
Image by: FASHIONSNAP
エッジィとスタイリッシュが交差する、エフォートレスな装いをキャッチ
韓国のストリートカルチャーをルーツにしたリアルクローズで支持を集める「マーティンキム(MATIN KIM)」が、⽇本初となるオフラインストアを渋⾕・宮下パークにオープン。オープン前日の4月23日に催されたイベントにはゲストが多数来場。ブランドの新たな門出を祝福しました。ファッション感度の高い人々で賑わう会場から、ラフなだけではない、ストリートの一歩先を行く新店舗の魅力に迫ります。
マーティンキムとは?
トレンドを意識しながらも、着心地の良さを追求し、日常のどんなシーンにも馴染むようなファッション文化を目指すブランド。「解体主義」を軸に、日常に自然に溶け込む調和のとれたスタイルが特徴。

玉城ティナさんは、ロゴを解体したアートワークが印象的な、ラフ感のあるコットンニットのトップスに、レイヤードスカートをあわせたモノトーンの着こなしで登場。

ペールピンクのバッグを差し色に。

ダブルジップのブルゾンでみせるヘルシーな抜け感と、ブーツカットのデニムスタイルで、都会的なアクティブ感を魅せるHINA YOSHIHARAさん。

Nagomiさんは、シアートップスとデニムでペールトーンにまとめたルックを、アシンメトリーに着崩して。ウェットにまとめたヘアと、ブラウンのレザーで大人感もプラス。

ダメージ感のあるディテールと、ニュートラルカラーのロゴトップスはユニセックスなスタイリングにも。オクトパスの栗田さん(左)と太田さん(右)。


青木瞳さんは、リブ幅が違うパネル切り替えがアクセントのカーディガンをセレクト。

サイドのストリングでシルエットが調整可能なドレープTシャツやロゴビーニーなど、トレンドを上手く取り入れながらミニマルなブラックコーデでまとめた横田ひかるさん。


ミチさんは、タイトなボディースーツ風の2wayタンクに、あえてシワ加工のルーズなインディゴデニムを合わせて抜け感をプラス。
Image by: MUSINSA





























中野恵那さんはストリートMIXなスタイルをニュートラルな色味で品よくコーディネート。
ブランド哲学が息づくコンテンポラリーな空間

Image by: MUSINSA
本国のアーティストが手掛けた華やかなアートピースが出迎えるエントランス。一歩足を踏み入れると、店内にはモノトーンを基調とする無機質な世界が広がり、澄んだ空気が立ち込めています。マットな光沢を放つメタリック什器と、ニュアンスを与えるライティングが交差する空間に、整然と並べられたプロダクトの数々。余白のある心地いいレイアウトは、ギャラリーさながらのモダンさで、マーティンキムの美学が細部まで息づいています。
キャップやバッグなど、小物も充実のラインナップ











マーティンキムのアイコニックなモーメントをつくった、ロゴが刻印されたプレートは、財布や、マイクロチェーンバッグ、ヘアアクセサリーなど、さまざまなアイテムに応用。トレンド感をプラスするアイテムとして人気です。ブームのきっかけとなったロゴは、解体され、さまざまな手法でアイテムに落とし込まれており、洗練されたロゴがもつ都会的なミニマルさが、ジェンダーを超えて人気を集めています。また、背面ロゴが入ったブルゾンには、クロップド丈も登場。豊富なカラーパレットが揃ったクロップドTシャツと共に、バギーなシルエットのアクセントとなる、重宝したいアイテムです。
見やすくモダンな店内は、スタイリッシュな雰囲気が漂う








シルバーのショルダーバッグ、ライトピンクのエコバッグ、グレーのクロップドTシャツの3点は日本限定商品









アイコニックなパーカーも豊富。

韓国を拠点とするテキスタイルスタジオ「ファイブコンマ(FIVECOMMA)」が手掛けたインスタレーション作品。さまざまな布地のテクスチャーとレイヤーを用いて“森”を表現。

オープニングイベントでは、華やかなドリンクやスイーツも振る舞われた。
日本市場の仕掛け人に手応えを聞く
2024年11月から、マーティンキムの公式ディストリビューションパートナーとして日本進出をサポートしている「ムシンサ(MUSINSA)」のキム ユンジョン(Yunjung Kim)氏に話を聞きました。

キム ユンジョン氏
──このタイミングで⽇本に出店した理由は?
主な理由は3つあります。1つ目は、本国の店舗には海外からもたくさんのお客様が訪れるのですが、特に多いのが日本人だったこと。2つ目は、ムシンサのオンラインストア上で、日本の皆さんがマーティンキムをよく探しているというデータがあがっていたこと。3つ目は、韓国ファッションに興味を持つ日本の若者が近年、急増傾向にあることです。
──日本初出店の地として、渋谷を選んだ理由を教えてください。
トレンドの発信地でもある渋谷は、ファッション的にとても重要なエリアだと考えています。なかでも宮下パークは空間が素敵なだけでなく、マーティンキムと同フロアに並ぶ他ブランドとの親和性が高いと感じました。海外からの観光客も多いスポットなので、グローバルブランドとしてさらなる成長に繋がることも期待しています。
Video by MUSINSA
──ハイエンドライン「キムマーティン(KIMMATIN)」の位置付けについて教えてください。
ターゲットを棲み分けているつもりはないのですが、ブランドの世界観を色濃く打ち出した、よりコンセプチュアルな商品を展開しているイメージです。顧客目線で言えば、マーティンキムのほうがカジュアルで手に取りやすく、キムマーティンはややフォーマルなデザインが多いかもしれません。





渋谷店でも取り扱いのある「KIMMATIN」のラックには、上品なカジュアルアイテムが並ぶ
Image by: MUSINSA
──ポップアップなどを通して得た日本市場の⼿応えは?
今年1月にポップアップストアを出店したところ、短期間だったにもかかわらず、韓国の国内需要を凌駕するほどの反響があり、確かな手応えを感じました。
──2025年春夏コレクションで特にオススメしたいアイテムは?
日本限定のバッグ、Tシャツや、私が着用しているブルゾンがおすすめです。それ以外にも今季はブロークンロゴをはじめ、ギミックを効かせたデザインのアイテムが豊富なので、さまざまなバリエーションを楽しんでいただけると思います。











お揃いのKIMATINのトラックスーツをメインに、重盛さん(右)はダメージ加工が施されたオーバーサイズのニットでラフに。きほさん(左)は、リメイク風のクロップドTシャツで今のムードを取り入れたスタイルで仲良く登場。
Image by: MUSINSA
photography: Kiyo, text & edit: Urara Kurihara | direction: Hideya Yokoi (FASHIONSNAP) , project management: Mone Oyama (FASHIONSNAP)
最終更新日:
◾️MATIN KIM 渋谷店
所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目20-10
MIYASHITA PARK NORTH2階
営業時間:11:00~21:00
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