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エスニック＆ボーホーシック——谷まりあと「MAX＆Co.」が描くエキゾチックな旅

　会場となったのは、パリ17区にある学校施設「リセ・カルノ」。天井からは「KENZO」「1970」の文字があしらわれた無数のペナントが吊り下げられていた。観客席にはミニサイズのフラッグが置かれていて、ショーの気分を盛り上げる。音楽はイエロー・マジック・オーケストラ（YMO）が演奏する「Firecracker」（オリジナル版は1978年発売）など、ティーンエイジャーだったNIGO®が「ケンゾー」を発見した当時の時代性を反映したものだという。日本デザイナーならではの強み　今回のコレクションは、アーカイブのシルエットとモチーフを取り入れ、創業者と後継者が共有する「日本的視点からのパリ」を再構築したもの。また、1980年代の日本のDCブランドブームを彷彿とさせるバーシティジャケットなど、日本人デザイナーならではの味付けもユニーク。足元には、草履をアレンジしたラバースライドをコーディネートした。 　オープニングを飾ったのはモデルの美佳。また、ショートヘアがトレードマークの樋口可弥子など、日本にルーツを持つモデルの起用が印象的だ。 「ケンゾー」の歴代のラベルをパッチワーク　ベストを彩るカラフルな「KENZO」ラベルは、アーカイブコレクションで使われたラベルを複製したもの。これは、高田賢三がロゴとラベルを再開発することへ愛情を持っていたことに由来するという。様々なフォントやカラー、イラストを取り入れた歴代のラベルには、ブランドのこれまでのヒストリーが刻まれている。  マリンテイストとプレッピースタイル　コレクション全体で際立っていたのは、セーラーカラーやセーラーハット、ボーダーといったマリンテイスト。ジャケットやトップス、スカーフに使用されたカレッジペナントも、ポップなアクセントとなっていた。また、プレッピーなムード漂うカレッジドレッシングもキーワードの一つに。ピクセル化した花や「Ken Zō」と名付けられた象も　高田賢三の代名詞とも言える花柄やアニマルモチーフも、モダンに再解釈。ピクセル化された花柄で、レトロなデジタル感を演出した。花と動物のハイブリッドパターンも、服やアクセサリーに取り入れられた。　特にキャッチーなのは「Ken Zō」と名付けられた象の刺しゅう。そして「Kenzoo」と名付けられたアニマル総柄のパターンにも、NIGO®らしいグラフィカルテイストが光る。　真のワードローブを意味する「Real-To-Wear」の哲学を反映させたというルックはいずれもウェアラブルで、まさに「日常生活のためのワードローブ」。NIGO®のリミックス感覚を生かした、若々しくポップなスタイルとなった。　会場には、ジェイデン・スミス（Jaden Smith）、アンセル・エルゴート（Ansel Elgort）、ジャスティン・ティンバーレイク（Justin Timberlake）、ジェシカ・ビール（Jessica Biel）など、豪華セレブリティが来場。kemioやよしあき＆ミチもショーを楽しんだようだ。

KENZO

NIGO®による2シーズン目の「ケンゾー」はキッチュなマリンスタイル　2023年春夏ウィメンズ＆メンズコレクション

　ゴールドトーンで彩られたシャツは90'sファッションを彷彿とさせつつ、ドロップショルダーやエクストラロングスリーブなど各所にトレンドをMIX。生地はレーヨンを使用し、滑らかな肌触り、通気性に優れているため着心地も抜群の一着。Farfetch で購入する　ペールトーンのオレンジにキリッとしたヴィヴィッドなオレンジのフローラルプリントが鮮やか。オレンジカラーで爽やかな印象に。Farfetch で購入する　一瞬で目線を奪うフェイスプリントが施された「ケンゾー（KENZO）」のシャツ。個性な柄を得意とするブランドから発信された、個性派シャツでインパクトのあるスタイリングを。Farfetch で購入する　アニマル柄に挑戦したいけど、ハードルが高いと思う方におすすめしたいのが、「ブラック コム デ ギャルソン（BLACK COMME des GARÇONS）」のレオパードシャツ。胴部分のみにプリントされているため、くどすぎずアニマル柄初心者には挑戦しやすい一着に。Farfetch で購入する　これまでにミューラル、スプレーアート作品を世に送り出してきたグラフィティアート界のレジェンド中のレジェンド フューチュラ（FUTURA）と「コム デ ギャルソン・シャツ（COMME des GARÇONS SHIRT）」がコラボして生み出されたアブストラクトプリントのシャツ。繊細さと大胆さを兼ね備えた一枚はスタイリングにも華やかさをもたらしてくれそう。Farfetch で購入する　春夏に活躍すること間違いなしのセミシアーな素材を使ったパープルトーンのグラフィックプリントシャツ。インナーとして使うのも良し、羽織るのも良しと優れた汎用性で、シャツとしてはあまり見かけないフード付きというディティールです。コーデの幅を広げる一着をお探しの方に。SSENSE で購入する　最後にご紹介するのは「キディル（KIDILL）」の2種類のフラワー柄で切り替えたオーバーサイズシャツ。サラッとした薄手で柔らかな生地は、着用時のドレープが美しく、シルエットをより優雅に見せてくれます。袖口にはバンダナがついておりアレンジを楽しみながら個性を演出。一枚で羽織ったり、レイヤードスタイルなど幅広く使える万能アイテムです。SSENSE で購入する

一枚で存在感抜群の個性派メンズシャツ7選

ブラトップ×テーラードジャケットで魅せるモードスタイル　東京のストリートでは、「セリーヌ（CELINE）の2022年ウィメンズサマーコレクション「Baie des Anges」を彷彿とさせるブラトップをテーラードジャケットと合わせたスタイリングが多く見られました。1枚で着こなすには難易度の高い大胆な肌見せインナーも、テーラードジャケットと合わせることでモードに昇華。まだ羽織ものが必要な今の季節に挑戦してみては。スナップページを見るスナップページを見るスナップページを見るスタイリングの主役になるアニマル柄のアイテムに注目　派手な髪色や総柄のセットアップにも負けず、コーディネートの主役になるアニマル柄のアイテムに注目。ピンクのショートヘアと「マルニ（MARNI）」のニットにパイソン柄のパンツを合わせた着こなしや、グリーンのヘアと腰元のギャザーが印象的なスカートにゼブラ柄のコートを羽織ったスタイリング、総柄のスウェットセットアップにクロコダイル柄のヒールシューズを合わせたコーディネートなどが目立ちました。スナップページを見るスナップページを見るスナップページを見る

リアルな東京最旬トレンドは？〜存在感抜群のアニマル柄アイテムに注目〜

■アニマル柄で演出するしなやかなエレガンス　カウパターンがプリントされたベルテッドスタイルのダブルコートをさらっと羽織ればその日の主役はあなたのもの。ブランドの代名詞である"エシカルコンシャス"にアニマルパターンを楽しんで。SSENSE で購入する　永遠の憧れ、キャットアイのサングラスはアニマルパターンとの相性抜群。主張が強くなりがちなレオパードも「サンローラン（SAINT LAUREN）」の手にかかればこんなに上品に。Farfetch で購入する　アップカミングなフットウェア＆ハンドバッグブランド「バイ ファー（BY FAR）」によるクロコ型押しレザーのショルダーバッグ。リッチになりすぎるクロコ型も抜け感あるオフホワイトと組み合わせれば、今っぽく洗練された雰囲気に。SSENSE で購入する　レオパードを堪能したいのであればカーディガンを一着持っておくのが吉。普段の格好にオンするだけで即トレンドフェイスへ。シルエットは今年らしいショート丈をチョイス。SSENSE で購入する　ピンクベージュにアニマルパターンが描かれたチャックテイラーは、ありそうでなかったアニマルパターン。足元にがっつりレオパードは若干躊躇する…...なんて人にオススメしたいアーバンな一足です。SSENSE で購入する　「マルニ（MARNI）」によるとっても程よいスネークモチーフのスカーフをご紹介。スネークのパターンはプリントではなく、型押し加工。細部までこだわる本ブランドならではの洗練されたクオリティが垣間見れる一枚です。Farfetch で購入する　スタイリングを新鮮なものにしたいのであればレオパードのファーハットはいかが？いつもの格好にプラスすれば、フレッシュ且つ大胆なスタイリングへ即アップデートできちゃう遊び心溢れるアイテム。Farfetch で購入する　トレンド小物もアニマルパターンをピックアップ。タイガープリンのデニム生地で作られた「ガニー（GANNI）」の個性派ビッグカラー。パンチが効いたスパイスで首もとをアレンジして。Farfetch で購入する　レイヤードデザインのボリューミーなレオパードジャケットは「サカイ（sacai）」から。ファーとウールがドッキングしたユニークなデザインなので、個性的な一着を探している人にオススメ。Farfetch で購入する　トレンドのスクエアトゥのハイヒールもレオパードをチョイス。「プラダ（PRADA）」によるブラッシュドスエード製のレオパードパターンのハイヒールはこれ以上ない程にエレガント。フロントにはトライアングルのメタルロゴプレートが配されます。MATCHESFASHION で購入する

PRADA

sacai

MARNI

GANNI

SAINT LAURENT

お買いモノ

カウ、クロコ、レオパード...この秋シックにアニマル柄をまとう

■英国のアウトドア・ムーブメントから着想　チーフ・クリエイティブ・オフィサーとしてリカルド・ティッシが就任した2018年からこれまで、バーバリーはメンズとウィメンズをミックスして新作コレクションを発表してきた。今回ティッシは、20世紀初頭のイギリスのアウトドア・ムーブメントに魅了され、自然と人間との関係性へのオマージュとしてメンズコレクションを制作したという。　プレゼンテーションの舞台となったロンドンのリージェントストリートにあるバーバリー旗艦店の店内も、アウトドアのイメージから高低差のある地形のように構成された。■スカートを取り入れたレイヤードスタイル　バーバリーの秋冬コレクションの主役は今シーズンもアウター。ファーストルックはメゾンのシグネチャーであるトレンチコートだが、後ろ身頃のデザインはハリントンジャケットという異なる要素を融合させた。また、トレンチコートの襟を排除してVネックに仕立てるアレンジも。その他、裾にフリンジを飾ったりスカーフをベルトに使うなど、クラシックに新しい解釈を取り入れている。   　注目したいのは、中性的なスカートを取り入れたスタイル。英国の伝統衣装には男性がまとうキルトがあるが、今回のバーバリーはそれらとは異なる。シャツドレスのようなシルエットや、スカートをパンツの上に重ねるなど、主張することなく日常の装いに馴染ませている。 ■熊、鹿、ウサギ......動物モチーフが随所に　コレクションには動物から着想したディテールが随所に散りばめられた。フェイクファーコートのフードに耳が付いた動物そのものを模したデザインだけではなく、アニマルファーの写真をプリントしたシャツといった、ひねりを効かせたアイテムもある。  　バッグで目立ったのはレザーのバックパックで、ブランケットと長傘を装着したスタイルは放浪者のような印象。チャームは熊、ソックスブーツとスニーカー、ニット帽はそれぞれ鹿の蹄や耳を模したデザインとなっている。  　「私は表現の自由を称えたいと考えました。外出が出来ず屋内に閉じこもっている時に、人々が一体となり湧き上がるクリエイティビティを思い、アウトドアとその美しさを夢見たのです」（リカルド・ティッシ）。コロナ禍で誰もが感じたであろう自由への思いが、コレクションに込められていた。

BURBERRY

アウトドアや動物モチーフを取り入れた「バーバリー」メンズコレクション　21AW

トップスTシャツ　まずはデイリーウェアにも取り入れやすいTシャツから紹介。「アンダーカバー（UNDERCOVER）」のブラックTシャツは、たっぷりのアクセサリーを身に着けた高貴なネコが描かれています。ブラック＆ホワイトのモノトーンでクールに決まるTシャツなら、男性でも取り入れやすそう。SSENSE で購入する　まるでウチの子自慢？！のような、家庭でくつろぐネコたちの写真を大きくプリントした「バレンシアガ（BALENCIAGA）」のTシャツ。背中に入った「MEOW」のロゴでもしっかりネコ愛を語れるユニークな一着で、まさに「I LOVE CATS」を体現できるはず。オーバーサイズをチョイスして、ストリートテイストいっぱいに着こなして。Farfetch で購入する　「エムエスジーエム（MSGM）」のキャットTシャツは、ファンシーなタッチで描かれたネコがキッチュな印象です。ネコを囲んで満開に咲き乱れる花々の花言葉が記されたバックプリントは、まるでライブTシャツのようでユニーク。SSENSE で購入する　ここまでのネコちゃんたちはリアル寄りでしたが、ミラノ発の老舗セレクトショップ「ディエチ コルソ コモ（10 corso como）」のTシャツはグッとポップなイラストで表現。今まさにネズミを捕まえんとする、ファニーな表情のネコはインパクト大です。Farfetch で購入するブラウス　シルクの光沢感とノーカラーのミニマルなフォルムの「エムエスジーエム」のキャットブラウスは、グッドガールなスタイリングにぴったり。ピンクベージュを基調に優雅なシャムネコが描かれ、エレガントな雰囲気も醸し出しています。Farfetch で購入するニット・スウェット　「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ（Charles Jeffrey Loverboy）」のケーブルニットは、クロップド丈のボリューム感があるフォルムに、ネコのイラストパネルがパッチワークのようにあしらわれた前衛的なデザイン。個性的な一着を求めている方におすすめ。MATCHESFASHION で購入する　「グッチ（GUCCI）」のスウェットは、落描きのような脱力感たっぷりのネコのイラストが前面にあしらわれています。カラーもプリントもとことんポップでギーク感のあるピンクで気分まで明るくなれそう。SSENSE で購入するパジャマ　「エイソス（ASOS）」が買収したことでも話題の「トップショップ（TOPSHOP）」からはおやすみ中のリラックスタイムも、大好きなネコに包まれることができるパジャマセット。伸びをしたり、たたずんでいたり。気ままなネコの姿に癒やされれば、夢にも出てきてくれるかも？YOOX で購入するシューズ　ネコ顔シューズがシグネチャーの「シャーロット・オリンピア（Charlotte Olympia）」のパンプスです。あらゆるドレスアップスタイルに合いそうな、チャンキーヒールのスリングバックスタイルの一足は、ゴールドの刺しゅう糸で描かれたネコの顔がポイント。Farfetch で購入するアクセサリー　トルコ・イスタンブール発の「ベガム カーン（Begüm Khan）」は、様々なインスピレーション源から生み出されるステートメントジュエリーが揃います。グリーンとパープルのクリスタルを配して飾り立てられたキャットイヤリングは、なんともラグジュアリー。耳元で主役級の輝きを放つアイテムです。口を開けたネコの顔は、凶暴にも、そしてどこかユーモラスにも感じられ、見る人の視線を捉えて離しません。MATCHESFASHION で購入する　アニマルモチーフファン必見、セラミックアクセサリーを多数手掛ける「ナッシュ（NACH）」のリングです。ブルーの瞳が神秘的な白猫モチーフのリングは、誰とも被らないラッキーチャームアクセサリーになってくれそう。YOOX で購入するファッション小物　キャットモチーフのアイテムが多く登場する「ミュウミュウ（MIU MIU）」も、ネコ好きならチェックを欠かせないブランドのひとつですよね。首元にさっとひと巻きするだけで、ガーリーなスタイルが完成しそうなスカーフは、優しいペールブルー。微笑んだようなネコの表情もたまらなくキュートです。Farfetch で購入する　最近はめっきり活躍の場が減ってしまったスーツケース。いつか来るトラベルシーズンに備え、自分だけの目印・ラゲージタグを手に入れておく良い機会かもしれません。「アクネ ストゥディオズ（Acne Studios）」のラゲージタグは、ストリートアート風のネコのグラフィックが特徴。ペアになるネズミ柄のタグをお揃いにするのも素敵です。Farfetch で購入する　おうち時間を彩るオブジェも、ネコアイテムを取り入れてみるのはいかが？100年近い歴史を持つイタリア・フィレンツェの陶器メーカー「ビトッシ セラミック（Bitossi Ceramiche）」のキャットオブジェは、ブランドを象徴する深みのあるブルーが印象的。ハンドメイドならではの、あたたかみのあるジオメトリックパターンを身にまとったネコは、高さ33cmで存在感もたっぷりです。Farfetch で購入する

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