ウカ 保科真紀さんのショータイム
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ウカ:サロン発のホームケアプロダクトを提案するブランドとしても人気を集めるトータルビューティカンパニーuka。ヘアサロン、ネイルサロンだけでなく、オリジナルのコスメのほか、カフェまで展開する。“うれしいが世界で一番多い店”を目指し、もっときれいに、うれしくなることを増やしていきたいといった思いからトータルビューティを提案する。公式サイト
保科真紀(uka東京ミッドタウン 六本木・ヘアスタイリスト、uka商品開発チーム・クリエイティブマネージャー):2006年にukaに入社、美容師歴は15年。サロンワークのほか、商品開発、外部講習・セミナーの講師、ヘア&メイクアップとして雑誌・広告などでも活躍。インスタグラムにアップしている、簡単でおしゃれなセルフヘアアレンジやかゆいところに手が届くメイクテクニックで人気を博している。書籍に「ヘアゴム1本でなんとかする」(KADOKAWA、2021年9月発売)。インスタグラム
ーナチュラルでピュア、ホワイトなukaや保科さんのイメージとは違う、モードでクールな雰囲気が印象的なステージでした。
SNSなどでヘアアレンジを中心に発信しているで、“アレンジ美容師”のイメージが強いと思いますが、ヘアショーはヘア業界に向けた発信でもあるので、いつもとは違う一面を見せれたらと思いました。一般女性に対しての発信とは全く違うので、私の人となりや技術を表現できたらと、いつもとは違う表現を試みました。なのでアレンジではなく、ばっさりとカットで!
ーヘアショーのコンセプトを教えてください。
「サステナブル」という言葉をショーに落とし込みました。電力を使わないとか、衣装にリサイクルした何かを用いるとか、色々と検討した上で、モデルをヘナとインディゴ(天然自然成分の葉からつくられるヘアカラー、カラーしながらケア効果も高いのが特徴)でカラーすることに。自然にあるものでクリエイションをするということは、発見でもあり、挑戦でしたね。今回使ったヘナとインディゴカラーは秋に、サロンでメニュー化もしますし、お客さま向けに販売もします。
ーヘナやインディゴカラーはナチュラル、ケア、白髪染めといったイメージはありますが、デザイン性にフォーカスされることは少ないですよね。
自然界のものなのでかなり価値の高いものではありますが、美容師さんは避けがちですよね。色のコントロールがすごく難しいですし、ケアの側面が強いものでどうやってクリエイションに昇華させるかを練りました。最近はジアミンアレルギー(ヘアカラー剤に配合されている染料によるアレルギー)に悩んでいる人も多いです。オルタナティブとしてヘナやインディゴが、美容師さんやお客さまのカラーの選択肢にもう少しだけ入ってきたらいいなという提案の意味も込めました。
ー保科さんはヘナでカラーしたモデルさんを担当しました。ヘナは特徴として、オレンジみが強く出ますよね。お客さまの中にはオレンジみを嫌う人も多いのでは。
ブリーチと組み合わせたり、アルカリカラーとの併用で、ヘナでもかなり遊べます。今回のモデルのようにヴィヴィッドな発色も楽しめますよ。セルフヘナカラーをやっている方は一定数いるので、そういう方に向けても提案していきたいですね。「仕方なくヘナを選ぶ」のではなく、「可愛いから選ぶ」と思ってもらいたいです。
最初はすごくおしゃれなショーにして、実はヘナで染めていたという裏話にしても良いかなと思っていたんです。けれども、このヘアショーは美容師さんに向けた提案の場でもあるので、ヘナとインディゴを中心に据えて提案しました。
インディゴでカラーしたモデル(左)と、ヘナでカラーしたモデル
ーこの夏のおすすめカラーは?
ヘナだと、白髪のある方でもない人でもハイライトとローライトでベースを作ってから、ヘナでカラーするとおしゃれに仕上がります。またヘナとインディゴとミックスするとアッシュブラウンっぽいカラーが作れるんです。さらに面白いのはヘナは染めてから3日ほどすると、酸化して色が変化するんです。ケア効果も高いですし、そういった部分も楽しんでほしいですね。
編集部がピックアップ、挑戦してみて!:ヘナとインディゴミックスのアッシュブラウン
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