一部モデルはジョイント部分に留められたリベットに飛行機のマークが入っていたりと、ディテールにこだわりを感じます」
「オリジナル」コレクションは、耐久性やデザイン性の高さ、精巧なドイツのクラフトマンシップが感じられるリモワのアイコンコレクション。定番カラーとして登場しているシルバー、ブラック、チタニウムのほか、シーズナルカラーも限定で展開している。今年の新色は、自然界の宝石の美しさからインスパイアされた「エメラルド」。偶然にも彼の誕生石とリンクする。「リモワのシーズナルカラーは毎回チェックしていますが、エメラルドは悪目立ちしなくて馴染みやすい色ですね。人と被らないのもいいな」。音楽やファッションはもちろん、自宅の家具をDIYするなどインテリアにもこだわりを見せる上杉柊平だが「これなら、がっつり部屋の中央に置けそうです」と笑顔を見せた。
6月12日から6月18日まで伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージで開催されるポップアップイベント「THE ORIGINAL JOURNEY」では、この新色をまとった3サイズのスーツケース(キャビン、チェックイン L、トランクプラス)およびパーソナル アルミニウム クロスボディバッグの購入予約を受け付ける。6月27日の発売に先駆け、新作ラインナップをチェックできる貴重な機会となりそうだ。
この日の撮影では、エメラルドのキャビンとブリックカラーのセットアップでスタイリッシュな装いを披露した上杉柊平。実用性を備えつつ、ファッション性も失わない理想的な旅のスタイルは、まだ見ぬ景色にも溶け込んでいくだろう。
着用ネックレス 396万円、バングル 172万7000円、リング 88万5500円、リング 55万円(全てTiffany & Co.)
Special Movie
(全て税込 ※掲載価格は記事公開日の価格です)
◾️イベント概要
「THE ORIGINAL JOURNEY / ザ オリジナル ジャーニー」
会期:2024年6月12日(水)から6月18日(火)まで
会場:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
営業時間:10:00~20:00
電話:03-3352-1111(大代表)
Photography: Hikaru Nagumo(FASHIONSNAP) Styling: RIKU OSHIMA Hair & make-up: Kazuma Kimura(skavati) Text & edit: Fuyuko Tsuji(FASHIONSNAP)
問い合わせ先:リモワ クライアントサービス 03-6733-9850
■上杉柊平 | Shihei Uesugi
1992年東京生まれ。2015年、ドラマ「ホテルコンシェルジュ」で俳優デビュー。2016年、NHK・連続テレビ小説「とと姉ちゃん」に出演。同年「シマウマ」で映画初出演。現在、ドラマ「ミス・ターゲット」、映画「ディア・ファミリー」に出演中。今年10月に映画「八犬伝」の公開を控える。
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