インサイド

ゆるキャラから日本のアニメまで人気キャラクターとコラボ【中国】Pink Bear × マイメロディ・クロミ　中国でもサンリオのキャラクターは大人気。コスメブランド「ピンクベア（Pink Bear）」はマイメロディ、クロミとコラボした限定コレクション「GIRLS≠DOLLS」を発売しました。ゴシックな服を着たマイメロディとクロミが可愛いパッケージはもちろん、キャラクターのイメージに合わせたピンクとパープルのアイシャドウパレットでなりきりメイクが楽しめるのもポイント。【中国】FLORTTE × mikko　チャーミングなキャラクターを描く日本の人気イラストレーター mikkoが中国コスメブランド「フロレット（FLORTTE）」とコラボ。ムース、キャミー、ラテ、スフレのマスコットがそれぞれついたリキッドリップやアイシャドウ、おしゃれな女の子のイラストが描かれたアイライナーなど、コレクションしたくなるアイテムが揃いました。【中国】COLORKEY × バービー　中国の人気ブランド「カラーキー（COLORKEY）」は映画化でも話題のバービー（Barbie）とコラボ。まるでバービーの世界に飛び込んだかのような、おもちゃっぽいパッケージデザインやラメ感、ピンクカラーは、トレンドのY2Kギャルメイクにもぴったり。【韓国】Dr.G × クレヨンしんちゃん　韓国のドクターズコスメブランド「ドクタージー（Dr.G）」が、韓国でも大人気のアニメ「クレヨンしんちゃん」とコラボ。クレヨンしんちゃんのキャラクターが、スター製品「レッドブレミッシュクリアスージングクリーム」のパッケージや、ノベルティのポーチ、ボールペンなどで登場しました。ノベルティ欲しさに複数買いする人も…。【韓国】AMOREPACIFIC × TEOLAEGI 　「アモーレパシフィック（AMOREPACIFIC）」とコラボしたのは犬のキャラクター、トレギ（TEOLAEGI）。実はこのトレギは、K-POPグループEXOのメンバー、ベッキョン（BAEKHYUN）が考えたキャラクターです。クッションファンデーションにはパッケージだけでなく、パフ部分にも可愛い顔をプリント。ジェルネイルシートも発売されました。【台湾】FreshO2 × リトル・マーメイド　台湾のコスメブランド「フレッシュオーツー（FreshO2）」はディズニーアニメ「リトル・マーメイド」とコラボした限定コレクションを販売。目玉商品の「アンダー ザ シー ブリンブリン パレット」は海の水面のようにきらめくパールシャドウをイン。目元だけでなくチークやハイライトにも使える6色がセットされています。アートやアパレルとコラボしたおしゃれコスメ【中国】INTO YOU × Traveling Muzeum　泥リップで有名なコスメブランド「イントゥユー（INTO YOU）」（日本名：INTO U）はアートブランドの「トラベリング ミュージアム（Traveling Muzeum）」とコラボ。画家フィンセント・ファン・ゴッホの名作「星月夜」や「ひまわり」を、泥リップやアイシャドウパレットに落とし込んでいます。特にアイシャドウは絵画から抽出したような星空や草の色が表現され、おしゃれに目元を彩ります。【韓国】ETUDE × LUVISTRUE　「エチュード（ETUDE）」はK-POPアイドルも着用する人気アパレルブランド「ラブイズトゥルー（LUVISTRUE）」とコラボ。ブランドが持つストリートムードを反映したアイテムは、アイコニックなハートロゴやライラックカラーが目を引きます。チークは透明感のあるパープルで、メイクアップのポイントに。食べたくなる可愛さ！お菓子やソーダとコラボ【韓国】LABO-H × チルソンサイダー　ヘアケアブランドの「ラボエイチ（LABO-H）」は韓国の有名なソーダ「チルソンサイダー」とコラボ！「サイダークーリングシャンプー」は炭酸泡が頭皮をディープクレンジング。サイダーを思わせる清涼感ある香りとパッケージデザインがユニークなアイテムです。【韓国】BANILA CO × チュッパチャプス　コスメブランド「バニラコ（BANILA CO）」とキャンディのチュッパチャプスのコラボでは、リップとチークが登場。「プライミング ヴェールチーク」にはチュッパチャプスのおなじみのロゴが刻まれ、カラーもお菓子のような甘さ。「ウォーターベールティント」は夏らしくみずみずしいティントリップで、シロップのようなピンク色が特徴です。

Beauty

【連載：最新アジアビューティ】人気キャラからアパレル、食べ物まで！アジアのコラボコスメ

　テーマは「The SIXTH SENSE（ザ シックス センス）」。この"第六感"を意味する言葉を聞いて、多くの人はM・ナイト・シャラマン監督の映画を連想するかもしれない。でも今回は、映画との直接的な関連性はなし。アンダーカバーの"多面性"を6つの異なるコンセプトに分けてデザインする、という意味でのシックス センスだ。　6つのコンセプトは、①ピカソの青の時代にインスパイアされた「Pablo（パブロ）」②超能力を持った集団の「006」③ パンクの女王であるパティ・スミスにオマージュを捧げた「P.S.」④可愛さと狂気が同居した「CUTE ＆ MADNESS（キュート＆マッドネス）」⑤未来の部族をイメージした「coexistence（コイグジステンス）」⑥地下に暮らす王室の女をイメージした「The Royal Family of the basement（ザ ロイヤル ファミリー オブ ザ ベイスメント）」　それぞれグループ名が付けられているのが特徴で、様々なギャングをグループごとに描いた2019年春夏メンズの「THE NEW WARRIORS」のコンセプトを継承、発展させたとも解釈できる。　では、グループごとに解説していこう。①の「パブロ」は、デザイナーの高橋盾が描いた油絵を転写プリントしたシリーズ。アイテムはショップコート、サイドをぺプラムで装飾したニットパンツ、バンドカラーのロングシャツなどで、海賊帽と軽快なストラップシューズをスタイリングのポイントとして使っている。ピカソの青の時代（1901-1904年）は、生と死や貧困などを主題にしたダークな青の色調の作品が多い。そのピカソの暗黒時代と現代を重ねたのだろうが、4つの絵とそれを転写した服は、ダークというよりはむしろ明るい印象を受ける。　②の超能力集団「006」は、異なる黒の素材を組み合わせた魔女的な衣装を纏っている。トレンチコートやジャケットは、生地の切り替えやチュール使いで、能力が溢れ出る様を表現。肩から二の腕の部分をリボンで結んだ構築的なドレスのルックは、超能力集団のボス的な迫力に満ちている。写真の上から書き足した炎や光線のグラフィックは、フィジカルショーでは不可能な写真ならではの表現だ。　③の「P.S.」は、NYのパンクの女王パティ・スミスのアイコン的なスタイルを現代的にアレンジ。いくつものアイテムを重ねたレイヤードルック、絶妙に着崩したネクタイとジャケットのドレスダウンは、骨格はアンダーカバーのDNAのパンクながら、大人っぽくて品がある。少し短めの丈のカラフルなウエスタンブーツも新鮮。　④の「キュート＆マッドネス」は、近年のアンダーカバーのひとつの顔になりつつあるオタクインスパイア系。サンリオのキャラクターが描かれたルームガウンやパジャマは、ステイホームのテンションを上げるアイテムとして完璧だ。ハローキティ、マイメロディ、リトルツインスターズなどサンリオのキャラクター勢ぞろいしたルックは、可愛さと同時に狂気を秘めている。　⑤「コイグジステンス」は朴訥な雰囲気ながらも、もっとも攻めたグループと言えるかも知れない。高橋が想像した架空のクリーチャー「GRACE」とともに暮らす未来の部族をイメージしたもので、彼らは昭和の東北やチベットを連想させる野良着風のワークウェアを身にまとっている。その姿はとても力強くて、神々しささえ感じる。共存を意味するグループ名から想像するに、コロナ後の未来の人間像を提示したという見方もできる。　最後のグループ「ザ ロイヤル ファミリー オブ ザ ベイスメント」のキーワードは"人の視線"だ。ロックダウンで人前に出なくてよくなった王女は、いつものハイヒールをナイキのスニーカーに履き替え、時には広大な地下室でサイクリングを楽しむ。シャネルジャケットは家着的なフワモコ素材で、ビジューで飾ったのはスウェットシャツやカーディガン。足を広げて椅子に座る彼女は、サウナ後にマッサージチェアに座っているかのごとくリラックスした雰囲気だ。地下に暮らす王室の女という設定は、人の目線から解放されるコロナ禍の密かな楽しみを表現しているように感じた。　この半年間について「普段の生活に変化はあったが、デザイン作業に変化はなかった」と高橋は振り返る。パンデミックは意識せず、「自分が持っている様々な世界観を表現し、これを見て実際に着る人を楽しませたいという気持ちでデザインした」という。結果的に、1つのブランドの1つのシーズンとしては異例の、すさまじく振り幅のあるコレクションができあがった。細部まで作り込まれた6つの世界観を写真で堪能して、映像を作らなかった理由が分かった気がした。

特集一覧タグ「サンリオ」の記事一覧

特集一覧タグ「サンリオ」の
記事一覧