インサイド

月に導かれる航海と、旅のエネルギー　今年2月にメンズ クリエイティブ・ディレクターに就任したファレル・ウィリアムス（Pharrell Williams）にとって2回目のショーとなる今回のコレクションは「ハワイから香港へ、香港はLVers（恋人）たちのもの」と題された。デビューショーでキーとなった「太陽」に対して今回は「月」に着目し、ショーも夜の8時過ぎからスタート。月と星に導かれて新たな地平線を目指す船員たちの姿や、ブランドの核である旅のテーマ、サーフィンやトロピカルなハイビスカスなどがコレクションに取り入れられた。セーラーハットを被った船員たち　バージニア・ビーチで育ったファレルにとって、水辺の近くのカルチャーは”不変のテーマ”だそう。伝統と多文化が融合する「アヴェニュー・オブ・スターズ」のランウェイには砂浜が敷かれ、その一部にLEDで波が映し出される仕掛けも。前半で登場したのは、セーラーハットを被った船員たちのマリンルック。セーラーカラーや海軍のジャケットの要素をジャケットやスーツに取り入れ、船のロープでトリミングされたスウェットが登場した。流れる水のようなパールの装飾、貝殻モチーフのグラフィックや紋章もアクセントとなっている。漁師やサーファーの装いが着想源　続いて登場したのは、海神ネプチューンのモチーフを取り入れたフローラルシャツ。そしてバージニア州の湖や漁師を彷彿とさせるデニムのボンバージャケットやフィッシャーマンズサンダルなども目を引いた。そして「月の大きさを見て津波の規模を判断する」というサーファーたちの文化も、スキューバースーツや木製ビーズで作られたビーチブレスレットなどに反映された。ハワイのアロハシャツにオマージュを捧げるプリントは10パターン制作され、立体的な装飾やジャカードでも表現されている。 バッグやサングラスもハワイ風　アクセサリーでは、ハワイの風景から着想を得て誕生した「サーフィン モノグラム」やラフィアで手編みしたトートバッグなどが登場。トロピカルフラワーのモチーフで飾られたサングラスや、船舶の材料から抽出した超軽量のチタンと木材で作られた「スーパー ビジョン サングラス」にもハワイのスピリットが感じられる。 観客を驚かせたドローンの演出　ショーのフィナーレにはビクトリア・ハーバーの夜景をバックに、ドローンショーを披露。波や帆船、太陽、ブランドのモノグラムなどが次々と形作られ、最後にはファレルが掲げるキーメッセージ「LVers」が夜空を彩った。今回のサウンドトラックにはファレルとスウェイ・リー（Swae Lee）、ラウ・アレハンドロ（Rauw Alejandro）によるオリジナル曲「Airplane Tickets」も含まれ、50人のウクレレ奏者が生演奏を披露した。ランウェイに登場した新作アイテム

LOUIS VUITTON

Fashion

「ルイ・ヴィトン」が夜空をジャック　ハワイから香港へ旅する2024年プレフォール メンズコレクション

　会場となったのは、パリ17区にある学校施設「リセ・カルノ」。天井からは「KENZO」「1970」の文字があしらわれた無数のペナントが吊り下げられていた。観客席にはミニサイズのフラッグが置かれていて、ショーの気分を盛り上げる。音楽はイエロー・マジック・オーケストラ（YMO）が演奏する「Firecracker」（オリジナル版は1978年発売）など、ティーンエイジャーだったNIGO®が「ケンゾー」を発見した当時の時代性を反映したものだという。日本デザイナーならではの強み　今回のコレクションは、アーカイブのシルエットとモチーフを取り入れ、創業者と後継者が共有する「日本的視点からのパリ」を再構築したもの。また、1980年代の日本のDCブランドブームを彷彿とさせるバーシティジャケットなど、日本人デザイナーならではの味付けもユニーク。足元には、草履をアレンジしたラバースライドをコーディネートした。 　オープニングを飾ったのはモデルの美佳。また、ショートヘアがトレードマークの樋口可弥子など、日本にルーツを持つモデルの起用が印象的だ。 「ケンゾー」の歴代のラベルをパッチワーク　ベストを彩るカラフルな「KENZO」ラベルは、アーカイブコレクションで使われたラベルを複製したもの。これは、高田賢三がロゴとラベルを再開発することへ愛情を持っていたことに由来するという。様々なフォントやカラー、イラストを取り入れた歴代のラベルには、ブランドのこれまでのヒストリーが刻まれている。  マリンテイストとプレッピースタイル　コレクション全体で際立っていたのは、セーラーカラーやセーラーハット、ボーダーといったマリンテイスト。ジャケットやトップス、スカーフに使用されたカレッジペナントも、ポップなアクセントとなっていた。また、プレッピーなムード漂うカレッジドレッシングもキーワードの一つに。ピクセル化した花や「Ken Zō」と名付けられた象も　高田賢三の代名詞とも言える花柄やアニマルモチーフも、モダンに再解釈。ピクセル化された花柄で、レトロなデジタル感を演出した。花と動物のハイブリッドパターンも、服やアクセサリーに取り入れられた。　特にキャッチーなのは「Ken Zō」と名付けられた象の刺しゅう。そして「Kenzoo」と名付けられたアニマル総柄のパターンにも、NIGO®らしいグラフィカルテイストが光る。　真のワードローブを意味する「Real-To-Wear」の哲学を反映させたというルックはいずれもウェアラブルで、まさに「日常生活のためのワードローブ」。NIGO®のリミックス感覚を生かした、若々しくポップなスタイルとなった。　会場には、ジェイデン・スミス（Jaden Smith）、アンセル・エルゴート（Ansel Elgort）、ジャスティン・ティンバーレイク（Justin Timberlake）、ジェシカ・ビール（Jessica Biel）など、豪華セレブリティが来場。kemioやよしあき＆ミチもショーを楽しんだようだ。

KENZO

NIGO®による2シーズン目の「ケンゾー」はキッチュなマリンスタイル　2023年春夏ウィメンズ＆メンズコレクション

ウェアトップス　個性的な柄のシア―シャツは、ギリシャのブランド「セラピス（Serapis）」のもの。漁で使われる網をイメージした柄は、光で乱反射する水面のようにもみえます。メンズライクなオーバーサイズで、キャミソールやタンクトップなどの肌見せトップスの上からゆるっと羽織るのもオススメです。SSENSEで購入するアクセサリーピアス　いつもより開放的な気分になる夏こそ、ユニークなアイテムにトライしたいもの。華麗なジュエリーを取りそろえる「ベガム カーン（Begüm Khan）」の蟹ピアスは、コーデのワンポイントに打ってつけ。ジルコニアとルートエメラルドを散りばめたスタイルで、リッチな夏気分を味わって。MATCHESFASHIONで購入する　キャッチーなアイテムで毎シーズン話題をふりまく「バレンシアガ（BALENCIAGA）」。さっそく目がハートになるキュートなアクセサリーを発見！子どものおもちゃのようなキッチュ感がたまらない、イルカとハートがセットになったピアス。マンネリになりがちなデイリーコーデに、遊び心を効かせて。SSENSEで購入する　あまたの貝アクセサリーのなかでも異彩を放つのが、「ATU BODY COUTURE」のシェルピアス。海モチーフといえばナチュラルな色合いや寒色系のイメージですが、ピンクカラーという意外さが新鮮に映ります。顔周りが華やぐオーバーサイズで周囲の視線を独り占めして。Farfetchで購入するブレスレット　華奢なゴールドに貝一点という潔さが心地よい「イザベル マラン（ISABEL MARANT）」のAmerブレスレット。フランス発ブランドらしい洗練されたシンプルなデザインで、通年での活躍が期待できそう。細身のブレスレットなので、他のアクセサリーとの重ねづけも楽しみたいところ。Farfetchで購入する　肩の力を抜いたカジュアルコーデにハイブランドを一点投入するなら、「サンローラン（SAINT LAURENT）」のCowrie Shellブレスレットをセレクト。コヤスガイのディテールでヘルシーなナチュラル感を表現しつつも、ホワイト×ゴールドトーンでシックさも演出できます。SSENSEで購入するネックレス　「サンローラン（SAINT LAURENT）」のアクセサリーの魅力は高級感だけにとどまりません。クスっとなるようなお茶目さもしっかり持ち合わせています。ロブスターを模したゴールドトーンメタルネックレスは若きデザイナー、アンソニー・ヴァカレロ（Anthony Vaccarello）の海への憧れが込められたもの。今にも動き出しそうなリアルな造形に目を奪われるアイテムです。MATCHESFASHIONで購入する　ドレススタイルにもバッチリな「バイ アローナ（BY ALONA）」の「ビーチ パーティ」ネックレス。ひと粒ひと粒が独特な表情をみせる深緑のストーンは「苔瑪瑙（こけめのう）」と呼ばれるモスアゲート。パワーストーンとしても人気のモスアゲートは、お守り代わりとしても心強いアイテムです。MATCHESFASHIONで購入する　首元がちょっと寂しいなと感じたら、個性派アクセを豊富にとりそろえる「タイムレス パーリー（Timeless Pearly）」をチェック。貝をふんだんに使ったボリューミーなネックレスは、バカンスコーデにハマること間違いなし。タイトなチョーカースタイルで、首元をすっきりまとめることができます。Farfetchで購入するアンクレット　夏のおしゃれを足元から盛り上げてくれるのが、素足に映えるアンクレット。プカシェルが施された「トフム（TOHUM）」のアンクレットは、ボヘミアンな雰囲気に惚れるステキな一品。MATCHESFASHION限定アイテムのため、ウィッシュリストへの追加はお早めに。MATCHESFASHIONで購入する小物バッグ　耳元に近づけたら波の音が聞こえてきそうな、ロマンチックなMoon Shellバッグは「ロエベ（LOEWE）」のもの。涼し気な印象のラフィア織りで、どんなスタイルでも合わせやすいのが特徴です。セルフタイで調節ができるため、気ままな手ぶらDAYのお供にどうぞ。SSENSEで購入する　透き通った夏の空と海をそのままバッグにしたかのような「オープニングセレモニー（OPENING CEREMONY）」のショッピングトート。夏のマストハブといえるクリアなPVCバッグは、中に入れる小物との合わせ技もおしゃれさんの腕の見せどころです。SSENSEで購入するシューズ　夏といえば海、海といえばスイカ！ということでシェアせずにはいられない主役級の「ロエベ（LOEWE）」のWatermelonエスパドリーユ。オフホワイトのアンクルストラップ、後部のレザートリムに施された型押しロゴと、どの角度からみても可愛い出で立ちは、まさに感動レベル級。SSENSEで購入するスカーフ　あらためて「バーバリー（BURBERRY）」の振れ幅の広さに胸が躍る、マリンスケッチのシルクサテンスカーフ。グラフィックデザインの巨匠、ピーター・サヴィル（Peter Saville）が手がけた「TB」モノグラムとスケッチで、ヨーロッパのゆるやかな潮風をまとって。MATCHESFASHIONで購入するハット　バケットハット、カプリハットとさまざまなかたちの帽子が出そろう今季、とりわけ人気を集めているのが紐付きタイプです。そんなトレンドの波をいち早くキャッチできるのが、ドローストリングがポイントの「ロエベ（LOEWE）」のフィッシャーマンハット。風通しのいいコットンツイルで夏のアクティビティを心地よくサポートします。SSENSEで購入する

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貝バッグから蟹ピアスまで　海モチーフのサマーアイテム15選

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