海外ブランドって中々手が出せない...という人も多いはず。そんな海外ブランドをFASHIONSNAPビューティチームのカラーコスメ大好きマンこと編集Hが、グローバルシッピング(時には現地で!)で購入。第17回はキム・カーダシアン(Kim Kardashian)の専属メイクとして人気を集めたメイクアップアーティストのマリオ・デディヴァノヴィッチ(Mario Dedivanovic)のブランド「メイクアップ バイ マリオ(MAKEUP BY MARIO)」を紹介します。
MAKEUP BY MARIOってどんなブランド?
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メイクアップ バイ マリオのディレクターであるマリオは、モンテネグロからのアルバニア人移民である両親のもと、ニューヨーク州ブロンクスで生まれ育ちました。高校卒業後にマンハッタンへと移動し、「セフォラ(Sephora)」でフレグランスコンサルタントとして働き始めます。働き始めた初日の接客で、リップスティックの選び方を相談されたことをきっかけに、メイクアップアーティストへの情熱が生まれたのだそう。時を経てメイクアップアーティストへと転身したマリオ。さまざまなアーティストのアシスタントを経験し独立した後、20年にわたるキャリアの中で転機となったのはキム・カーダシアンのメイクを担当したこと。専属メイクアップアーティストとして彼女のメイクを担当し、キムのスタイルとも言える「コントゥア」メイクをブレイクさせました。肌に陰影をつけ立体感を演出するシェーディングの巧みな技で一般にもその名を知られるようになり、人気メイクアップアーティストへとステップアップ。自身のSNSを通じてテクニックを発信し、雑誌やテレビなどのメディア出演にも活動の幅を広げていきました。
そんなマリオが人生の目標だったというオリジナルのブランドとして、メイクアップ バイ マリオは2020年に誕生。商品化には3年を費やしたそう。「どんなスキントーンでも使えるコスメを提案すること」を目指し、アイシャドウやハイライター、ファンデーション、リップ、チーク、ブラシなどをラインナップしています。ブランド公式オンラインのほか、“古巣”のセフォラでも一部の店舗で取り扱われています。
今回はブランド公式オンラインを利用。購入元で日本を選択すると自動で価格表示が「円」になるので、面倒なレート計算をせずにショッピングできます。グローバルシッピングの配送料は約6000円とやや痛手の金額...。マリオらしいコントゥア・ベースメイクが気になったものの、色選びに苦戦し、今回はそのほかの人気&使いやすそうなアイテムをセレクトしました。
※レート換算が自動で行われるため時期によって表示価格が変動します
さらっと密着、万能ベージュアイシャドウ
アイシャドウパレットは、12色入り(8700円)と4色入り(4600円)を展開。今回は比較的手に取りやすい4色入りから、万能に使えそうなベージュ・ブラウン系が揃う「Nude 1」のカラーを購入しました。パレットにはマット、メタリックに加え、繊細なラメ感をプラスするシマートッパーの3つの質感が入っています。フォーミュラは微細なパウダーでふわっとブレンドしやすい質感でありながら、肌にのせるとピタッと密着してくれます。
左下のソフトカラーは高い密着性と耐久性を兼ね備え、ベースとして仕込むことでアイメイクをキープ。右下はほのかな赤みのあるブラウンベージュで、薄くアイホールに広げても、二重幅や目の際に重ね塗りで自然な影を演出してもOK。右上のブラウンは柔らかな濃さのメタリックカラーで、ナチュラルな締め色として万能。左上のシマートッパーのカラーは絶妙なゴールド感のあるベージュで、ポイント使いだけでなく、広めに塗っても使いやすそうでした。
意外と汎用性が高い?クリーミーなリップペンシル
続いて選んだのはリップペンシル「Ultra Suede® Sculpting Lip Pencil」(4400円)。リップカテゴリーはこのほか、サテン・マットタイプを展開するリップスティックやリップグロス、プランプ仕上がりの美容液リップ、マットなリキッドリップなどさまざまなタイプがずらり。王道のリップスティックも気になりましたが、ふと「リップペンシルって普段あまり使わないけど海外ブランドだからこそチャレンジしてみたい」と思い立ちました。今回選んだカラーは「Angela(Warm Brick Brown)」(「ウォームブリックブラウン」に惹かれました)。シャープナーが付属しているのも地味に嬉しいポイントです。
「“ウルトラスエード”ってなんやねん」と思いましたが、クリーミーな塗り心地でするすると描けるマットリップのような質感でした。リップスティックやグロスの下地として使うのはもちろん、単品使いもしやすい使い心地。保湿成分入りでパサつきは感じにくく、しっかり高発色ですが唇の縦ジワを埋めてくれるようななめらかな密着感で、綺麗な仕上がりが続いてくれました。Angelaは(赤み・黄み・深さのバランスがちょうど良く汎用性が高そうなカラーでした。ペンシルの反対側にはリップブラシが搭載されているので、ぼかすのに便利です。
ジューシーな“火照りチーク”になれるスティック型チーク
最後はベストセラーのひとつ「Soft Pop Blush Stick」(5900円)を紹介。“デュアルエンドタイプ”のスティック型チークで、チークの反対側には5つの突起のあるデザインのブラシが付属しています。肌にフィットさせやすいよう、少し斜めにカッティングされていました。このブラシは取り外し可能で、洗って清潔に保てるようになっています。カラーラインナップはピーチ系やベリー系、レッド系などがありましたが、大人っぽく使えそうな「Dusty Rose(Neutral Rosy Mauve)」をチョイス。
フォーミュラはクリームタイプで少量で伸びが良く、ジュワッと内側から湧き出るような血色感が簡単にできました。ツヤ感も出るのでフレッシュな印象に仕上がります。ブラシを使うと素早く塗り広げられ、薄づきの自然なチークが完成。指で広げるとよりツヤが目立つので、好みによって使い分けできます。ただ、伸びやすいが故に、つけすぎるとベタつく感じがあったので、少しずつ塗るのが◎
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