インサイド

■カンゴール メンズ ネイル サロン住所：東京都渋谷区神宮前4-26-35 阿部ビル2F予約フォーム（LINEアカウントを経由）　ネイルサロンは原宿駅竹下口から徒歩8分ほどで、STUDIOUS MENS 原宿本店などが並ぶエリアにあります。ハットやアパレルで有名な「カンゴール（KANGOL）」のヘアサロン「カンゴール ビューティ サロン（KANGOL BEAUTY SALON）」に併設。店舗の入り口はアパレルのショップみたいでネイルサロン初心者でも入りやすい雰囲気です。いざ、初のメンズネイルを体験！　もちろんネイルサロン自体も初めてなので、まず何をするのか...。どんなネイルをしたいのか、似合うのかも分からなかったのですが、スタッフさんが丁寧に教えてくれました。　メニューは1色だけで仕上げるワンカラー（税込5500円）、2色で仕上げるマルチカラー（同6050円）、ラインなどのデザインを加えたアートデザイン（同6600円）があります。ネイルは硬化するジェルタイプを使っています。カラー、色柄は全部で60種類以上！アートデザインはサンプルもありますが、やって欲しい柄の画像を見せてお願いしてもOK。さらに、ネイルを塗らないハンド・ネイルケアのみのメニューもあるので、色までは挑戦できないけど体験してみたい、という人におすすめです。・ワンカラー：5500円・マルチカラー：6050円・アートデザイン：6600円・ハンドケア：3300円・オフ：自店110円、他店165円 　普段のファッションや好きなカラーなどを相談して、オレンジを差し色で着るのが好きなことや、アクセサリーはシルバーが多いことなどから、グリーンに決めました。また、よりメンズ寄りのモードな雰囲気にするためにマット仕上げをセレクト。今回は特別に右手をグリーンのワンカラー、左手をアートデザインでグリーンとシルバーの絵柄にしてもらうことに。　まずは爪の形を整えてもらいます。人に爪をケアしてもらうのも初めてで、なんだかムズムズ...。普段は爪切りを使っていたので、やすりで削ってもらうと断面がこんなに滑らかになるのか、と新鮮でした。お好みでラウンドやスクエアなど形も調整できるそう。今回はナチュラルにラウンド型にしてもらいましたが、よりシャープな雰囲気にしたい場合はスクエア型もおすすめだそう。　次は甘皮の処理。爪の根元部分の皮膚で、ここを整えると爪の形がきれいに見えるとのこと。ちなみに人生で甘皮も整えたことはありません。先端が尖ったツール（プッシャーというらしい！）でグイグイ押し上げられ、不思議な感覚。見た目は痛そうですが全く痛みはありませんでした。　いよいよジェルを塗布！と思ったらベースでした（笑）。ベースを塗ると爪表面の凸凹がニュートラルになり、ネイルカラーの持ちが良くなるそう。UVライトでの硬化を初体験。じんわりと少しだけ暖かかったです。 　しっかりとベースを硬化させてから、カラーを塗って行きます。塗布と硬化を数回繰り返すと、爪にぷっくりとした厚みが出てきました。表面の余分な艶を拭き取るとマットな質感に。右手はこれで完成です。　左手もベースのジェルから塗り硬化させた後、細い筆でシルバーとグリーンの柄を描いていきます。最初は派手かも？と心配していましたが、クリアなベースで自爪の色も見えるし、デザイン自体はシンプルなので完成してみると全く気になりませんでした。　ジェルネイルは乾燥すると割れや欠けの原因になるので、手肌を保湿すると良いのだそう。施術の最後にはハンドオイルで仕上げてくれます。約1時間ほどで施術は終了。完成！　何もかも分からず不安な気持ちもありましたが、分かりやすい説明で初心者でも安心でした。施術をしてもらううちに、ネイルケアに関する疑問が出てきて、スタッフさんに色々と教えてもらいました。Q .人気のカラーは？A .まずはシンプルにブラックを選ばれる方が多いです。ワンポイントでシルバーを入れるようなアートデザインもアクセサリー感覚で取り入れられるので人気ですね。Q .ジェルタイプのネイルってどのくらいもつの？どうやって取るの？A .大体1ヶ月〜1ヶ月半持ちます。ジェルネイル中は爪を切れないので、伸びてきて気になるようになったらオフ＆ケアするのがおすすめです。基本的にオフする際は来店いただきますが、セルフでオフできるキットも販売しています。Q .普段は何歳くらいの人が多いですか？A .大学生や服飾関係、サロン関係の方にご利用いただくことが多いです。ありがとうございました。とってもワクワクしました。また来ます！

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Beauty

「カンゴール」のメンズネイルサロンに行ってみた！　初心者でもファッション感覚で楽しめる

　テーマは「Vertigine」。イタリア語で「強い戸惑いや混乱の感覚」を意味する言葉だ。それがコロナ禍の現在の世界を意味しているのは間違いけれど、マッシモ・ジョルジェッティはその言葉に、極限的な環境の登山、スキーの世界を重ね合わせた。プレスリリースでマッシモはこのように説明している。　2021年は流れが速く、何ひとつ予想できない年になるだろう。渦中で人々は目眩に襲われる。山の切り立つ急斜面の端に立った時のような麻痺と痺れと、吹雪のような自然の渦に襲われる。純粋なエネルギーは、誰も止める事ができないのだ。　イタリアを代表する登山家ウォルター・ボナッティはかつて、「もっとも高い山は我々の中に存在する」と言った。人生は山に例えられる。内なる空間を完全な形で理解する事も、手なずける事もできない。しかしその空間にある可能性は無限大だ。人間の内面は不安定かつ極端で、アドレナリンを溢れさせる事もあれば、極めて平穏で我々を安心させてくれる場所でもある。　これまでに経験のない時を経て、時間はスピードアップする。そして、都会の喧騒から離れ、山々へ心が動くに違いない。どこかへ逃亡する、隠れ家を作る。そこは息を飲むほどピュアな大自然だ。　こんな思考から導き出した答えは、人間の持つ情熱と自然、そしてアドベンチャーとスポーツの要素をコレクションに投影すること。　そうした要素は、内側と外側の色のコントラストが印象的なダウンジャケット、80年代風のスキージャケット、ノルウェー風のフリースジャケットなどに見て取れる。小物類は山をストレートに連想させるものが多く、ブルーの付属類が印象的なバックパック、本格的な用途にも使えそうなスキーグローブ、アイゼン風のアクセサリーがついたマウンテンシューズなどを並べた。マウンテンシューズは、登山靴やクライミングシューズの専業ブランド「スカルパ（SCARPA）」とのコラボレーションだ。　旧き良き時代の登山を連想させるルックも目立つ。ツイードのジャケットとショートパンツのルック、ローゲージやケーブル編みのニットは、マッシモの言う「ヘリテージ・スローバック（旧き良き時代の物を見直す事）」なアイテム。ホワイトのB-3を軸とした"冬の白"のスタイリング、氷山に閉じ込めて凍ったような加工を施したデニムのセットアップ、シャモニーやサンモリッツなどの1930年代のスキーリゾートの風景をプリントしたアウターなどは、マッシモらしい遊び心に満ち溢れている。音楽と連動した90年代のレイブカルチャー的なカラフルな色使いも目立つ。やや異質に思える「カンゴール（KANGOL）」とコラボしたバケットハットも、その流れを汲んでいるのだろう。　一見するとマッシモらしい軽やかなコレクション。でもその裏には、自然回帰、人間回帰への強いメッセージが隠れていた。

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