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デビュー20周年の木村カエラがUZUとコラボ 黒のアイライナーから語る“光と影”について

Image by: FASHIONSNAP

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デビュー20周年の木村カエラがUZUとコラボ 黒のアイライナーから語る“光と影”について

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 2004年6月、シングル「Level 42」でメジャーデビューした歌手 木村カエラさん。「女性アーティストが10年続けるのは難しい」とデビュー当時に言われたというカエラさんは、その2倍のアーティスト人生を生き抜き、今年デビュー20周年を迎えた。10月に日本武道館で行う20周年記念ライブに向け着々と準備を進める中、マスカラやアイライナーが人気の「ウズ(UZU)」とコラボレーションし、「光と影」をテーマにしたアイライナーが誕生した。今回、そのアイライナーをフックに、一番好きだったミュージックビデオ(以下、MV)のヘアメイクから、子どもと過ごす中で変化したファッション、そして色に対するこだわりまで語ってもらった。

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 デビュー20周年おめでとうございます。20年、率直な感想は?

 ありがとうございます。デビュー当時に「女性アーティストが10年続けるのはすっごい大変なことなんだよ」って言われて、デビュー曲「Level 42」では“10 years”という言葉を入れたくらい、10年続けることを目標にしていたんです。それで、気がつけば20年。武道館でライブができることもそうですし、今回のようにウズさんとコラボができる。ちゃんと人前で自分を表現することが20年経った今でもできることに感謝しています。

⎯カエラさんはファッションも、ヘアスタイルも、メイクも、そしてカラーも常に変幻自在に姿を変えてきたイメージがあります今までいろいろな楽曲でMVを撮影してきたと思いますが、どのヘアメイクが一番お気に入りですか?

 一番好きなのは、メジャー4枚目のシングル「ビート」でのヘアメイクですね。MVでボブの髪をバッとアップにして刈り上げていた部分を見せました。元々いろいろな髪型やカラーにするのが好きですし、ファッションもそう。全部自分なんですが、一番「自分らしいな」と思うのがあの髪型でした。下ろしたら可愛いけれど、上げたら中性的な印象になる。その感じがすごく私らしいと思ったんです。

⎯ メイクもこだわりがあると思います。コラボアイテムにちなんで、アイメイクでのカエラさん「らしさ」があれば教えてください。

 アイラインは自分で引くことも多く、オン・オフで引き方を変えています。仕事の時は必ず目尻を猫みたいに跳ね上げていて。人の前に出る時は緊張するので、目尻を上げて戦闘体制に入るというか、ライブの時は特にそうかも。オフの時はまつげの間を埋めて目のキワを濃くするだけで、目尻を伸ばしたり跳ね上げたりはあまりしません。どちらかというとマスカラで目尻を濃く伸ばして、まつげがアイラインに見えるような雰囲気にしています。自分の“モード”を変えるためにアイライナーは必須のアイテムですね。

デビュー時は「いつも木村カエラ」、今は「オフモードカエラ」も

 オンは戦闘体制、ではオフはリラックスモードでしょうか?

 普段は気が抜けているんです。ファッションもほとんど黒で、ジャージのような格好で過ごしてるんですよ。公園に行って全力で遊べる、Tシャツにパンツとか少年みたいな格好ばかりで。あんまりカラフルにもしないです。デビュー当時は「いつも木村カエラ」みたいな感じだったんですが、結構オン・オフがつくようになってきましたね。

 心境に変化があったのはなぜ?

 子どもが生まれたからだと思います。公園で一緒に遊ぶ時は思いっきり遊びたい。おしゃれな格好では滑り台や砂場もちょっと楽しめないですよね…。だから汚れてもいいや、破れてもいいや、ぐらいの格好になって。ハイブランドの服も好きなんですけど、最近は古着や、着倒したらすぐ捨てられるようなアイテムが増えました。オフの日に外に出る時は化粧もあまりしないですし、髪も寝癖のまんま。ニット帽をズボッとかぶって、本当に誰だかわかんないみたいな感じで過ごしていると思います。でも「形が木村カエラだ」ってバレるみたいです(笑)。遠くにいても、どんな格好をしていてもバレちゃうので、それはそれでいかに楽な格好をするかっていうのを楽しんでいます。

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白黒の世界に色が足されて、カラーのある人生に

⎯ それではウズさんとのコラボについてお聞きしたいと思いますが、製作はどこから始めましたか?

 「どんな商品を作りますか」からスタートしました。最初はアイライナーを作るなら、蛍光とかすごくカラフルなアイテムをイメージしていたんです。でもウズさんには本当に綺麗な色で、バリエーションが豊富なアイライナーがあります。だから同じものを作っても仕方がない、と。それでどうしようか迷っていた時、ウズさんに「作品を出す時に大事にしているテーマはなんですか?」と聞かれて、「光と影です!」と答えたんです。それでこれをテーマに選びました。

⎯ “光と影”というテーマにはどのような想いが込められているのでしょうか?

 私は現実を“白黒の世界”、人々が描く夢や希望、そして私の歌を“カラフルな世界”だと思っています。規模が小さくても、自分で夢を描けば現実世界に色が足されていく。それを描けば描くほど自分の世界に色が加わっていく、というイメージです。自分が光り輝いているときは影なんて見えないけれど、元気がない…つまり光が薄いときは影にばかりに目がいく。その影の濃さの変化の話をウズさんとした時に、「薄い黒っていいですね」と。それだ!となったんです。

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⎯黒といえば漆黒のような色を思い浮かべますが、絶妙な透け感もある黒ですね。発色も違いそうです。

 最初のひと筆は薄く発色するので、アイラインに苦手意識がある人でもさりげなく使えますし、重ねれば重ねるほど濃く発色するので、アイライン“上級者”にも楽しんでもらえると思います。まゆげにも使うこともできるので、これ1本でさまざまな表情を作れるのではないでしょうか。

 またアイライナーの色は黒ですが、パッケージはカラフルなところもポイントなんです。赤・青・緑を使用し、外側だけでは何色なのか想像がつかない。その面白さも一緒に相談しながら作らせていただきました。だから光の三原色の「RGB」と「ブラック」を商品名に付けました。

⎯カエラさん自身は普段、何色のアイライナーを使うことが多いですか?

 黒を使うことが多いですが、すごくたくさんの色を持っています。ほとんどがウズさんのアイライナーですが、その時の気分で使い分けています。先ほど何もしないと言っていましたが、オフの日でもちょっと遊びたいなと思う時は、ワインレッドのような赤を使ったメイクをすることが多くて、ウズさんのバーガンディのアイライナーで目の周りを囲んで、マスカラも同じ色で合わせています。仕事の時は「この作品はこの色」、「このライブではこの色」、「この作品は黄色のイメージだから私の髪の毛も黄色」と、色に強いこだわりがあります。ウズさんが発売される前は、海外でいろいろなアイライナーを買い漁っていたんですよ。だからウズさんが登場した時はめちゃくちゃ衝撃を受けて。まずテスターを全部使って「何この発色! このブランドすごい」って思って、それからはウズさんの虜に。アイライナーはもちろんですが、マスカラも色付きが良くて好きなんです。

 ウズさんのマスカラもカラー展開が豊富で、お湯でオフできるし使いやすいですよね。

 まつげの量が多いからか、実はあまりマスカラにはこだわりがなかったんです。今回のコラボを機にウズさんの担当の方からマスカラのこだわりをたくさん教えていただいて。それでマスカラを使用すると「(こだわりは)これか!」と納得しちゃって。まつげ1本1本の根本からちゃんと色付くし、コームの種類もそれぞれ違うんですよね。私は60年代のメイクが好きで、仕事の時はまつげをバサバサに束にするんですが、オフの時はアイライナーを引かない代わりに、ウズさんのマスカラを目尻にだけ何度か濃く塗って、正面から見た時に目尻のまつげがアイラインのように見えるアイメイクを施してます。

⎯ 最後に、デビュー20周年、これからの意気込みを教えてください。

 最初にも言いましたが、20年、自分を表現することができて感謝が大きく、とにかく全て一生懸命やろうっていう気持ちが強いです。歌が大好きで、大好きなことをずっと続けていたらいつの間にか20年が経っていたっていう感じもあるのですが、死に物狂いで一生懸命、元気な限り続けていきたいですね。

Top : 2万900円/kotohayokozawa(ON TOKYO SHOWROOM)
Bustier : 4万8000円/HELMSTEDT(CARV STORE)
Pierce : 2万115円/SANDY LIANG(LYDIA)
Necklace : 5万2000円/Kalevala

EYE OPENING LINER RGBブラック

アイライナーのパッケージ画像
ヴィジュアル画像
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EYE OPENING LINER RGB BLACK - RGBブラック -(税込1694円)

Image by: UZU

 ウズと木村カエラのコラボライナー「EYE OPENING LINER RGBブラック」(税込1694円)は、水墨画の墨のような“黒”を目指し、1色のアイライナーでも無数の色を表現する"モノトーンの世界のカラフル”を追求して誕生。一度塗りでは薄く透けるように発色し、重ねるごとに深みのある黒を作り出す。本体のパッケージは青やグリーン、赤を採用し、一見黒のアイライナーとは分からない、内側と外側が対をなすようなカラーリングで、“彩りあふれる原色の世界”を表現している。数量限定で、7月4日から公式オンラインストア及びポップアップイベントで取り扱う。

(聞き手:福崎明子、藤原野乃華)

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