お気に入りのレザーシューズは、いつまでも長く履いていたいもの。日々のちょっとしたお手入れで、コンディションを保ちながら長く愛用できるんです。そこで今回は、革靴のお手入れ方法をアイテムとともに紹介。メンテナンスタイムを楽しみながら、革靴ならではの味わいを楽しんでみませんか?
目次
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新品のシューズを履く前にやっておきたいこと
ずっと狙っていたあのシューズ。買ったばかりですぐに履きたくなる気持ちもわかりますが、履く前にひと手間加えるだけで、その後のコンディションをぐっと良好に保つことが出来るんです。
シューキーパーを入れる
これから革靴のお手入れを始めるなら、まず手に入れておきたいのがシューキーパー。シューキーパーを革靴に入れ、お手入れしやすいように形を保ちましょう。靴紐類が付属する場合は外しておきます。
「アールアンドケイズカンパニー(R&K's Company)」のシューキーパー。縦方向は2本のバネの伸縮を活かしたツインチューブ式、横方向にはサイドスプリット式を採用しており、靴全体に均等にテンションをかけるのに最適です。防虫・防臭効果が期待できるレッドシダー素材を使用しています。
Sleipnir シダーシューツリー ¥6,153
一度購入すれば長く愛用できるので、上質な素材のシューキーパーをチョイスするのもおすすめです。「スレイプニル(Sleipnir)」のシューキーパーは、欧米ブランドでポピュラーなシルエットの靴にぴったり。つま先から履き口までゆるやかに上昇しているような、ラウンドトゥの靴に適しています。高品質なアロマティックシダー素材は無塗装仕上げ。一日履き終えた後の汗もしっかり吸湿してくれますよ。独特の芳香が感じられなくなったら、サンドペーパーを使えば香りが復活します。
馬毛ブラシでホコリを落とす
新品とはいえ、靴の表面には何かしらの付着物があるもの。毛先に適度なコシがある馬毛のブラシをチョイスして、軽く表面を整えましょう。事前にほこりなどをしっかり落としておけば、この後のステップの効果がより高まります。
クロスを使ってクリームで保湿
クリームを使用する目的は、革の保湿。私たちの手元に届くまでに様々な工程や時間を経ているため、案外新品でも乾燥しているものです。乾燥したまま履いてしまうと、細かい履きジワが増えていき、じわじわと靴の寿命を縮めることに繋がります。ここで使うべきは、乳化性クリーム。履く前なので、無色のものがベストです。「コロニル(Collonil)」のシュプリームクリームデラックスは、有機溶剤不使用。伸びの良いクリームを付属のクロスに少量取り、薄く均一に塗ります。高い浸透力で革靴に必要な油分を補っていきましょう。乾いたら、きれいなクロスで余分なクリームを拭き取るのを忘れずに。
汚れの付着も予防できる防水スプレーを一吹き!
最後に、防水スプレーを使用すれば、履く前のお手入れは終了です。革の大敵である水分から靴を守ってくれるほか、油や汚れ対策も兼ねています。「コロンブス(COLUMBUS)」の防水スプレーは、レザーの通気性を損なわないフッ素系の成分が繊維1本1本をしっかりとコーティング。
日々のレザーシューズのお手入れ
同じ革靴はなるべく連続して履かずに、1日履いた後は1〜2日間シューキーパーでしっかりと汗を吸い取らせておくのがベストです。毎日のお手入れは、履いた後にシューキーパーを入れ、馬毛ブラシによるブラッシングを行えば十分。2週間〜1ヶ月に1度程度、履く頻度に合わせて以下のお手入れを行うようにしましょう。
レザークリーナーとクロスで汚れを落とす
いつもどおりブラッシングを終えた後、取り切れていない汚れをレザークリーナーで落としていきます。クリーナーを少量ずつクロスに取り、たっぷりと塗りすぎてシミにならないように注意してください。
汚れを落としてきれいな状態にするのには欠かせないレザークリーナーですが、時には革を痛めてしまうことも。「エム・モゥブレィ(M.MOWBRAY)」のステインクレンジングウォーターは、オリーブオイルやホホバオイルといった天然成分のみで構成されたクリーナーです。革へのダメージを抑えながら汚れをすっきり落とします。
革靴のお手入れに必要なクロス。一枚を使い回すよりも、複数枚持っておくと何かと便利です。使用するクリームや手順ごとに使い分ければ、より作業効率もアップしますよ。
ペネトレイトブラシでクリームを塗る
このステップでは、再び革への保湿を行っていきます。
クリームを塗布する際には、小回りが利いて細かい部分も塗りやすいペネトレイトブラシを使うのがおすすめです。革靴によって異なるカラーのクリームを使用する場合は、色ごとにブラシは分けておきましょう。
履く前のお手入れで使用した無色の乳化性クリームでもOKですが、革靴に合わせたカラーのクリームを使えば、色落ちを防いでキープしてくれます。フランス発の高級シューケアライン「サフィールノワール(SaphirNoir)」のクレム1925は、靴磨きのプロも推薦する逸品。水を一切使用せずに天然の油性成分を用いたクリームは、圧倒的なツヤ感と栄養補給・補色効果が高いのが特徴です。豊富なカラーバリエーションで、お気に入りの一足にぴったりのカラーが見つかるはず。
豚毛ブラシでクリームをなじませる
前のステップで使用したペネトレイトブラシの役割がクリームを「塗る」だった一方、こちらの豚毛ブラシには「なじませる」役割が。馬毛よりも強いコシを持つ豚毛を用いて、革にしっかりとクリームを浸透させていきましょう。その後、再びウェスで軽く拭いておきます。
靴磨きでツヤを出していく
きっとここまででも大分ツヤ感が出てきたのではないでしょうか?更にツヤツヤの鏡面仕上げにしていくには磨きのステップが大切です。
SaphirNoir ワックス ミラーグロス(75ml)¥2,420
「サフィールノワール」のワックスは、高級なミツロウ、カルナバワックス、モンタンワックスを贅沢に使用。クロスに少量を取り、小さな円を描いていくように磨いていきます。鏡面磨きに特化して開発されており、スピーディーかつ驚くほどのツヤを得ることができるでしょう。
乾拭きで仕上げる
M.MOWBRAY 仕上げ・乾拭き用 グローブクロス ¥550
ここまで来たら、アッパーのお手入れはあと少しで終了です。乾拭きで全体を丹念に磨きます。グローブタイプのクロスなら、手を汚さずに仕上げを行えるのが◎。
靴底も忘れずにケア!
実はアッパー以上に日々のダメージが蓄積しているのが靴底。履き心地にも直結する部分なので、忘れずにケアをしておきましょう。「ブートブラック(Boot Black)」のソールコンディショナーは、ミツロウを配合したホホバオイルが革の内部にまで浸透し、潤いと柔軟性をチャージしてくれます。使用の際はペネトレイトブラシで塗るのがおすすめです。何かと濡れてしまいがちな靴底にも嬉しいカビ止め剤を配合しているのも嬉しいポイント。
スエード素材などにも対応、その他お手入れグッズ
ツヤだけではない、独特の風合いを味わうレザーシューズも多いですよね。ここまでお伝えしてきたツヤ出しケアとは異なり、スエードやムートンなどにも対応するケアグッズを紹介します。
「サフィール(Saphir)」のクレープブラシは、天然ゴムが汚れをしっかり吸着。スエードやヌバック、ムートンといった起毛素材に使えます。こまめなブラッシングで美しい毛並みを保ちましょう。
履く前に忘れずに使いたい防水スプレーも、スエードなどの素材に合わせた専用のものをチョイスしましょう。
乾燥が進んだカサカサとした質感では、起毛素材が持つ本来の風合いが損なわれてしまうことに。専用の栄養剤でしっとりと保湿すれば、カラーを鮮明に保つ効果も期待できます。ミスト手軽にひと吹きするだけのミストタイプです。
ひとつで基本はOK!なオールインワンセット
Saphir 靴磨きセット(Amazon限定)¥3,300
これから革靴のお手入れをスタートしようとしている方には、基本アイテムがオールインワンで入ったスターターセットも紹介します。必要なものがすべて揃っているので、まずはセットから始め、徐々にこだわりのアイテムを増やしていくという楽しみ方もありそうです。「サフィール」のAmazon限定セットは、高級感のあるオリジナル缶入りで、父の日やバレンタインデーのプレゼントにも喜ばれそうです。
マルチに使える無色の乳化性クリームと、馬毛・豚毛・ペネトレイトの3種類のブラシ、そしてクロスとムートングローブが付属するシンプルなセットです。手順書付きで初心者でも安心。
Sofirm 靴磨きセット ¥2,760(69%OFF)
ブラック&無色の2つのクリームに加え、馬毛・豚毛・ペネトレイトの3種類のブラシとクロスとグローブと靴べら、スエード用のお手入れブラシまで入ったコスパ抜群のセット。お得に始めて、革靴のお手入れを毎日の習慣に取り入れてみませんか?
※表示価格は全て各サイトにおける販売価格を反映しています。
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