インサイド

「タブーを自由にラボ」とは？　ポーラが2023年に始動したフェムケア事業の一環として実施しているプロジェクト。働く女性の健康の悩みをテーマに、女性の体についてのメカニズムやフェムテック市場について学ぶほか、PMSや不妊治療、卵子凍結、妊娠・出産とキャリア、更年期、ヘルスリテラシーに関する教育課題など、普段はなかなか声に出しにくいテーマに焦点を当てる。同じ課題を抱える仲間とともに解決策を考え、女性の活躍推進支援や新しいアイデア創出を目指している。ポーラとオプトのフェムケア「製品の取り組みについて」　ポーラ、オプトともに、吸水ショーツを発売しています。吸水ショーツはクロッチ部分に吸水素材が用いられていて、ショーツ自体が経血を吸水することで、ナプキンやタンポンなどの生理用品を使用せずに生理期間を過ごすことができます。「日本国内では2020年ごろにスタートアップ企業が参入し、その波は徐々に大きな企業にまで広がっています」（ポーラ ブランドクリエイティブ部 新価値開発チーム 西澤美紀氏）。ポーラ、オプトはさまざまな想いを込めた吸水ショーツを開発しています。一生で一番長く身につける衣服。だから憂鬱な時間を自由な時間に（ポーラ）　ポーラは化粧品やウェルネス商材の開発・販売を行う会社として知られていますが、女性用インナーウェアの開発・販売も長年行っています。下着は年齢を問わず、1日のうちシャワーを浴びている時間以外ほとんど着用している、「一生で一番長く身につける衣服」。吸水ショーツが普及し始めた中で、西澤氏は「ポーラでもより良い選択肢を提案できないか。女性特有の変調やサイクルによる悩みに寄り添い、誰もが自分を大切に、もっと自由に過ごしてほしい」という思いから、企画・開発した吸水ショーツ「フリーフェムショーツ」が誕生したと語ります。フリーフェムショーツは“不安で憂鬱な時間を、私らしい自由な時間に”をコンセプトに、機能性と履き心地を両立したアイテムです。より快適に生理の期間を過ごせるよう、2タイプが用意されています。 　2023年に発売した「フリーフェムショーツ」第1弾は、6層の立体パッド内蔵でスピード吸収＆ニオイを防ぎ、肌をサラサラに保つ。約50～60mLの水分を吸水し、肌に優しいコットン素材と遠赤外線放射機能がある植物性炭素繊維「オルガヘキサ」加工で、肌と体をじんわり温める。ウエストとヒップをすっぽり包み込み、ズレにくいマキシ丈で、お腹周りは生地を2重に折り返し締め付けずにフィット。長時間横になっても安心できるよう、後ろまで防水ガードを施している。 　今年7月に第2弾の「ライト」タイプを発売。水分の吸水量は約30mLで、そのほか構造や機能は第1弾と同様。すっきりとカットしたレッグラインで足さばきが良く、普段のショーツと変わらない履き心地とすっきりとしたデザインが特徴。ピンクのパッケージにフローラルの香り…「違うんじゃない？」ってずっと思っていた（オプト）　「どんな時も自分は自分なのに、生理用品に「自分らしい」ものはひとつもない」。サッカー選手として活躍してきた下山田氏と内山氏が共同代表を務めるレボルト（Rebolt）が展開するライフスタイルブランド「オプト（OPT）」は、そんな声や体験から誕生しました。内山氏は「生理用品の機能面による使いづらさと、デザインの“可愛らしさ”が自分に合わないと違和感を覚えてきた」と、振り返ります。　さらに生理用品は基本的に過酷なスポーツ環境での使用は想定されておらず、デザインはピンク色に花柄やハートなどのキュートなモチーフが施されていることがほとんど。“生理”と“スポーツ”は相性が悪く、オプトが554人の女性・クィア アスリートに実施したアンケートでは、「試合中、汗でグチャグチャになったナプキンが落ちてしまった」「可愛らしいデザインの生理用品をチームメイトに見られるのが嫌」などの声が集まりました。さらに、スポーツ用品メーカー「モルテン（molten）」とオプトが2023年10月に実施した生理に関する実態調査では、10〜20代の女子アスリートの約7割が生理用品の悩みを「仕方ない」と諦めていることがわかったと言います。　オプトはそんなアスリートたちの声から、2021年にメンズボクサーパンツ型の吸水ショーツ「吸収型ボクサーパンツ」を発売。アスリートレベルでの動作環境での機能性・快適さや、“かっこいい”デザインが特徴です。「実際に吸収型ボクサーパンツを使用しているユースアスリートからは、『仕方ない』と諦めていた生理用品の悩みが解消され、生理期間中でも“いつも通り”に近いパフォーマンスができるといった声が寄せられています」（内山氏）。 　オプトの「吸収型ボクサーパンツ」は、吸水クロッチ部分に「吸水速乾素材」「吸水素材」「透湿防止ラミネート素材」「ストレッチ性／フィット性に富んだ立体成型ニット」の4素材を採用。いつも通りの履き心地を邪魔しない厚みで、30〜35mLの液体を吸収する機能を実現した。さらに、菌に働きかける加工が施された素材を採用し、制菌加工・抗菌防臭加工・銀イオンの抗菌防臭加工によって嫌な臭いの発生を防ぐ。ポーラとオプトのフェムケア「啓発活動について」　昨年のラボで挙げられた課題の1つ、「ヘルスリテラシー向上に関する教育」。若い世代が生理や体について理解を深めていくために、オプトとポーラはどのような活動を行っているのでしょうか。　まずポーラですが、今回の「タブーを自由にラボ」をはじめとしたフェムケアプロジェクトを始動しています。西澤氏は「自分の体に何かあった時に対処できるよう、より良い選択肢の提案とともに、“転ばぬ先の知恵”となるウェルネスリテラシーを広めていきたい」と語ります。さらに、西澤氏が馬場智氏（睡眠健康診断士／ピンクリボンアドバイザー）、大島敦子氏(健康管理士一般指導員/睡眠健康指導士 上級／女性の健康経営推進員／ピンクリボンアドバイザー)とともに立ち上げた、大人の女性応援プロジェクト「クラブ アマゾネス」では、老若男女が参加できる社内セミナーを実施。「相手を分けることなく、ジェンダーにとらわれずに広く・偏りなく情報を発信していきたい」（西澤氏）。次の目標に「ファーストサニタリーショーツを吸水ショーツに」を掲げ、若年層が早くから吸水ショーツに出合えるようにアプローチしていきます。　オプトは「医学療法士やスポーツファーマシスト（ドーピング防止などの専門知識を持つ薬剤師）とタッグを組み、ユースアスリートのチームなどに向けたセミナーを開講しています」（内山氏）。セミナーは選手のみならず、選手の保護者や指導者にも向けて、性別を分けずに開講。「学校で行われる生理の授業が男女で分かれてしまうと、男性はその先で生理について知ることや学ぶことが難しくなってしまう」と、内山氏は危ぶみます。それを解決するために男性を含めてセミナー開催することでより「体」についての理解が深まり、悩みへの対処法を学ぶことが、認識のズレの解消や家族間・師弟間でのコミュニケーションにつながっているといいます。今後も「女性の体について、“どうすればよりスポーツが楽しめるようになるのか”という切り口で、フェムケアへの取り組みを続けていきたい」と内山氏は語ります。大学生はどう見て、どう考えて、何を話した？　「タブーを自由にラボ」に参加した大学生たちは、「生理に関する話をタブーにしないためには、何ができるのだろう？」をテーマに、「大学ができること」「自分がいま、できること」を話し合いました。「小学校の性教育で生理の話をするときは男女で分けられるイメージがずっとある。だから、悩んでいる時も生理の話は男性にしてはいけないんだ、と思ってしまっていた」と語る学生や、それに関して日本の性教育の遅れを指摘する学生、大学でも男女問わず生理や体の違いに関する教育をする必要性があるという意見や、悩みを打ち明けられるコミュニティを作りたいという学生も。　ディスカッションの終わりに、「自分がいまできることとして、誰かが普通のように生理について話していたら、聞いた人も『タブーじゃないんだ』と考えられると思う。だからありふれた話のように、自分自身も生理の話をしていきたい」「大学は性教育が進んでいる国を参考にして、産学連携を行ったり、今回のラボのようなことを定期的に実施できたら」と前向きな意見にあふれていました。

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ポーラのフェムケアラボで“転ばぬ先の知恵”を　オプトとともに吸水ショーツを提案

■岡本佳央理（WOMB LABO ディレクター）サンルイ・インターナッショナルで、森田敦子代表とともに約10年前からデリケートゾーンケアコスメ「アンティームオーガニック by ルボア（INTIME ORGANIQUE by lebois）」のコンセプト企画・商品開発等に携わる。3回の妊娠・出産経験を経て、日本におけるデリケートゾーンケアをはじめとしたフェムケアの重要性を認識。2021年伊勢丹新宿本店とのフェムテックイベント「センシュアル・ライフ」のプロジェクト責任者を担当する。社内新規事業として、フェムテック・フェムケアメディアサイト「ウーム ラボ（WOMB LABO）」の立上げに携わる。プライベートでは3児の育児に奮闘しながらも、子ども世代にも伝わるフェムケア・性教育の啓蒙を行う。■ウーム ラボ（WOMB LABO）センシュアリティケアをサポートするフェムテック・フェムケアメディアと、セレクトオンラインショップ、ウームラボ オンラインストア、体験型ショールームの「WOMB LABO Daikanyama」を展開する。自分自身の身体を知り、向き合うための知識や情報の発信を通じて、「うるおうからだ」づくりをサポートする。店舗では、女性の健康課題に寄り添う吸水ショーツや月経カップ、腟トレグッズ等のフェムケアアイテム、約60ブランド200SKUを取り揃える。公式サイトノーマルタイプ、初心者におすすめは？「ピリオド（Period.）」の「クラシック（Classic）」というショーツは、最大20mLの吸水量で普段使いにもおすすめですよ。生理が始まりそうなとき、終わりかけのとき、おりものが気になるときをサポートしてくれます。量が多い時はナプキンをつけることも可能です。「ベア（Be-A）」の「シグネチャーショーツ」は、透けにくいベージュカラーが販売されています。ウィングガードや横漏れ防止テープなど、経血量が多い日でも安心して使える超吸水型ショーツです。経血量が少ないときに最適　「ホガラ（Hogara）」の「オーガニックコットン吸水型ショーツスリム」は、生理前後の少し不安な時に適した8mLの給水量です。生理前後の少し不安なときや普段のショーツとしても使えます。カラフルなカラー展開はお花をモチーフにしているそうですよ。　吸水ショーツではないのですが、お手持ちのショーツに装着する吸水パッドは、経血量が少ない日に使いやすいと思います。特殊な布による3層構造で、吸水部分には洗濯しても効果が持続する抗菌消臭機能素材が使われています。気になるニオイに対応してくれているのは嬉しいですよね。激しいスポーツや、蒸れが気になる夏場に最適　「ピリオド（Period.）」の「Sport0」は、履き心地が追求されたショーツです。締め付け具合が初代モデルよりも軽減されているので、スポーツをする時も快適に過ごせると思います。また1日中サラッとした履き心地を叶えてくれるので、蒸れも気になる人にもおすすめです。ワコールが手掛ける「シーダブリュー・エックス（CW-X）」の「3D吸水サニタリーショーツ」は、経血の漏れ、ナプキンのズレ、ショーツの食い込みといった運動時の悩みや不安に着目して作られています。汗の消臭機能も付いているので、ニオイが特に気になる夏場にもおすすめですよ。漏れに強い設計のショーツもあります。経血が広がりやすい方向に施された吸水面が、運動時などの横漏れ、就寝時の伝い漏れ、座っている時のヒップからの漏れを防いでくれるので、激しく動いても安心です。生理中の肌が敏感なときは？　肌触りの良い甘撚りのオーガニックコットンを使用したショーツがありますよ。ウエスト部分のゴムが生地で覆われていて直接肌に触れないので、肌が敏感な時にぜひ試してほしいです。　ベイクルーズグループの「エミリーウィーク（EMILY WEEK）」から展開されている「Organic Cotton Eco サニタリーショーツ for RESET」は、ふんわりと柔らかいオーガニックコットンをメインとした生地で作られています。また同ブランドのブラやナイトブラの一部と同色同素材なため、上下セットでのコーディネートができます。　ナチュラル生理用品メーカー「ナチュラムーン（NaturaMoon）」からもオーガニックコットンを使用した吸水ショーツが販売されています。デリケートゾーンが当たる部分には、肌あたりと通気性に優れた天然素材が使われているので、かぶれにくい仕様です。また約55ccの水分を吸収してくれるので、洋服への漏れも防いでくれます。おしゃれが楽しめるデザイン性もほしい　先ほどの吸水パッドと同じブランドからこのような商品も展開されています。ヒップにレースがあしらわれていて、サニタリーショーツとはわからないほどデザイン性の高いアイテムです。また一般的なサニタリーショーツよりも薄いので履き心地も良いですよ。　「マウジー（MOUSSY）」などを手掛けるメーカーのカラフルな吸水ショーツもおすすめです。デザイン性はもちろん、伸縮性にこだわったストレッチ素材で機能性も高く、サラリとしたはき心地ですよ。「アヤメ（ayame）」の「吸水サニタリーショーツ レース」は、サイドに小花柄のレースがあしらわれています。吸水ショーツとは思えないデザインに加え、吸水パッドが取り外しできるので衛生的に使えるタイプです。

「吸水ショーツ」や「吸水パッド」について聞いてみた　目的別に先生が薦めるアイテムとは？

■山本佳奈（やまもと かな）AMPPフィトテラピスト。2021年からルボアフィトテラピースクールで勉強を始め、植物療法を用いた女性性ケアに関心を持つ。2022年12月に卒業し、センシュアリティケアをサポートするWOMB LABOでAMPP認定フィトテラピストとして働き始める。自身が3姉妹・女子校育ちという経験から日々女性の悩みに沿ったカウンセリングを行い、セルフケアを提案している。■ウーム ラボ（WOMB LABO）センシュアリティケアをサポートするフェムテック・フェムケアメディアと、セレクトオンラインショップ、ウームラボ オンラインストア、体験型ショールームの「WOMB LABO Daikanyama」を展開する。自分自身の身体を知り、向き合うための知識や情報の発信を通じて、「うるおうからだ」づくりをサポートする。店舗では、女性の健康課題に寄り添う吸水ショーツや月経カップ、腟トレグッズ等のフェムケアアイテム、約60ブランド200SKUを取り揃える。公式サイト生理周期について　身体の異変を感じる生理の「周期」について悩んでいる人もいるようです。周期を把握しやすいツールについての相談です。サニタリーグッズについて　生理中はナプキンや月経カップなど、サニタリーグッズについて悩む人は多いですよね。

「生理周期」や「サニタリーグッズ」について聞いてみた　それぞれのメリット・デメリット

「そもそもフェムテックって何？」意外と知らない初歩的なことを聞いてみた

デザイン重視！ブルーな日こそインナーで密かにお洒落ナギ　「ナギ（Nagi）」は、石井リナさんが代表を務めるBLAST Inc.が2020年5月に立ち上げた国内ブランド。1枚でおよそナプキン2枚分の吸収量を持つスリム（税込5775円）、ナプキン6枚分の吸水量を持つスタンダード（同6105円）、ナプキン10枚分の吸水量がるフル（同6600円）の3型を展開しています。シーグリーンやブルー、ヴァイオレットピンクなどカラフルなバリエーションで、ダークトーンになりがちな生理中のアンダーウェアでもいつも通りの感覚で選べるのが嬉しいポイント。シーズンごとの限定カラーは、つい欲しくなるようなおしゃれなカラーが揃います。■ナギ：公式サイトムーンパンツ　「ムーンパンツ」は台湾で誕生したブランドで、国内展開はセクシュアルヘルスケアグッズの輸入販売を手掛ける有限会社アジュマが担当。肌に優しいさらさらシート、吸収力が高い速乾シート、通気性がある防水シート、ショーツ生地の4枚レイヤーでナプキン2、3枚分と同様の吸収力があります。縫い目がなく、布を巻き込み生地をつなぎ合わせることで水分が漏れにくい仕組み。半永久的に持続する抗菌機能も備え、衛生面にもこだわっています。　日中用は淡い色のボトムスに透けにくいヌードカラーのモデル（同5280円）、レース付きタイプ（同5280円）、ハイウエストタイプなどをラインナップ。■ムーンパンツ：公式サイトピリオド　「ピリオド（Period.）」は、2019年にクラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー（CAMPFIRE）」で「Period. パンツ」の販売を開始し、2020年5月から本格的にローンチ。ウエスト部分にシアー素材を取り入れた「クラシック（Classic）」（同6050円）、レースデザインのハイウエストタイプ「ハイウエスト（High Waist）」（同6600円）、通常のショーツやサニタリーショーツよりも締め付け感を軽減させた「スポーツゼロ（Sport0）」（同5500円）など、ディテールが効いたアイテムが豊富です。シンプルだけどおしゃれなデザインを欲している人に◎■ピリオド：公式サイトリジュー　「マウジー（MOUSSY）」や「エンフォルド（ENFÖLD）」などを展開するバロックジャパンリミテッドも、新ブランド「リジュー（re:juu）」として吸水ショーツを発売。繊維製品の企画・製造・販売を行う第一紡績との協業で開発した4層構造”リアルドライ”を採用した「Seamless Shorts」（同3960円）は、約30〜40mLの液体を吸収するなど、機能性は折り紙付き。縫製しない圧着タイプでアウターに響かないのも嬉しいポイントです。ヴィヴィッドなブルーやパステル調のピンク、オレンジなどカラフルなラインナップ。セットアップで着用できるカップインキャミソールもあるので、上下の下着のデザインがバラバラ...という生理期間中のちょっとネガティブ要素を解決してくれます。■リジュー：公式サイト機能性重視！多い日＆夜向け、周期把握など悩みに対応ラクリー　日本機能性コスメ研究所が取り扱う日本製の「ラクリー（LAQREE）」は、化粧品会社が開発した肌への負担をやわらげるスキンケア加工生地による肌あたりの良さと、ソフトガードル機能による骨盤サポートを兼ね備えています。「超吸水消臭サニタリーショーツ」は、何とナプキン16枚分の吸収力で多い日や夜用に最適。寝返りによる漏れがどうしても気になる...という人はナプキンとの併用で鉄壁ガード！■ラクリー：公式サイトベア　国内ブランドの超吸収型生理ショーツ「ベア（Bé-A）」からは、多い日や夜用の「ベア ウルトラ ヘビー&ナイト ショーツ」（同8690円）をピックアップ。同ブランドのベーシックタイプに比べて約1.5倍の吸水体の面積を持ち、150mlの液体を吸収できる優れもの。また、うつ伏せの状態での前漏れ、仰向けで寝た際の後ろ漏れ、寝返りによる横漏れもカバーするほか、一般的に”多めな日”の平均量30〜50mlにも十分対応できるという頼もしい見方です。お腹部分は2枚重ねで、1秒間に1兆回振動する電磁波「テラヘルツ波」を放出する鉱石をパウダー化してプリントするなど生理中の大敵「冷え」対策にも抜かりなし！■ベア：公式サイトリネ　信近エリさんが代表を務めるNeithが立ち上げた国内フェムテックブランド「リネ（Rinē）」の「Full」（同4950円）は、ナプキン11枚分（約110ml）の吸水力で多い日や夜にも安心。抗菌・防臭処理トリートメントを施した生地が臭いをブロックしてくれるほか、吸水速乾シートが濡れたまま履いたときの不快感も防いでくれます。　このほか、産後の授乳期用の「吸水ブラレット」（同5900円）も要チェックアイテム。授乳中のデリケートなバストの負担になりにくい柔らかな素材を使ったノンワイヤー仕様で、授乳時に便利な前開きタイプとなっています。■リネ：公式サイトナギ サイン　「ナギ サイン（Nagi sign）」（同6105円）は、吸水面をあえてグレーにすることで、量や色がわかるタイプ。生理周期や健康状態を把握したいというユーザーの声から生まれました。排卵日の目安の把握にも使えるので、妊活のサポートアイテムにもおすすめ。ショーツの形はスタンダードタイプと同様で、吸水量は約60mL。アヤメ　「アヤメ（ayame）」は、創業90年の歴史を持つインナーウェアメーカーのタカギが立ち上げたアンダーウェアブランド。ショーツ本体と布ナプキン「エコナップ®」の分離型にすることで、普段のショーツを変わらない履き心地に仕上げています。縫製糸が肌に触れにくいので敏感肌に傾きがちな時期にも安心。量が少ない日はショーツだけでの使用でもOK。■アヤメ：公式サイトスポーツの激しい動きにも対応！生理中でもアクティブに動きたい人におすすめナギ スポーツ　ナギはスポーツライン「ナギ スポーツ（Nagi SPORTS）」も展開。陸上やサッカー、バレエ、フィギュアスケート、馬術など全35種目のアスリート205人の生の声を元に開発しています。通常タイプよりも動きやすさを重視したスタンダードプラス（同6850円）と、激しい動きでもズレにくいショートパンツ（同8950円）の2タイプ。スタンダードタイプは安定感を生むワイドウエストゴムを使用し、食い込みを抑えつつズレにくい履き心地に。吸水面を背面まで広げ、ストレッチや寝転がる動作などでも漏れにくくなっています。ショートパンツは4wayストレッチ素材が激しい動きに対応。ヒップ部分は立体裁断でお尻のカーブにフィットし、吸水部分のズレやもたつきを軽減してくれます。■ナギ スポーツ：公式サイトハグユー　国内吸水ショーツブランド「ハグユー（HUG you）」は、吸水構造付きのフルレングスレギンス「HUG you リークプルーフレギンス for active」（同1万1550円）を販売。5層のシートを股から内腿にかけて逆U字型に敷くことで、「走る」「跳ぶ」といった激しい運動でも横漏れを防ぐ独自構造を採用しています。ヒップから内腿にかけて立体縫製で仕上げ、内腿のリンパを圧迫することなく、股部分のズレを防ぐのも嬉しい仕様。スポーツやヨガ、アウトドアなどのアクティブシーンやリラックスウェアとして1枚で着用できるほか、ショーツなどを重ねて履いてもOK。■ハグユー：公式サイトアディダス　「アディダス（adidas）」からは、生理中のアスリートに向けて開発された、タンポンまたは生理用ナプキンと併用して使用するパフォーマンスタイツ「テックフィット ピリオド プルーフ タイツ（TechFit Period Proof Tights）」（同7689円）が登場。新開発の「フローシールド（Flow Shield）」テクノロジーを採用したほか、「快適レイヤー」「吸湿レイヤー」「漏れ防止レイヤー」を重ねて各レイヤーを固定することでズレを防止します。スポーツブランドが開発したウェアだけあって、動きやすさは折り紙付き。■アディダス：公式サイトルコックスポルティフ　「ルコックスポルティフ（le coq sportif）」からも、スポーツ用吸水ショーツ「アクティブサニタリーショーツ」（同5390円）が登場。お尻部分にギャザーを入れてフィット感のある立体設計を採用し、吸汗速乾機能のある素材で汗をかきやすいスポーツシーンに対応します。ボトムスに下着のラインが出にくいボックスタイプなのも◎。■ルコックスポルティフ：公式サイトコットンなど低刺激タイプ！肌が敏感な時だからこそ肌あたりを気にしたいホガラ　繊維商社の豊島の女性社員がプロデュースするブランド「ホガラ（Hogara）」は、200人近い女性社員への取材やアンケートの回答や自身の経験をもとに「オーガニックコットン吸水型ショーツ」を開発。吸水速乾シート、吸水シート、防水シート、ショーツ生地の4層構造で、オーガニックコットンの生地に抗菌や消臭、生乾きの臭いを抑える部屋干し効果をもつ豊島独自の「Repur加工」を施しています。デザインはレギュラー（同4950円）、フル（同5390円）、スリム（同4290円）、ボクサー（同5390円）の4種で、量や好みの着用感で選べます。■ホガラ：公式サイトエミリーウィーク　ベイクルーズグループが展開する「EMILY WEEK（エミリーウィーク）」からは、オーガニックコットン主体の生地を使用した「オーガニックコットン エコサニタリーショーツ フォーリセット」（同5390円）をピックアップ。使用しているオーガニックコットン「ビオリコットン（bioRe COTTON）」は、スイスのリーメイ社を中心とした「bioRe プロジェクト」で生まれた環境に優しい素材で、肌触りの気持ちよさも申し分なし。同素材のブラもあるので、セットで着用することが出来るのもポイント。■エミリーウィーク；公式サイトアーバンリサーチ　「アーバンリサーチ（URBAN RESEARCH）」のフェムテックライン「サイン フォー アーバンリサーチ（sign for URBAN RESEARCH）」では、9層構造を用いたナプキン一体型ショーツを展開。「Sign for ur MOONSHORTS」（同5280円）は、100%オーガニックコットンを使用し、通気性が良くムレにくい構造でかぶれにくい仕様に。セットで着用できるオーガニックコットンブラも販売中。■アーバンリサーチ：公式サイトコスパ重視！毎月使うものだから手に取りやすい価格が嬉しい◎ユニクロ　「ユニクロ（UNIQLO）」の「吸水サニタリーショーツ」（同1990円）は、身生地になめらかで伸縮性の高いエアリズムの生地を採用。30～40mLの吸水量と漏れを防ぐ防水性、ドライ・抗菌防臭機能を備えた3層構造となっています。サイズはXS〜3XLを展開し、カラーはブラック、ブラウン、ダークグリーン、パープルの4色。■ユニクロ：公式サイトGU　「ジーユー（GU）」は、オムロン ヘルスケアと協業したプロジェクト「GU BODY LAB」を通じて、吸水ショーツ「トリプルガードショーツ」（同1490円）を販売。防水シート」「吸収シート」「さらさらシート」の3層構造となっており、約15〜20mLの水分を吸収します。■ジーユー：公式サイトジュニア・ティーン向けも続々登場　ユニクロ ガールズ　ユニクロは、思春期の女子の成長過程に合わせたインナーウェア「ガールズインナー」として「ガールズ エアリズム吸水サニタリーショーツ」（同1500円）も展開。ウィメンズ用のエアリズム吸水サニタリーショーツと同様のエアリズム素材を身生地に採用し、ウエストにラメ入りのゴムを使ったキュートなデザインに。ボンディング仕様で漏れを防ぐ背面までの吸水シートや、3層構造の防菌防臭機能を兼ね備えています。140〜160cmの3サイズで、ブラック、グリーン、ネイビーの3色を揃えています。■ユニクロ：公式サイトリネ ジュニア　リネにはブランドを立ち上げ時から「娘と一緒に使いたい」というユーザーの声が寄せられていたそう。ジュニアサイズとしてXS（同4580円）を展開し、レギュラータイプとフルタイプぞれぞれベージュ、ブラック、ピンクの3色をラインナップ。ベア ペティート　ベアでは、ジュニアライン「ベア ペティート（Bé-A Petite）」で「シグネチャーショーツ」（同7150円）を取り扱っています。大人用と同様に5層の吸収体により一般的なタンポン12本分に相当する約120ｍLの液体を吸収。吸収体には液体を瞬時に吸収し、肌に触れる部分を清潔に保つ素材や、抗菌・防臭・防水素材を使用し、ショーツの外側には撥水加工を施した。また、活発な動きに対応する横漏れを防止テープ付きで、体育や部活動でも安心。140、150、160の3サイズを展開しています。■ベア ペティート：公式サイトファンケル　実は「ファンケル（FANCEL）」からも吸水ショーツがあるんです！子ども向けに「ジュニアプロテクション」シリーズの「ジュニアプロテクション　サニタリーショーツ」（同2190円）をピックアップ。さらっとした肌あたりの良いメッシュ素材、吸水力のある不織布、モレを防ぐ防水布の3層構造を採用。ウエスト部分のゴムが肌に直接あたらないため圧迫感を軽減し、縫い目の段差をフラットにすることで肌あたりの良さも兼ね備えています。左右に予備のナプキンを入れることができる小さなポケット付きなのも嬉しいポイント。サイズは140、150、160の3サイズ。■ファンケル：公式サイト

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FASHIONSNAPが気になる「吸水ショーツ」を一挙紹介！　デザイン性やカラー、機能性がポイント

フェムテックって？　近頃耳にすることが多い「フェムテック」という言葉。フィメール（女性）とテクノロジーを組み合わせた造語で、女性特有の身体の悩みをテクノロジーで解決するアイテムやサービスのことです。女性が健康問題に左右されず本来持つポテンシャルを発揮し、社会で活躍できるようウェルネスをサポートしようと続々と商品が生み出され、進化を遂げています。どんなアイテムがあるの？　近年バリエーションが増えている＆取り入れやすいフェムテックアイテムといえば、吸水ショーツやデリケートゾーン専用ウォッシュ。海外ではすでに浸透していた月経カップも取り扱い店舗やバリエーションが増えています。慣れないアイテムを取り入れるのにはちょっぴり勇気がいりますが、使用してみると「なぜ今までなかったのだろう？」と思うような革新的なアイテムばかり。自身のライフスタイルにマッチするアイテムを取り入れて、質の高いウェルネスを実現しましょう。アイテム紹介吸水ショーツ　紙ナプキンやタンポンのように使い捨てでなく、洗って何度も使える吸水ショーツは環境にもお財布にも優しいエコフレンドリーなアイテムです。漏れが心配な方は、生理が始まりそうな日や終わりかけからトライしてみては？　日本ブランドの吸水ショーツ。ウエスト部分が2層構造で、お腹の冷え対策にも◎。120mlと圧倒的な吸水力と、においも防ぐ抗菌機能があるのもポイントです。紙ナプキンでのムレにお悩みの方はぜひトライしてみて。Amazonで購入する　フェムテック市場最前線のニューヨークから「シンクス（THINX）」の吸水ショーツをご紹介。他のブランドに比べて少しリーズナブルかつ3枚セットなのも嬉しいポイントです。Amazonで購入する月経カップ　吸水ショーツに続くアイテムとして浸透しているのが、膣内に装着して経血をためるシリコン製の月経カップ。吸水ショーツ同様、繰り返し使えるサステナブルアイテムです。なにより紙ナプキンを持ち歩く習慣から脱出できるのが嬉しい。不安な方は吸水ショーツや他のサニタリーアイテムとのダブル使いからはじめてみるのがおすすめ。　取り出しやすいリング付きの月経カップはドイツ製の「メルーナ」。機能性に定評があるのはもちろん、ご紹介するアイテムの中では一番低価格なので、どのブランドを購入しようか迷い中のビギナーにおすすめです。Amazonで購入する　他ブランドに比べて、大容量がポイントの「エヴァカップ（EvaCup）」。スポーツやトレーニングなどの激しい運動をしても漏れにくく、安心して過ごせます。Amazonで購入する　サウナ文化が盛んなフィンランドから生まれた「ルネッテ（Lunette）」の月経カップ。カラフルなラインナップが◎。iHerbで購入するデリケートゾーンケア　デリケートゾーンは、顔や身体の皮膚とは異なるpH値を持つ非常にデリケートな部位の皮膚なのでボディとは別に専用ウォッシュを使うのがおすすめ。丁寧にケアすることで、デリケートゾーンの気になるにおいやムレを抑えて、さっぱり清潔に保ってくれます。　スキンケアが人気の「ワフィト（Waphyto）」。デリケートゾーンに合った植物成分が配合されているので、安心して使用できます。シンプルなパッケージでバスルームに置いておいても浮きません。Amazonで購入する　グリーンクレイペーストが人気の「アルジタル」からグリーンクレイが配合された保湿力抜群のソープをピックアップ。さわやかな洗い心地で、かゆみやかぶれを防いでくれます。100%自然成分のアイテムです。Amazonで購入する　デリケートゾーンケアにフォーカスしたブランド「サマーズイブ（Summer’s Eve）」のアイテム。人気の理由は237mlというボディソープ並の大容量ながら低価格というコスパの良さです。もちろん気になるにおいもしっかり抑えてくれます。Amazonで購入する　かゆみやかぶれなどの皮膚トラブルからデリケートゾーンを守るには、保湿はマストということでローションをピックアップしました。100%天然由来成分、贅沢なダマスクローズの香りでケアしながら癒されて。Amazonで購入する　アロマテラピー製品にフォーカスしたブランドから、洗浄と保湿が一気に叶う、オイルタイプのケアアイテム。デリケートゾーンのにおいや洗浄に最適なアロマがブレンドされています。マッサージ用オイルとしても◎。Amazonで購入する　ラベンダーの香りのクレンジングクロス。ウェットテッシュのように持ち運びができるパッケージなので、日中や生理中のにおいが気になるときにさっぱり拭けます。いざという時のためにカバンに忍ばせておきたいアイテムです。iHerbで購入するナプキン　ナプキン派の方はできるだけオーガニックコットン製を選ぶのがおすすめです。皮膚トラブルはもちろん、生理痛が緩和したという嬉しい声も。　オーガニックコットンナプキンの人気ブランドといえば「ナトラケア（Natracare）」。吸水ショーツだけで不安な日にはオーガニックコットンの紙ナプキンとダブル使いしてみてもいいかも？iHerbで購入する　アースカラーのパッケージが可愛い「リアル（Real）」のオーガニックコットンライナー。量が気にならない日にはこちらがおすすめです。iHerbで購入する　繰り返し使えるオーガニックコットンの布ナプキンもご紹介。湿気を吸収し、ムレを抑えてくれます。Amazonで購入する　ミント、ラベンダー、アロエのエッセンシャルオイルが染み込んでいる、ナチュラルな香りつきの紙ナプキン。ムレやにおいを防止してくれるミントのクーリング効果は、汗で蒸れやすい夏におすすめです。iHerbで購入する膣トレ　最近話題の膣トレ。体を鍛えるように、膣周りの筋肉を鍛えることで生理痛やPMSの緩和が期待されています。女性特有の健康問題に体も心も落ち込んでしまわないよう、日々のセルフケアに取り入れてみるのもあり。Amazonで購入する

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