「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」のグローバル アンバサダーを務めるNewJeansのハニが、「グッチ ビューティ」初の日本でのイベントに登場した。メイクは「自信を与えてくれるもの」と話すハニの、グッチ ビューティが気づかせてくれたことについて。
⎯⎯まず初めに、今年4月にグッチ ビューティのグローバル アンバサダーに就任しました。その時の感想を教えてください。
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元々、グッチのグローバル・ブランドアンバサダーとして、「ホースビットバッグ 1995」のキャンペーン撮影をしていたのですが、その時(グッチ ビューティ グローバル メイクアップ アーティストの)トーマス(・デ・クレイヴァ)に初めて会って、グッチ ビューティのアイテムやメイクについて話してくれたのを覚えています。グッチ ビューティの皆さんは、製品の多様性だけでなく、そのヘリテージまでをどう紹介するかに努力を注いでいると感じます。細部にこだわる、そういった情熱を持っているブランドのアンバサダーに選んでいただき、とても光栄で感謝しています。
グッチ ビューティは大好きで、よく使っているブランドと働けるのは、本当に素晴らしいことですよね。だから自然とブランドに惹きつけられますし、家族や友達ともたくさんブランドの話をしています。だってテクスチャーもカラーも全てが素敵なんですもの。
⎯⎯グッチ ビューティで1番好きなアイテムは?
たくさんあります。最近は、シグネチャーリップ「グッチ ロッソ アンコーラ」がお気に入りです。独特の絶妙な深いレッドなんですが、これ1本をさっとまとうと、他のメイクはしなくても可愛いんですよね。強めのレッドですが、個人的にはとっても使いやすいカラーです。あとブランドのカラーでもあるベビーピンクの色味が好きです。ブランドの雰囲気をとても表現していてクラシックですよね。
パッケージも大好き。リップスティックの黒いパッケージにバラが描かれていたり、白で花柄だったり。リップを大切にしまえるケースのデザインが素敵で、母にリップをプレゼントしたこともあります。フレグランスのボトルも本当に美しくて綺麗でうっとりしちゃいます。
⎯⎯グッチ ビューティはフレグランスも人気ですが、好きな香りはありますか?
ラグジュアリーフレグランスライン「ザ アルケミスト ガーデン」の「ア ソング フォー ザ ローズ」が好きです。ブルガリアンローズに甘いムスクと強いウッドのノートがブレンドされているのですが、控えめに香るバラがとても心地よくて。ボトルも青に金の装飾が施されていて、デスクに置いておくだけでインテリアのように見えるんですよ。
⎯⎯トーマスさんとはどんな話をしますか?
彼はとても気さくで、メイク中もたくさんおしゃべりしてくれて、一緒に仕事をするのが楽しいです。初めてのキャンペーン撮影は、正直、何が起こるか分からなかったし、少し緊張していたんです。でもトーマスが優しく接してくれたおかげで、リラックスして臨むことができました。そう言えばトーマスが、アジアの美についてたくさん勉強したと言っていて。そういう真摯に向き合う姿勢が素晴らしいなと思ったんです。
⎯⎯トーマスさんから学んだメイクテクニックがあれば教えてください。
トーマスは性別、体型、人種と本当にさまざまなモデル一人ひとりに合わせてメイクを調整していると話してくれました。教えてもらったのは、ベースメイクをする時は、顔全体を一色で塗るのではなく、異なる部分に異なる色調を使うことでナチュラルに仕上がって、厚塗りのように見えないということです。実際、私にそのメイクをしてくれた時は素敵な仕上がりで本当に感動しました!
トーマスのすごいところは、メイク後に「このメイク大丈夫?」と聞くのではなく、「自信が出る感じがする?」って聞いてくれるところです。この質問でマインドが違うのが伝わってきました。トーマスがやりたいメイクじゃなくて、私にとって楽で自信が出るメイクをしてくれる、すごいですよね。
⎯⎯グッチ ビューティをつけた時は、どんなファッションがしたいですか?
メイクは、ファッションとの接点だと思っています。今日、何を着ようかなと決めてから、それにマッチするメイクを考えます。お洋服が少し控えめな色であればメイクも控えめにしますし、お洋服が鮮やかな色なら、メイクも少し鮮やかにしたり。
普段はどんなファッションにも合わせられるようなナチュラルなメイクをすることが多いのですが、さっきも言いましたが、グッチ ビューティは濃い色味でも使いやすいので、着たいファッションに合わせられるし、それでいておしゃれに見えるので最高です。
⎯⎯メイクもファッションも全身グッチでお出かけしたい場所は?
絶対にファッションウィーク! 服もメイクも素敵なので、多くの人が集まる場所に行って見てもらいたいです。ミラノで開催されたグッチの2025年秋冬ファッションショーに参加したとき、ブルーアイライナーを使ったんですが、そのメイクがとっても気に入りました。トーマスの言葉に通じるかもしれませんが、自分の自信につながるようなファッションやメイクがしたい、それが1番かもしれません。
⎯⎯日本で旅行するならどこに行きたいですか?
最近、大阪に父と旅行に行ってとても楽しかったです。今回の東京滞在でもたくさん行きたいところはあるんですが、次にメンバーと一緒に来た時にとっておきます。日本はとっても素敵で洗練されているので、お散歩しながら、街並みの風景や人々の雰囲気を感じたいですね。目的地もなくただお散歩したいです(笑)。
⎯⎯最後に、メイクアップに悩んでいる人にワンポイントアドバイスをお願いします。
正直、私はそんなメイクが上手くないのでアドバイスではないのですが…。私自身のメイクはいつも自然な感じでアイライナーとアイシャドウを使うことが多いですね。チークやリップは、服の色調に合わせてトーンを調整しているのですが、リップとチークを少し足すだけで、疲れが隠れるような気がします。個人的にはフルメイクをしなくても映えるリップカラーを見つけることが大事だと思います。グッチ ビューティを使うようになってから、無理にこれをしたら似合うとかではなく、ただ自然にリップやアイシャドウをつけるだけでマッチするカラーがあることを知りました。
グッチ メイクアップアーティストが語る、クリエーションと日本
2019年5月にグッチ ビューティのグローバル メイクアップ アーティストに就任したトーマス・デ・クレイヴァ(Thomas de Kluyver)氏は、コロナ後で4度目の来日を果たした。メイクアップショーで特別な「グッチ ロッソ アンコーラ トウキョウ ルック」を披露したトーマス氏は、「蕎麦が大好き」と日本好きを公言し、イベントの後は屋久島を訪ねるという。トーマス氏がグッチ ビューティのメイクアップで伝えたいことを深掘り。
⎯⎯グッチ ビューティのグローバル メイクアップ アーティストとして5年が過ぎました。トーマス氏が考える、グッチ ビューティとは?
タイムレスで革命的なブランドだと思います。自己表現、アイデンティティであり、テーマは「自由」ですね。
⎯⎯5年前と現在、何か変化はありましたか?
ブランドとして進化し続けていると思います。最初はリップスティックを数本出しただけでしたが、現在ではリップスティックはサタンとマットで各23色、そのほかシアーや、リップバーム、リキッドとバリエーションに富んでいます。アイでもアイシャドウやマスカラ、アイライナーなど、ミスト化粧水といったスキンケア、さらにはファンデーションやコンシーラーなどベースメイクもあります。グッチ ビューティで欲しいものは何でも見つけられますし、自信が持てる“本当の自分”をサポートできるアイテムが揃っています。
⎯⎯グッチ ビューティのアイテムの特徴は?
フォーミュラやカラーが特徴的であると言えます。多くの製品がマルチに使えて、例えばチークは頬はもちろんですが、目元にも使用できますし、リップも頬に使えます。ハイライターも目元、口元、頬にも使えます。現在取り組んでいる新フォーミュラも素晴らしく、革新的なテクスチャーが誕生するので楽しみにしていてください。
⎯⎯これまで、最も作るのが難しかったアイテムは?
いくつかの製品は作るのに多くの時間を要しました。例えばファンデーションやコンシーラーのようなベースメイクは、私たちが長い間取り組んできたものです。納得できる、正しいと思えるものができるまでは発売したくなかった。その結果、リキッドファンデーションの発売は2023年だったんです。
⎯⎯リップスティック「グッチ ルージュ ア レーヴル マット #509 グッチ ロッソ アンコーラ」が人気を集めていますね。
私たちを象徴するアイコンだと思います。ブランド創設者のグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)がかつて働いていたザ・サヴォイ ホテルのエレベーターからインスパイアされたものですが、グッチのクリエイティブ・ディレクターであるサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)が手掛けた最初のカラーであり、情熱と愛に満ちています。
この赤の素晴らしいところは、誰にでも似合うところです。とてもソフトにつけることもでき、そして大胆につけることもできる。どんな状況にも合います。そういう意味でも、本当に特別なカラーだと思います。
⎯⎯ほかに、思い入れがあるカラーはありますか?
私がグッチ ビューティで初めてデザインした、赤みがかったニュートラルな「217 ヴァレリア ローズ」や茶色がかった赤の「308 ルーシー ダーク オレンジ」がお気に入りです。私にとってとても大切なカラーです。
アイテムで言えば、新しく発売したグロウ ハイライターの「02 フロステッド ライラック」は素晴らしいカラーです。日本で1番人気があると聞きました。日本の人が気に入ってくれて嬉しいです。このシリーズでは、全ての肌色、そしてジェンダーを超えて全ての人に合うカラーを作りたかったし、またユニークなモノを作りたかった。例えば、このカラーはダークな肌の人用、このカラーは明るい肌の人用というわけではなく、どのカラーも全ての肌に使用することができます。フォーミュラもとてもユニークで、少しクリーミーな感触ですが肌の上でシームレスに溶け込みます。これまで発売した中で、最も興奮しているアイテムの一つですね。
グロウ ハイライターの「02 フロステッド ライラック」
Image by: GUCCI BEAUTY
⎯⎯トーマス氏のインスピレーション源は?
自分の周りに広がる世界ですね。アート、音楽、ファッション、映画、そして自然が大好きで、美術館や博物館を訪れたり、収集したりするのが好きなんです。私は全てのモノの中に美を見つけようとしていますし、自分の魂を鼓舞するような美しいモノをいつも探しています。
⎯⎯旅はどうでしょうか?
大好きです。実は今回のイベントが終わったら、屋久島に行く予定です。樹齢約2000~7200年と言われる「縄文杉」を見たいと考えています。宮崎駿さんのファンで、「もののけ姫」が大好きなんですが、屋久島が舞台になっていることも知っていますよ。だからぜひ行ってみたいと思って。日本のあらゆる文化が大好きなんです。食べ物も何でも美味しいですが、特に蕎麦!そしてしゃぶしゃぶがお気に入りです。
⎯⎯日本は何度目ですか?
確か、8回目か9回目だと思います。コロナ後は4度目かな。一昨年は1度、昨年は2度来ました。昨年5月に韓国・ソウルでグッチのファッションショーでの仕事を終え、その後に来た東京はとても静かだと感じました。東京は素晴らしい街ですし、革新的でエキサイティングで、インスピレーションを与えてくれます。人々は繊細で、個性的なファッションをしていて同じではない。グッチ ビューティの多くのカラーは長年にわたって日本や東京から影響を受け開発をしたモノもあり、だから日本で発売できることにとても興奮しています。
⎯⎯最後に、グッチ ビューティで伝えたいこと?
先ほどのグロウ ハイライターでもお伝えしましたが、グッチ ビューティは、女性だけでなく身につけたい人なら誰でも使える、ジェンダーレスなものだと思います。自分を覆い隠すマスクのようなメイクではなく、ファッションアクセサリーとしてメイクアップをまとい、自分のアイデンティティを表現して自分自身になれる、それがグッチ ビューティです。
(編集・福崎明子)
■グッチ ビューティ:公式サイト
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