インサイド

　デザイナーの八橋佑輔が手掛けるクロは、「本物を着る。文化を着る。妥協なき現代の日常着。」をコンセプトに掲げる。国内生産に徹底し、オリジナリティのある自由なデザインを、熟練の職人たちの手による細やかなディテールや洗練されたシルエットで表現している。クロのインラインコレクションでは、デニムスカートもユニセックスで提案しており、ウィメンズラインを設けているわけではないが、別注やコラボアイテムに関しては、リメイクデニムをウィメンズ向けに製作したり、メンズでのデザインをウィメンズ向けにアプローチしたことが変化につながったという。　好調を後押ししたセレクトショップとの別注では、パッチワークが施されたデニムや「スーパーハイライズデニム」といったオリジナリティの強いデザインを展開。洗練性がありながら遊び心があるクロのクリエイションは「一癖あるデニム」を探す女性客に刺さり、支持につながったとブランド担当者は分析する。　いち早くクロを取り上げたシティショップのコンセプター片山久美子は、「高度な職人技術を特徴とするクロは、その技術力でしか成立しない攻めたデザインも実現できる点が他のブランドと一線を画すポイント」と説明。シンプルなデザインよりもデザインの効いた“一癖のある”アイテムが動いているというシティショップでは、クロの別注アイテムが毎シーズン即完売するという人気ぶりで、顧客の間でも「早く店舗に行かないと手に入らない」という認識が浸透しているという。 　デニムアイテムに並んで女性客からの支持が厚いのは、ダメージ加工が施されたスウェットトップス。カジュアルテイストのアイテムを大人の女性でも取り入れやすいように上品さを残して仕上げるのも、クロならではのクリエイションと技術力だ。片山も「古着風の加工が施された新作アイテムは近年多く見られますが、クロは現代的なシルエットや洗練性という軸をぶらさずに、リアリティのある古着風の加工を施す技術が特に優れています。まさに“ファッショナブルな職人”」と太鼓判を押す。 　クロは、今年11月に富ヶ谷にリメイクアイテムとコレクションのフルラインナップを揃える初のコンセプトショップをオープンするなど国内展開を着実に拡大している。「もともとウィメンズ認知がほぼなかったので、今後も認知力アップを目指し、ウィメンズならでのデニムのデザイン性を強化していきます」と八橋。3月からはパリでの展示会にも参加し、海外へのアプローチも強化していく考えだ。

KURO

Fashion

「クロ」を支持する女性客が増えている理由　セレクトショップの別注も火付け役に

デニムジャケットLOEWE　「ロエベ（LOEWE）」のデニムジャケットは、フロントとバックで異なるウォッシュドデニムを組み合わせており、見る角度で違った表情が楽しめます。ブランドを象徴する、アナグラムのエンボス加工を施したレザーチェストポケットが小粋なアクセントにひと役。MATCHESFASHION で購入するFENDI　着丈がやや短めで、コンパクトなシルエットが特徴のこちらは「フェンディ（FENDI）」のもの。チェストポケットには、カーリグラフィのロゴ刺繍も。すっきり洗練されたムードを演出し、ハイウエストのボトムスやワンピーススタイルがグッドバランスに仕上がります。MATCHESFASHION で購入するWeekend Max Mara　ノーカラーのボレロスタイルがクラシックな「ウィークエンド マックスマーラ（Weekend Max Mara）」のデニムジャケット。ボディとデニムの色を変えた胸ポケット風の柄や、くるみボタンが装いに愛嬌を添えてくれます。襟元からタートルネックやレースの襟を覗かせてもお洒落。MATCHESFASHION で購入するBALENCIAGA　「バレンシアガ（BALENCIAGA）」からは、オーバーサイズの肩落ちしたシルエットがトレンドライクな一着をセレクト。バックには、ブランドのダブルBロゴをフランス語発音にした「Bébé」の文字をクリスタルであしらっており、後ろ姿も存在感をアピールできます。MATCHESFASHION で購入するMM6 Maison Margiela　ダメージ加工を施し、あえてユーズド感を出した「エムエム6 メゾン マルジェラ（MM6 Maison Margiela）」のデニムジャケット。アームにはスリットが入っており、ボタンを外すとシルエットが変化。簡単に印象を変えることができます。MATCHESFASHION で購入するAcne Studios　ミッドブルーのコットンデニムを使用したデニムジャケット。1996年にデニムブランドとしてスタートした「アクネ ストゥディオズ（Acne Studios）」のアーカイブルーツを反映。どこか懐かしいディテールながら、今っぽいオーバーサイズ具合が可愛い。MATCHESFASHION で購入するA.P.C.　「アー・ペー・セー（A.P.C.）」の一着は、上品さも備えつつワークジャケットのムードを踏襲したモダンなデザインが魅力的。控えめなドロップショルダーなので、カジュアルながらきちんと顔で着られるのも嬉しいポイント。MATCHESFASHION で購入するKURO　日本人の独特な感性や感覚を落とし込み、クラフトマンシップ薫るアイテムを展開する「クロ（KURO）」。ダークインディゴのリサイクルクロスを使用したデニムジャケットは、独特の風合いとミニマルなデザイン。幅広いコーディネートで活躍してくれそう。MATCHESFASHION で購入するレザージャケットLauren Ralph Lauren　余計な装飾を省き、洗練された表情に仕上げた「ローレン ラルフ ローレン（Lauren Ralph Lauren）」のライダースジャケット。バンドカラーのコンパクトなデザインで、すっきりとした印象が叶います。Farfetch で購入するAcne Studios　バイカーシルエットのクラシックな雰囲気漂う「アクネ ストゥディオズ（Acne Studios）」のライダースジャケット。ピークドラペル、ウエストベルト、D字型のフロントポケットなど伝統的なディテールが光る。ソフトなラムレザーを使用しているので着心地も良好。Farfetch で購入するDIESEL　「ディーゼル（DIESEL）」の一着は、ライダースならではの要素を取り入れつつも、デイリー使いしやすく落とし込んだがデザイン魅力。スリムフィットでかっこいいスタイリングが楽しめます。Farfetch で購入するCOACH　ベーシックなライダースジャケットのディテールやシルエットを求めるなら「コーチ（COACH）」がおすすめ。脱いだときに見えるブランドタグまで可愛い一着。Farfetch で購入するrag & born　なめらかな艶感のある「ラグアンドボーン（rag & born）」のこちらはカーフレザーを採用したもの。カジュアルなスタイルはもちろん、タイトスカートなどと合わせてクールな女性像を描いてみて。Farfetch で購入するMaje　ハードなイメージの強いライダースジャケットも、フランス発のファッションブランド「マージュ（Maje）」の一着ならウエストにくびれが入っているので、女性らしいムードを演出できます。パリジェンヌのように小花柄のブラウスと合わせてフレンチシックに着るのもおすすめ。Farfetch で購入する

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