毎年10月は、ピンクリボン月間。ピンクのリボンをシンボルマークに、乳がんの早期発見や早期診断、早期治療の重要性を伝える啓発活動が世界中で行われています。ピンクリボン活動はアメリカで1980年代にスタートし、日本でも20年以上の歴史があります。今年もピンクリボン月間にビューティ関連企業やブランドがキャンペーンを行い、その必要性を発信。今年の取り組みについて紹介します。
寄付金による支援
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エスティ ローダー グループ
エスティ ローダー アドバンスト ナイト リペア SMR コンプレックス 50mL
エヴリン H. ローダー氏が1992年にエスティ ローダー カンパニーズの乳がんキャンペーンを開始して今年で30周年。乳がんキャンペーンとエスティ ローダー カンパニーズ慈善事業財団(ELCCF)は、これまで命を救う研究、教育、医療サービスのために世界で1億800万ドル以上(約158億円、2022年10月12日現在)の資金を提供し、乳がん研究基金(BCRF)を通じて8600万ドル以上(約125億円、同)を医療研究の助成金に提供しています。
今年は7ブランドがキャンペーン支援製品を販売。収益の一部が米国乳がん研究基金(BCRF)やJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)などを通して医療研究に役立てられます。
■エスティ ローダー グループ 2022 乳がんキャンペーン
【キャンペーン支援製品】
・エスティ ローダー アドバンスト ナイト リペア SMR コンプレックス 50mL(数量限定品、税込1万6170円)
・ボビイ ブラウン プラウド トゥ ビー ピンク クラッシュド オイル インフューズド グロス デュオ(数量限定品、6mL × 2、税込5500円)
・アヴェダ ピンクリボン シャンピュア ハンドクリーム 100mL(数量限定品、税込2970円)
・クリニーク モイスチャー サージ ジェルクリーム 100H 50mL(数量限定品、税込6710円)
・ジョー マローン ロンドン ピオニー & ブラッシュ スエード コロン 100mL(税込1万9030円)
・ドゥ・ラ・メール クレーム ドゥ・ラ・メール 30mL(税込2万4200円)
・トム フォード ビューティ リップ カラー(全20色、各税込7370円)
カネボウ(KANEBO)
ボディ リピッド ウェア
カネボウは、キャンペーン対象商品のボディクリームの売上金額のうち一定額が認定NPO法人乳房健康研究会に寄付するほか、商品を使用したセルフチェックの方法も紹介しています。
■KANEBO ピンクリボンキャンペーン
対象商品:ボディ リピッド ウェア(150mL、税込6600円)
期間:2022年11月30日(水)まで
ネイルマティック(nailmatic)
10月限定で、ピンクリボンマークをプリントしたネイルカラーを販売。今年は6色が登場し、売上金額の一部が公益財団法人日本対がん協会の「ほほえみ基金」に寄付されます。
■ネイルマティック ピンクリボンキャンペーン
対象商品:NM ピュアカラー ピンクリボン(全6色、各税込2090円)
期間:2022年10月31日(日)まで
アンプルール
ドクターズコスメブランドのアンプルールは、10月の売上の一部を公益財団法人日本対がん協会に寄付。一定金額以上の購入者にはプレゼントの用意があるという。
■アンプルール ピンクリボン2022
期間:2022年10月27日(木)12:00まで
内容:1回の購入金額が税込1万3750円以上で「アンプルール ブライトニングバー」をプレゼント
その他の取り組み
乳がんの啓発活動のさまざまなキャンペーンも紹介します。
エスティ ローダー グループ
乳がんを終わらせるための願いを声で吹き込む「ピンクリボンボイス(Pink Ribbon Voices)」キャンペーンを実施。スマートフォンで特設サイトにアクセスし、「乳がんを終わらせるための願い」を声で吹き込むと、ピンクリボンのアート画像が作成できます。InstagramやTwitterなどのSNS上でシェアすることで乳がん支援団体に1投稿につき10円が寄付され、乳がん研究や乳がんに関する知識教育の支援につながります。
また、乳がんへの意識を高め、乳がんに関係する全ての人たちへの敬意を表して、これまでに世界中で1000回以上のイルミネーションを実施。今年、日本では東京スカイツリーと京都 清水寺がピンク色に染まりました。清水寺のライトアップは、10月23日(日)まで行われています。
花王グループ
花王グループでは、生理用品ブランド「ロリエ」が10月の乳がん予防啓発月間、11月の子宮頸がん予防啓発月間に合わせ、婦人科検診の啓発キャンペーンを実施。11月30日までの期間限定で特設サイトを開設し、ブランドアンバサダーを務める女優の二階堂ふみさんと産婦人科医 対馬ルリ子先生の対談を公開するほか、乳がんや子宮がん関連のQ&Aコンテンツを展開しています。またTwitterを用いたリツイート募金も行い、1リツイートにつき5円が乳がんと子宮頸がんを支援する団体に寄付されます。
さらに、認定NPO法人乳房健康研究会が行う「ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト」の支援も実施。がんを経験したピンクリボンアドバイザーが中学校・高校でがんに関する授業を行う活動で、講師自らの経験を踏まえ、正しい知識を伝えることで、学生の健康に対する意識向上を目指しています。
このほか、コスメブランド「トワニー(TWANY)」では、セルフチェックの方法を記載したリーフレットとセルフチェックに使えるボディクリームのサンプルを配布するなど、さまざまな活動が行われています。
ベアミネラル
ベアミネラルは、がんを経験した女性たちによって運営される情報発信サイト「キャンサーギフト(Cancergift.co)」と連携し、10月5日にオンラインメイクセミナーを実施しました。がんと向き合う女性たちに寄り添ったメイクを提案することで、彼女たちを支援しています。
CPコスメティクス
全国に美容サロンを展開するCPコスメティクスでは、公益財団法人日本対がん協会の「ほほえみ基金」に2022年5月26日付で寄付を行っています。また、全国の営業所、静岡プロダクツセンターに募金箱を設置し、募金活動を2023年3月中旬まで継続する予定です。
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