インサイド

タイガーイエローをアクセントに　白一色で統一されたモダンな会場は、シグネチャーカラーであるタイガーイエローで彩られ、ティザー映像で登場した飛行船のモチーフが設置されていた。 　ショーのオープニングを飾ったのは全身ブラックの装い。メンズのクラシックテーラリングをモダンに再解釈しつつ、長靴風ブーツや、ソールのフロント部分にイエローのカラーブロッキングを施したスリッポンをアクセントに加えた。ブーツは、南極観測隊が使用した特殊作業用防寒靴をデザインベースにしたアーカイブシューズ「NANKYOKU TIGER」をアレンジした新作。シューズメイキングを強みとするオニツカタイガーならではのスタイリングとなっている。　また、プラットフォームのヌードレースサンダルは男女ともにスタイリングに取り入れられ、ジェンダーレスなムードを加速。素材には上質なナッパレザーやベルベットを採用している。 軽さのある"重ね着"スタイル　素材は複雑にレイヤードされ、アシンメトリーなシルエットが完成。ウィメンズはギャザーやカットアウトなどを多用し、着る人のボディラインを引き立てるエレガントな作りに。シースルーのナイロンニットなど、軽やかなアイテムが生地の重なりや質感を強調した。ニットは袖の付け根の下に切り込みが入っており、そこから腕を出して着用できるデザイン。袖部分を胸元で結ぶと、まるで2着を重ね着しているかのようなスタイリングとなった。「ノワート」とのコラボレーション　後半に登場したのは、華やかなフローラルプリント。こちらは日本のテキスタイルグラフィックブランド「nowartt（ノワート）」とのコラボレーションによるもので、万物を構成する4つの元素「地水火風」から着想を得たという。「自然との調和の心地よさ」を表現したプリント素材が緻密にレイヤードされ、装いにロマンティシズムをプラスした。TWICEのモモなどセレブリティも来場　会場にはTWICEのモモやCNBLUEのカン・ミンヒョク（Kang Minhyuk）、デューの愛称で知られるタイのジラワット・スティワニッチャサック（Jirawat Sutivanichsak）など、豪華セレブリティも来場した。モモは鮮やかなオレンジのドレスで登場し、オニツカタイガーの「クールで魅力的なところ」が好きだと語った。　ウィロー・スミス（Willow Smith）は「アーティスティックでミニマルで、本当に美しかった」と今回のショーを堪能。「オニツカタイガーは文化的な面と素晴らしい思想を融合させて、私たちが見た中で最高のファッションをクリエイトしていると思う。シンプルな部分がとても気に入っているし、上品なところも好き」と語った。オニツカタイガー 公式サイト

Fashion

軽やかなレイヤードが見せる無限の可能性　「オニツカタイガー」2024年春夏

アシンメトリーな袖に惹かれる、タロウ ホリウチのトップス　「タロウ ホリウチ（TARO HORIUCHI）」は個人的に大好きなブランドの一つで、ブランドが一時休止した際は二次流通で掘り出し物をディグっていたことも。しかし昨年、2023年春夏コレクションから再始動すると言う嬉しいニュースが！しかもディレクションには大平かりんさんが携わるということで、期待を胸に新作を待ち侘びていました。そんなコレクションでは"不完全さ"をシーズンテーマに、ショート丈のコンパクトなシルエットや首下から大胆なスリットが施されたバックスタイルなど、レイヤードスタイルが楽しくなるアイテムを豊富に展開！いつまで経ってもピンクカラーにはテンションが上がるもので、特に目を引いたのがスラッシュドタートルトップ。左右で袖の長さが異なるアシンメトリーなデザインや、鎖骨部分に入ったカッティングが程よいアクセントになっており、大人でも取り入れやすいヘルシーな肌見せが叶うのも嬉しい。秋口は1枚で、少し寒くなったらジャケットと合わせたいです。（EC事業部 AY）合わせて身につけたいアイテム

TARO HORIUCHI

お買いモノ

【今週のウィッシュリスト】アシンメトリーな袖に惹かれる、タロウ ホリウチのトップス

　ショー会場となったのはパリ15区、セーヌ川沿いに建つ旧ルノーのガレージ。低い天井と打ち放しのコンクリート、シルバーのボックス型の椅子が、インダストリアルな雰囲気を漂わせる。招待客の中には、昨年「カルティエ（Cartier）」と取り組んだ限定ジュエリーコレクションのヴィジュアルに起用された宇多田ヒカルの姿もあった。壊して作る　サカイのエレガンス　ファーストルックは、チョークストライプのチェスターコートをドレスのようにスタイリング。右半身にゆとりをもたせ、ショルダーラインも右だけドロップさせたアシンメトリーのパターンで、左側には無地の素材を組み合わせていた。サカイのシューズといえば、これまでボリュームのあるウェッジソールが多かったが、今回はプラットフォームのタイトなストレッチブーツがメインとなった。 　オーセンティックなデザインにハサミを入れて既存の形を壊しながら、新しいシルエットを作る。「常識にとらわれずにチャレンジし続ける」という姿勢でサカイの考えるエレガンスや美しさを探求したという。ブラウスのボディ部分を切り取ってボウタイに仕立てたり、従来のパターンを縦や横に刻んで重ねることでフリルに見立てたり。パーツを寄せることによって生まれた余白には、シフォンなど異なるテクスチャーの素材を足した。垂れるステッチ糸　未完成の美　ドレスのスカート部分を飾るラッフルやスリット、そして大胆に斜めにカットしたアシンメトリーのシルエットが、モデルのウォーキングと連動して躍動感を与える。 　特徴的だったのは、ハンドバッグストラップのディテール。バッグを肩に掛けるようなデザインで裾を引き上げ、ドレープを生み出すと同時にポケットの存在を主張していた。 　ショーの終盤は、ステッチから垂れる無数の糸に注目。服作りの工程のひとつである仮縫いの状態をそのまま残したかのように、未完成の美を見出した。 Everything in its right place　バックステージで阿部が着用していたTシャツには「Everything in its right place」というセンテンスが背中にプリントされていた。これはレディオヘッドの楽曲タイトルであり、今回のコレクションの糸口となった概念だという。直訳すると「すべてがあるべき場所に」となるが、阿部にとっての「あるべき場所」に、しがらみやルールは存在しない。「これからもっと先に進むために、常識にとらわれず、立ち向かっていこうと思っています」と発した一言が、その強い信念を示していた。

sacai

「サカイ」が探求する破壊的エレガンス　2023年秋冬パリコレ

　デルフィナはシルヴィア・フェンディ（Silvia Fendi）の娘で、現在ブランドのジュエリー部門のアーティスティック ディレクターを務め、同じクリエイティブを作り上げるいわばチームメイト。過去のフェンディのアーカイヴアイテムを取り入れたルック通りではない彼女ならではの着こなしに感化されたキムは、コレクションの成り立ちについて「すべてはデルフィナから始まりました。ファッショナブルで優雅な彼女のこだわりとフェンディにもたらす“ひねり”がとても好きなのです」と話す。　今シーズン、キム・ジョーンズは切り込みや歪みといった手法を用い、「さりげない破壊」を表現し、古典主義やエレガンスを探求した。強い光線がランウェイに"光のトンネル"を映し出し、ファーストルックは首元の切り込みや捻り、アシンメトリーなデザインのカーディガンにレザースカートとサイハイレースアップブーツを合わせたシンプルなルックでショーはスタート。　ジレベストは前後ろに縫い付け、肩を露出させケープのように仕立てた。合わせたのは取り外し可能なプリーツスカートが、前と後ろに取り付けられたパンツ。メンズフォルムのマックコートの裏地には、歩くとさりげなく煌めくシークインを施し、メンズライクなシャツにはレースのランジェリーをオーバーレイさせるなど、マスキュリンとフェミニン、ラフな着こなしとエレガントな着こなしといった二面性を示唆しながら、絶妙なバランスでルックに落とし込んでいる。　黒やネイビー、レッドといったカラー展開で頻出したのは、アシンメトリーなタートルネックの"つけ首"。首に巻きつけたり、インナーとの重ね付けを楽しんだり、一つでスタイリッシュなスタイルに仕上がる、ワードローブのアクセントとして取り入れたいアイテムだ。　コレクションのキーカラーとなったブルーとブラウンというカラーもデルフィナが初めて仕事場に足を踏み入れた日に着ていた組み合わせだという。それほどまでにデルフィナの着こなしはキムとって魅力的で、クリエイションへのインスピレーションを与えてくれる存在、ということなのだろう。そんなキムが敬愛するデルフィナが手掛けた"FFロゴ"を耳にロッキングしたジュエリーの数々は間違いなく、ルックの完成度を高める役割を果たしていた。　新作バッグとしては、カバンの口を中に折ったり、開いたりマルチな使い方ができる「フェンディ オリガミ（FENDI ORIGAMI）」が多様なサイズ、カラー、素材が、コレクションのテーマである二面性に呼応して登場した。

FENDI

「フェンディ」23年秋冬はキムが敬愛する創業家四代目の着こなしから着想

　ランウェイには高低差のある巨大なボールレーンが天井から吊るされて配置。ピンボールはゆっくりとカーブを曲がり、レーンを滑り落ちていく。ディスコのサウンドトラックにのせてショーがスタートした。布で包み込むようなコンフォートなアウター　日本人モデルの源大により着用されたファーストルックは、コレクションを象徴するアシンメトリーなデザインのアウター。滑らかでしっとりとしたカシミアフェルトの生地を贅沢に使用し、片方の肩からのドレープの美しさが際立つ。シャープでアシンメトリーなデザイン　続くルックも片方の肩が露出したワンショルダーのアシンメトリーなニットベスト。今シーズン、メンズのトレンドアイテムに浮上している女性的なワンショルダーのアイテムは本コレクションにも全体を通して登場し、トップスとしてもアウターの中のインナーとしても着用された。首元の斜めのカッティングはアシンメトリックでありながら、シャープなアクセントとしてスタイリングに調和している。幾何学模様から浮かび上がる「FF」　縦線、横線、斜線を組み合わせた「フェンディ シャドウ」と呼ばれるパターンは遠目から見ると「FF」ロゴが浮かび上がり、錯覚を起こさせるような幾何学模様。アウターの表地や裏地に配されたほか、モヘアスカーフやバッグの柄にも取り入れられキーモチーフとして随所に登場した。　肩部分や、前立てだけが切り取られたような脱構築的なシャツデザインは、温もりのあるコクーニングなアウターウェアとは対照的に、斜めのカッティング同様、エッジの効いたデザイン。また、ハサミで裁断したような裾のフリンジも重く見えがちなアウターに軽やかな動きを与えた。バッグの多彩なラインナップ　アクセサリーではたくさんのポケットがデザインされた実用的な「バケット」のベルトバッグや「ピーカブー」といったアイコンバッグのほか、ブランケットが被せられたカシミア織りの「FF」バッグはメンズ、ウィメンズ問わず使えそうなデザイン。　中でもアイコンの「バケット」バッグにちなみ、フランスパンがフラップに挟まれた正真正銘の"バケットバッグ"は遊び心が効いたユニークなアイテム。トートバックから覗いていたり、背中に背負った傘ホルダーもなぜかバゲットの形で、思わず笑みがこぼれてしまうキュートなエッセンスとして登場した。ミラノの街中でも撮影　ショーには日本から三代目J SOUL BROTHERSの今市隆二が来場。ショーの前後ではフェンディの衣装に身を包み、ミラノの街中でも撮影を行った。

「フェンディ」温もりの中に光るアシンメトリーのシャープなアクセント＜23年秋冬メンズ＞

　三日月形のシェイプが特徴的な「ネオアス（NEOUS）」のクロスボディバッグ「Orion」。開け口が広く、調節可能なストラップと隠しファスナーが付いた、デイリー使いがしやすいバッグです。SSENSE で購入する　　ユニークなシェイプが多い「エスター エクミ（AESTHER EKME）」から、目の錯覚を起こしてしまいそうなクラッチバッグ「ANGLE CLUTCH」をセレクト。滑らかな肌触りのカーフスキンを贅沢に使用しているので、フォーマルなシーンでも活躍してくれます。SSENSE で購入する　「アクネ ストゥディオズ（Acne Studios）」の「ディストーション」バッグ。パテントプリントで表現したクロコ柄がリュクス感を漂わせます。取り外し可能なショルダーストラップ付き。SSENSE で購入する　フロントのロゴが目を引く「パーム・エンジェルス（PALM ANGELS）」のミニバッグ。ピンクのシェルパで縁取りし、取り外し可能なビーズストラップが付いたキッチュなデザインが、装いに個性を添えてくれます。SSENSE で購入する　「リトル リフナー（Little Liffner）」のシグネチャーともなっている「チューリップ トート」のミニサイズをピックアップ。荷物の出し入れがしやすい大きな開け口には、マグネット式の留め金がついているので安心です。SSENSE で購入する　カラバリ豊富な「ジ・アティコ（The Attico）」の「24H」シリーズから、トレンドカラーであるグリーンをセレクト。一見使いづらそうに見えるこのバッグですが、サイドまで開くファスナーのおかげで荷物の出し入れがしやすく、またマチが広いので収納力も抜群です。SSENSE で購入する

Acne Studios

Palm Angels

シュールなシェイプが魅力のアシンメトリーバッグ７選

トップス　「セルフ ポートレート（SELF-PORTRAIT）」のベージュセーターは、首周りに複数のカットアウトが入った個性的なデザインが特徴。単なるカットアウトでなく、咲き誇る花を思わせる刺繍入り。肩部分にある装飾的なボタンと、袖のパフスリーブもワンポイントです。MATCHESFASHION で購入する　ウエスト部分に大胆なカットの入ったシャツは「ロージー・アスリーヌ（Rosie Assoulin ）」のもの。絶妙な部位のカットアウト、個性的な袖のディテールが魅力的です。バック部分はシャツが体にフィットするよう、結んで調節できるようになっています。Farfetch で購入する　一見シンプルながら、胸下に入ったカットアウトが目を引く「ジバンシイ（GIVENCHY）」のシャツ。大胆すぎず、かといって細かすぎないちょうど良いカットアウトです。シンプルになりがちな白シャツも、カットアウトが入っていることでモードな存在感を放ちます。Farfetch で購入する　モードなルックにセクシーさをプラスしてくれる「アウェイクモード（A.W.A.K.E. Mode）」のトップス。胸元のカットアウトは着用に勇気が入るものも多い中、こちらのトップスは際どくない繊細なカットアウトが特徴。大胆すぎず、地味すぎない絶妙なデザインが一押しです。Farfetch で購入する　エッジの効いたグランジスタイルが特徴の「リック・オウエンス（Rick Owens）」のトップスは、肩部分にカットアウト。透け感のある素材とカットアウトが相性抜群で、軽やかなルックが完成します。肩部分のカットアウトなので、セクシーになりすぎない点でもおすすめです。Farfetch で購入する　「アンブッシュ（AMBUSH ）」のカットアウトシャツは、ゆったりと着れるラフなスタイルが特徴。鎖骨部分が見えるので顔まわりをすっきりとした印象に、チョーカースタイルのようになるカットアウトデザインが魅力です。きれいめにもカジュアルにも着こなせる1着です。Farfetch で購入するボトムス　全体にカットアウトをほどこした大胆なデザインが特徴の「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー（OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH）」のジーンズ。右は膝下部分、左は太もも部分と散りばめられた個性派カットアウトが一押しポイントです。重め素材のデニムと、抜け感のあるカットアウトのコントラストが◎。SSENSE で購入する　「メゾン・マルジェラ（Maison Margiela）」のカットアウトジーンズは、肌が見えないタイプのカットアウト。カットアウトのボトムスにチャレンジしてみたいけど、肌が見えるのに抵抗のある方におすすめ。ジーンズは程よいAラインの美しいシルエットなので、マルチに活躍すること間違いなし。Farfetch で購入する　ウエスト部分の絶妙なカットアウト、アシンメトリーなデザインが特徴の「ヘルムート・ラング（Helmut Lang ）」のスカート。Aライン、ハイウエストなのでスタイルアップ効果も抜群。秋のルックとして、ロングブーツやボリュームブーツを合わせるのにぴったりです。Farfetch で購入する　「トーガ（TOGA）」のスカートは、個性的な部分に施されたカットアウトディテールがワンポイント。普通に履けば左太もも部分がチラ見えし、あえてカットアウト部分から足を出して履くのも大胆かつ個性的なTOGA流の着こなし方。ハイウエストのプリーツスカートなので、多様なトップスに合わせやすい点でもおすすめです。Farfetch で購入するワンピース　鮮やかなグリーンカラーが目を引くワンピースは「エムエスジーエム（MSGM）」のもの。ウール混のリブ編みなので秋に1枚で着用するにはぴったり。タートルネックながらも、胸元はカットアウトされているためスッキリとした印象を与えてくれます。SSENSE で購入する　「ボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）」のブラックリブニットドレスは、全面・背面・ショルダーにカットアウトが。ツイストを効かせた個性的なデザインが特徴的で、セクシーながらも品のあるルックが叶います。MATCHESFASHION で購入する　シンプルなワンピースかと思いきや、バックスタイルに大胆なカットアウトがほどこされた「ジャックムス（JACQUEMUS）」のカットアウトドレス。背面だけでなく、絶妙にサイドまでカットアウトになっている点がポイントです。細身スタイルなので、着用した時にボディラインも美しく見えること間違いなし。Farfetch で購入する

TOGA

BOTTEGA VENETA

MSGM

Rick Owens

AMBUSH

JACQUEMUS

じわじわトレンド？上品セクシーなルックを叶えるカットアウトアイテム13選

　エレガントなシルエットで、優美なドレープを描くアシンメトリーデザインのワンピースは「マルケス・アルメイダ（MARQUES'ALMEIDA）」のもの。ハイネックとハンカチーフヘムが配され、体にぴったりとフィット。天然染料で染色し、メリノウールの上質な素材を使っているのもポイントです。MATCHESFASHION で購入する　「ロエベ（LOEWE）」のブラックドレスは、フェザーが一気に華やかさを増す一着。光沢のあるサテンジャカードを使用しているため、高級感でシックなルックが完成。ぼてっとした印象になりがちなロングワンピースも、アシンメトリーな裾で一気に垢抜けます。MATCHESFASHION で購入する　1920年代のヴィンテージアイテムから着想したデザインが人気の「ジ・アティコ（The Attico）」からは、大胆なアシンメトリーデザインを施したミニ丈シャツワンピースが登場。裾の大胆なシンメトリーにより、左右からみたシルエットが大きく異なる点が特徴。秋にぴったりの、ブラウンのカラーも一押しポイントです。Farfetch で購入する　コットン製の非の打ちどころがないベーシックアイテムで、モダンでグランジーなスタイルを表現する「ティー バイ アレキサンダー ワン（T BY ALEXANDER WANG）」のショートドレス。ハイウエストの位置にあるアシンメトリデザインが、脚長効果を発揮。シンプルながらも細かなディテールが個性的な一着です。SSENSE で購入する　アシンメトリーな襟の長袖トップのオーバーレイヤーが特徴のミドル丈ドレスは「マメ クロゴウチ（Mame Kurogouchi）」のもの。一見シンプルなブラックドレスながらも、バックスタイルは背中開きでセンシュアル。セルフタイのホルターストラップは、チョーカー代わりのアイテムとしても役立ちます。SSENSE で購入する　「フェンディ（FENDI）」から登場するアシンメトリーなプリーツサテンドレスは、ノスタルジックなトーンが表現された一着。柔らかいスカイブルーがなんとも爽やか。ふっくらとしたスリーブとアシンメトリーなプリーツスカートで、レトロなルックを楽しんで。MATCHESFASHION で購入する　テキストプリントとレイヤードデザインで個性たっぷり「コム デ ギャルソン ジュンヤワタナベ マン（COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN）」のアシンメトリードレス。レイヤードなので、一般的なワンピースよりも可愛くなりすぎない点が特徴。ストリートにも、モードにも着こなせます。Farfetch で購入する　「カルバン・クライン・205W39NYC（CALVIN KLEIN 205W39NYC）」のアシンメトリーワンピースは、真っ白かと思いきやよく見るとブルーの細いストライプ生地。爽やかな印象を与えてくれる一着で、肩部分と袖のディテールが個性派ルックを叶えてくれます。Farfetch で購入する　ドッキングデザインが特徴の「カラー（Kolor）」からも、アシンメトリーなデザインのワンピースがラインナップ。裾の長さから左右のデザインまで、大胆なアシンメトリーが存在感を放ってくれます。Farfetch で購入する

LOEWE

Mame Kurogouchi

アシンメトリーアイテムで叶える個性派ルックvol.2【ワンピース編】

トップス　「バレンシアガ（BALENCIAGA）」のコットンシャツは、大胆なアシンメトリー袖がポイント。一見どこにでもあるようなホワイトとブルーのストライプシャツですが、袖のアシンメトリーデザインにより一気に個性的に。春秋のファッションにおすすめの1着です。SSENSE で購入する　カッティングが大胆なアシンメトリーデザインの長袖ニットは「ナヌーシュカ（NANUSHKA）」のもの。ニット素材の長袖ですが、肩部分の露出面が大きいため暖かい日向け。大胆でセンシュアルなアシンメトリーデザインが楽しめます。SSENSE で購入する　袖部分がアシンメトリーな仕立てになっている「ヴィヴィアン・ウエストウッド（VIVIENNE WESTWOOD）」のジャージTシャツ。右の肩部分を落とすことでチラ見せの幅を調節可能。シンプルな黒Tシャツも、アシンメトリーデザインなだけで一気に垢抜けます。SSENSE で購入する　ダークな世界観と斬新なテーラリングが特徴の「アン・ドゥムルメステール（Ann Demeulemeeste）」のブラックジャケット。アシンメトリーながらも、光沢のあるサテンライニングが美しいシルエットを実現。エレガントかつモードなルックを叶えてくれます。MATCHESFASHION で購入するボトムス　ポップで個性的なデザインが魅力の「エムエスジーエム（MSGM）」のボトムスは、アシンメトリー仕立て。シンプルなトップスに合わせることで引き立つ明るいグリーンカラーがポイント。前から見るとスカートですが、実はショート丈でも安心のパンツタイプです。SSENSE で購入する　タンブラウンのレザーウエストバンドがワンポイント、アシンメトリーなドレープをあしらったスカートは「ロエベ（LOEWE）」のもの。トップをタックインすることで、ウエストのレザーバンドがコーデを引き立てること間違いなし。ノーマルのロングスカートよりも、スタイルアップ効果に期待できます。MATCHESFASHION で購入する　「ジル サンダー（JIL SANDER）」のブラックミディスカートは、柔らかなジャージー素材で作られた細身スタイルのアシンメトリーデザイン。大胆なカットのアシンメトリーで、スカートに視線が集中。シンプルでモダンなルックを叶えてくれる1着です。MATCHESFASHION で購入する　ストリートらしさがありつつも、モードなルックを叶えてくれる「ワイズ（Y's）」のアシンメトリースカート。ハイウエストなのでスタイルアップ、程よい丈感で脚長効果を発揮します。ウール100%の素材感も、ブランドのこだわりの1つ。デザイン性だけでなく、着心地も抜群です。Farfetch で購入する

Vivienne Westwood

Nanushka

BALENCIAGA

アシンメトリーアイテムで叶える個性派ルックvol.1＜トップス・ボトムス編＞

　新型コロナウイルスの影響で、今シーズンも海外のファッションウィークに参加している多くの日本ブランドが、ショーを取りやめて映像やヴィジュアルでの発表に切り替えるなど、様々な見せ方を試みている。カラーは前回の2021年春夏コレクションからパリでランウェイショーを再開することを計画していたが、先シーズンはヴィジュアルでの発表に変更。続く今回の2021年秋冬コレクションも、パリでの発表は断念せざるを得なかった。　しかしカラーはこれまで一度も国内でショーを行ったことがなかったため、「特殊な状況だからこそ訪れたチャンス」と捉えてランウェイを東京に転換。パリ・メンズファッションウィークの公式スケジュール4日目の1月22日夜、八芳園を会場に徹底した感染症拡大防止対策をとり、ジャーナリストやクリエイター、アーティストなど限られた観客を招待してショーを行った。　ランウェイは屋外とつながった構造で、青く照らされた庭園からモデルが登場する演出。2021年秋冬のメンズとウィメンズをミックスしたコレクションとなった。　多種多様な素材やパターンのドッキング、マルチなカラーミックスといった、あらゆる要素を融合した絶妙なバランスは阿部の真骨頂。左側は通常のテーラードだが右側は3つの異なるラペルが重なるジャケットなど、レイヤードやアシンメトリーといったユニークなテクニックを惜しみなく盛り込んだ。2021年春夏コレクションから更に進化した印象で、スポーツやフォークロアなどのカルチャーを混ぜ合わせながら、複雑な構造や意外な組み合わせも洗練されたスタイルにまとめ上げている。時代に流されない攻めのデザインによって、鮮やかで色濃いカラーの今を見せた。

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