原宿ストリートのトレンドを振り返る「原宿ストリートで流行ったモノ - 2019 -」。今年1年間で撮影したスナップから分析した2019年のファッショントレンドを5つのキーワードで紹介します。

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バケットハット

　1990年代に流行したバケットハットが人気再燃。ストリートの定番アイテムですが、近年は「プラダ（PRADA）」や「バーバリー（BURBERRY）」「グッチ（GUCCI）」といったラグジュアリーブランドからも多数登場したことから注目を集めました。シャツやコートなど少しカッチリとしたコーディネートに合わせるのがトレンドで、ストリートスタイルにはレザーのバケットハットを選ぶなど、カジュアルになりすぎない合わせ方が今年流です。

■スナップ：shima ｜ JAYCEE ｜ Y T ｜ 鈴木 さとる

マーク ジェイコブスのショルダーバッグ

　ウエストポーチや小さめのショルダーバッグのトレンドが依然として継続するなか、今年の春夏から「マーク ジェイコブス（MARC JACOBS）」のショルダーバッグ愛用者が原宿ストリートで急増しました。特に支持されているのは、カラーバリエーションが豊富でベルトの付け替えが可能な「スナップショット（SNAPSHOT）」と、その後継モデル「ソフトショット（The Softshot）」。ストリートではシンプルな配色のコーディネートのアクセントとして合わせる人が多く見られました。

■スナップ：大石 楓夏 ｜ 宗像 舞子 ｜ Ena Kajiya ｜ 咲 和希

黒のレザーコート

　ストリートスタイルにモードな要素を合わせた着こなしが広まっている中、2020年春夏シーズンのパリコレクションで注目された黒のレザーコートが原宿ストリートでも人気を集めています。同シーズンの東京コレクションでは、ヴィンテージのレザーコートでスタイリングした来場者が目立ちました。

■スナップ：UNA ｜ 濱田 茉奈 ｜ FIONA ｜ Ken

ショルダースリット

　昨年流行したオフショルダーに代わり、今年は肩にスリットの入ったアイテムが流行。両肩が露出するオフショルダーと違い、肌見せに抵抗がある人もコーディネートに取り入れやすく、一般層から支持を得ました。セクシーでエッジの効いたスタイリングができる大きめに開いたショルダースリットのアイテムは、おしゃれ上級者の間でも人気のようです。

■スナップ：咲 和希 ｜ Lauralie ｜ くるみ ｜ 中 汐里

タビブーツ

　「ナイキ（NIKE）」と「サカイ（sacai）」によるコラボレーションなどスニーカー人気が続いていますが、ファッション感度の高いメンズの間では「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」のタビブーツを着用する人が増加。原宿ストリートではウィメンズの定番であるヒールのついたデザインのタビブーツを履くメンズもいました。

■スナップ：瀧口 海都 ｜ Ryo ｜ 堀内 蒼太 ｜ 得丸 悠