F/STOREの取り扱いブランドの中でも注目の3ブランドの新作にフォーカスし、バイヤーHとディレクターAがおすすめアイテムを最新ルックとともに解説する短期連載企画。
最終回は、2022SSシーズンにデビューして以降、日本が世界に誇る文化とものづくりの技術を、ブランドのクリエイションに乗せて世界に発信していくことをミッションに掲げる「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」にフォーカス。素材は全て日本の産地と取り組んだオリジナルテキスタイルを採用するというこだわりを持つ「カナコ サカイ」の新作の中から、2人が気になるアイテムとは?
KANAKO SAKAIってどんなブランド?
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ディレクター A
「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」は、昨年と今年の「楽天ファッション・ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」でフィジカルショーを披露しているなど、今注目度が高い東京ブランドの1つですね。
特に昨年は、デビューから2年ながらファッションウィークのトップバッターを飾るに相応しい完成度で、個人的にも忘れられないショーになりました。パワフルで華やかさがあり、ファーストルックがメンズからというのも、自由にファッションを楽しむ強いエネルギーを感じさせてくれるショーでしたね。動きのあるフリンジやドレープ、きらきらとしたラメ使いなど、エモーショナルな表現でブランドが更に進化する勢いを感じています。
バイヤー H
ディレクター A
デザイナーのサカイカナコさんは、「3.1 フィリップ リム」や「プロエンザ スクーラー」のデザインチームで経験を積み、帰国後に国内のデザイナーズブランドに勤務した経験の持ち主。ブランドを陰で支える石川さんも「アンダーカバー」で生産管理の経験を持っており、折り紙付きの実力を持った2人が手掛けるブランドというわけです。
2人が選んだ今シーズン注目のアイテムとは?
「カナコ サカイ」はテーラーリングが美しく、中でもジャケットは見逃せない要注目のアイテムです。23AWシーズンでもブラックのジャケットを展開していたのですが、今シーズンは明るく春らしいパステルカラーを買い付けました。ダブルブレストジャケットでも、軽やかで品よく、さらりと羽織ってこなれた雰囲気を楽しめる一着です。
バイヤー H
ディレクター A
ショーでもモデルがスウェットパンツと合わせてカジュアルに着ていたのが印象的でしたね。
「カナコ サカイ」のコレクションは、日本のものづくりに対してもリスペクトを感じる、その真摯なモノづくりも素敵です。
バイヤー H
ディレクター A
生地は毛織物の産地、愛知県一宮市で織られた高密度な二重織りギャバジンを使用しており、羊毛表面を覆っているスケールを薬剤で取り除く日本独自の特殊な加工を施すことによって、ツヤ感と程よい肉厚感が出てとても上品な雰囲気ですね!
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ディレクター A
このシャツブルゾンもトレンドを押さえた透け感のある素材を使ったアイテムで、個人的に気になる一着です。
細かく取られた身頃のギャザーや袖のカフスディテールなど、細部にまでこだわった丁寧なものづくりで、テーラーリングの説得力が増しますね。
バイヤー H
ディレクター A
ジップブルゾンってカジュアルかつスポーティーな雰囲気になりがちですが、オーガニックコットンを使用した生地の軽やかさと、ふんわりとした立体感のあるシルエットが相まって上品さを感じさせる仕上がりで、大人がデイリーに着たくなるブルゾンっていう感じです!
このブルゾンの他にもラメキャミソールなど、シンプルですがディテールと素材のコントラストでスタイリングのアクセントになるピースが多く、毎日にちょっと華やかさを持たせるアイテムが充実しているのも「カナコサカイ」の魅力の1つですね。
バイヤー H
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こちらはショーでも一際存在感を放っていたシャツとスカート。「群雲(ムラクモ)絞り」という技法を用いて、徳島県の職人がひとつひとつ丁寧に染め上げたアイテムです。日本のクラフトマンシップを活かしながら展開される「カナコ サカイ」のクリエイションは止まることなく、更なる海外に向けての活躍が楽しみですね。
バイヤー H
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