日本未上陸の海外コスメをゆるくレビュー。気になるけどアーティスティックでカラフルなコスメが多い海外ブランドって中々手が出せない...という人も多いはず。そんな海外ブランドをFASHIONSNAPビューティチームのカラーコスメ大好きマンこと編集Hが、グローバルシッピングで購入。第2回は、名だたるクリエイターたちとのシューティングやランウェイ、セレブのメイクを手掛け、”弟子たちが日本でも活躍中”のパット・マクグラス(Pat McGrath)のブランド「PAT McGRATH LABS」を紹介します!
目次
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メイクアップアーティスト パット・マクグラスって誰?
ブランド創業者のパット・マクグラスは、イギリス・ノーザンプトン生まれ。90年代初頭に「i-D マガジン」のファッションディレクター エドワード・エニンフル(Edward Enninful)(英国版「VOGUE」初の男性編集長!フランス、イタリアなどヨーロッパ地域の編集長も兼任する凄い方...)と働き一気に頭角を現したそう。すでにアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)やジョン・ガリアーノ(John Galliano)など伝説的なデザイナーたちと交流があったんだとか。今でもパリやミラノ、ロンドンなど、毎年60以上のランウェイショーでメイクルックを担当するバリバリの現役!2019年に「Time」誌の最も影響力のある100人に選出、2021年の新年の栄誉で大英帝国勲章のデイム・コマンダーに任命されるなど影響力は絶大(なんとメイクアップアーティストでは史上初!)で、メットガラではセレブたちのメイクに引っ張りだこです。
ちなみに、「アールエムケー(RMK)」のクリエイティブディレクターを務めるYUKIさんと、「アディクション(ADDICTION)」クリエイティブディレクターのKANAKOさんは、どちらもパットの下で修行したんだとか。「パット・チルドレン」の活躍にも注目です。
(今年はサラ・ジェシカ・パーカーやカーディ・Bなどを担当した模様)
ファン待望のブランド「PAT McGRATH LABS」
業界内外から人気を集めるパット。「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(Dolce&Gabbana Beauty)」や「アルマーニ ビューティ(ARMANI beauty)」の商品開発にも携わったこともあり、コスメ作りのセンスもピカイチ。オリジナルを望む声も多かったものの、企業とタッグを組んでいると、オリジナルはローンチできないのでは?とファンはモヤモヤしていました(涙)。そんなパットが2015年、ついにオリジナルブランド、PAT McGRATH LABSをローンチ!クチュリエたちとの仕事を通じて培った創造性や、メイクアップアーティストのテクニックを惜しみなく取り入れたアイテムが発売されるとすぐに完売。その後も発売のたびに売り切れる人気ブランドに。コラボも毎回話題で、「シュプリーム(Supreme)」初のビューティブランドとのコラボで発売したリップは、なんと世界で8.2秒で完売したとか!
(発売時間待機してたけど買えなかった......転売ヤー許すまじ)
実際にアイテムを使ってみた!
Pat McGrath Labsは公式オンラインストアで日本への配送に対応。サイトの国選択を「Japan」にすると商品価格が円で表示されるので、外貨換算しなくていいのが地味に嬉しいです。送料無料の場合は注文から5〜7日、追加料金1000円で3〜4日での到着に変更可能。今回は編集Hがこれまで買い集めたものの中から2点を紹介します。
通称「母艦」 10色入りアイシャドウパレット
ブランドのシグネチャーである10色入りのアイシャドウパレット「Mothership」(日本のファンは母艦と呼んでいます)には、グリッターやパール、マットなどさまざまな質感のカラーが集合。パレットごとのコンセプトに基づいた配色で、サイトの商品ページにはパットによるメイクパターンの説明もあるので多色パレットの使い方がマンネリ化してしまう、という人にもおすすめです。
外箱もかなりのインパクト。両開きのボックスに入って届くのですが、縦横の大きさがティッシュ箱くらいあります(何買ったっけってビビる)。
「Mothership IX:Huetopian Dream」は、サイケデリックな宇宙を表現したフューチャリスティックな輝きが特徴。パットらしいキラッキラのカラーも欲しいけど、デイリーにも使いたい...というわがままも解消してくれる、ピンク、ブラウン、ゴールド系のカラーが多かったのでポチりました。現在の価格は1万7600円。アイシャドウパレットで2万円近く...となかなかのお値段ですが、不定期開催の10%オフ期間やお得なセット販売で購入するのがおすすめです!
なんと言っても上下の右側2色の偏光ラメが最高!あふれんばかりの輝きでゴージャスな目元に。少しざらっとするくらい大粒のラメなので、アイシャドウベースを仕込んだり、水で軽く湿らせたブラシで塗ったりと、落ちないように密着させるのに少しコツが必要でした。上下の左側2色ずつ(計4色)のピンク・ブラウン系カラーの組み合わせはデイリーメイクにも◎
パット本人のインスタで投稿されているチュートリアル動画も参考になります。
隙のないルミナススキンになれるハイライト
ファンデーションやコンシーラーなどのベースメイクも人気が高く、ハイライトアイテムも充実。スティック型のクリームタイプもありますが、今回はパウダータイプのハイライト「SUBLIME SKIN HIGHLIGHTER」から「Lunar Nude」のカラーを紹介します。(現在は廃盤となってしまったのですが、艶感やデザインの参考に......)
まずはパウダー表面の刻印を拝む時間が必要です。十分にうっとりしたら使い始めましょう。ちなみにこの王冠のモチーフはパッケージなどにもあしらわれ、ブランドのアイコンとなっています。
気になるスウォッチがこちら。
国産ブランドではあまりないギラギラのハイライト。ベースが温かみのあるベージュカラーなので、キラキラ感が強い割に肌なじんでくれます。ブルーのラメが入っているのが特徴で、少しクールな印象の仕上がりに。輝きが強いパウダーだと「ラメ落ち」による崩れが気になるところですが、時間が経っても艶感が持続してくれます。個人的にアイシャドウとして使うのもおすすめ。目頭にちょんちょんと塗ると、寒色と暖色のいいとこ取りのような独特な輝きで、グッと惹きつけられるアイメイクになります!
(企画・編集 平原麻菜実)
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