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ファンに愛され続け、ブランドが変わらず作り続けているアイテム…いわば「ブランドの顔」ともいえる物が存在します。定番人気である所以は、どういった理由なのか気になりますよね。今回はF/STOREの中からスタッフが今欲しいドメスティックブランドの定番アイテムを解説と共にご紹介!知って得する、ブランドの名品をじっくりとご覧ください。
目次
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定番アイテムを買う魅力や選び方は?
定番アイテムの魅力とは?
基本的に定番アイテムはトレンドに左右されにくく、ブランドの中でもベーシックなデザインが多いので、手持ちの服とスタイリングしやすいメリットがあります。このほか、ブランドが得意なパターンやテクニックが折りこまれていたりなど、デザイナーのこだわりを感じられるアイテムが多いので、初めて挑戦するブランドのイメージを掴むにはぴったりです。
選ぶ際のポイント
選び方については、ブランドのサイズ感や定番カラーをしっかりと知ることが大切。その基準を元に自身のライフスタイルや、普段着る服と相談しながらサイズやカラーを選んでいきましょう。定番アイテムといえど年々、少しのデザインや生地の変化を持たせている場合もあるので、そういった所にも注目してみると納得のいく買い物ができるかもしれません。
ATELIER BÉTON
コンセプトに「洋服は生活を快適にする暮らしの道具」を掲げ、ライフワークを快適にする機能性の高いアイテムを展開している「アトリエ ベトン(ATELIER BÉTON)」。設立当初から出しているワークエプロンはプロの料理人や美容師も愛用するほど人気アイテムです。
シンプルで無駄のないデザインは性別を問わず、どんな服にも馴染むのが魅力的。物の出し入れのしやすさにこだわったポケットの位置や、生地端の耳をそのまま活かした縫製による優れた速乾性など、機能面も充実しています。生地には国産の最高級帆布生地ブランド「富士金梅」を採用し、使い込むほどに味わいが出てくるのも◎。品質、機能、デザインの良さから、家庭での利用はもちろんのこと、美容師や飲食店、花屋など様々な職業の人たちから高い評価を得ています。
ATON
徹底的な素材の研究から生まれる、上質なベーシックウェアに定評があるユニセックスブランド「エイトン(ATON)」からは、ブランドのシグネチャーアイテムとして毎年アップデートしながら展開されているフーディをご紹介。シャープでスタイリッシュな三角形のフードをはじめ、今っぽいオーバーシルエットや左胸にフロッキーでつけられた 「A」のワンポイントなどが特徴的です。生地には限界まで高密度に編み上げたジャージー素材を使用し、耐久性はもちろんのこと、しなやかさがあり快適な着心地を実現。
beautiful people
ライダースジャケットやトレンチコートなどのアイコニックなアイテムをはじめ、男女ともにファンが多いブランド「ビューティフルピープル(beautiful people)」。ブランドを代表するパターンが、120〜200といった子供服のサイズ表記で展開している「キッズシリーズ」です。単に大人服を子どもサイズに縮小しているのではなく、大人と子どもの体型の違いに考慮したパターンになっており、身長ではなく好みのシルエットでサイズを選ぶというユニークな仕様になっています。今回はキッズシリーズのパターンを採用した4アイテムを紹介していきます。
ライダースジャケット
デザインはオーソドックスなダブルライダース。着用時に立体感が出る前振りの袖パターン、タイトな肩周りを動きやすくするアクションスリーブなど、着心地の良さも追求したパターンが魅力的です。生地は上品な艶感があり、柔らかくしっとりとした風合いから着ていくうちにその人ならではの味わいがでてきます。
トレンチコート
コンパクトなAラインの細身のシルエットですが、ラグランスリーブ、総裏仕様にすることでレイヤードしやすく動きやすくなるデザインになっています。シーアイランドコットンがルーツのピマコットンの中でも極上の柔らかさを持つ最高級のオーガニック超長綿を使用、馴染みの良い生地感が着心地の良さをプラス。さらに防シワ性のある撥水加工を施しているので機能面の部分も充実しています。
ギャツビーシャツザタキシードシャツ
紳士の礼服からインスピレーションを得たキッズサイズのタキシードシャツは、コンパクトな肩周りで見頃はややタイトフィットに作られています。英国王家御用達のシャツ生地メーカートーマス メイソン社の物を使用しており、上品な光沢感からエレガントさが感じられる1着です。
チノパンツ
男女問わず履けるノータックテーパードパンツはワークタイプで、膝下からスッと落ちるストレートシルエットは足がすっきり見え、どんなアイテムとも相性が良いです。最高級の超長綿を用いて昔ながらのチノクロスの光沢を原料の良さで表現、希少な紳士服のジャガード織機を使用して丁寧に織り上げたチノクロスが魅力的。
BODHI
カシミヤの中でも最高峰とされる内モンゴル産のホワイトカシミヤを贅沢に使用したアイテムを展開する、ユニークなブランド「ボーディ(BODHI)」。春夏向けに製作したガンジーニットは、無駄な装飾を排除したシンプルなボックスシルエットで、男女体型問わずリラクシーに着ることができます。コットン80%にカシミヤ20%をブレンドした生地はしなやかで軽く、カットソーのような質感。そしてカシミヤには吸湿性と体温調節機能が備わっており、真夏を除く3シーズンでサラッと着られます。
CINOH
細部まで拘った素材と仕様、マニッシュな雰囲気に仕上がるディテールとパターンが特徴的な大人のリアルクローズを提案している「チノ(CINOH)」からは、定番のブザムシャツとリラックスパンツをピックアップ。
細身でシンプルなデザインのシャツは、襟部分のギボシ釦やインナー透けを防止してくれるブザム(胸回りの生地の切り替え)がアクセントに。生地には高級ドレスシャツにも使われるような140/2のトルファンコットンを用いたコンパクトツイルを採用し、そこに樹脂加工を施すことで滑りが良くなり上質な着心地を実現。滑らかでありながら立体感があるので着やすく、佇まいも美しい1枚です。また、自宅で洗濯することができ、ほぼノーアイロンで着られるイージーケアっぷりも人気の理由の一つです。
センターフロントにピンタックを施したスラックス見えする上品なイージーパンツ。ウエストはゴム仕様で男女体型問わず履くことができます。トリアセテート素材が生み出すドレープ感や光沢感、二重織りの程良い肉感の生地がパンツに重厚感をプラス。イージパンツのリラクシー感とジャケットやシャツなどの綺麗めなスタイルにも合わせられる上品さを兼ね備えた1本です。
HATRA
2021年秋冬から「リミナル・ウェア」とコンセプトを刷新した東京ブランド「ハトラ(HATRA)」からは、ブランドで定番人気の補聴器をモチーフにしたイヤーカフをピックアップ。ミニマルでモードなデザインのジュエリーを制作しているブランド「シュンオオクボ(SHUN OOKUBO)」とのコラボレーションによって生まれたものです。シンプルなデザインですが、左耳用には「L」、右耳用には「R」のさりげない刻印が入っているのが特徴的。上品な光沢感が耳元を華やかにしてくれます。手持ちのピアスとの重ね付けを楽しんでも◎。
INSCRIRE
エレガントで上質なカジュアルアイテムを提案する「アンスクリア(INSCRIRE)」ではデニムコレクションにも注力しており、中でもフレアデニムが定番人気。太ももの太さやO脚、ヒップなどの悩みを隠せるシルエットを目指しており、色の濃淡やセンタープレスラインを入れることで脚をすらっと長く見せることが可能。特徴的な裾の切りっぱなしは、ランダムにカットし加工を入れることで着用したときのバランスがよく見えるように計算されており、デザイナーのこだわりが詰まった名品となっています。
IRENISA
ヨウジヤマモト社出身のパタンナー小林祐と、サポートサーフェスで企画やデザインを経験した安倍悠治のデザイナーデュオによる気鋭ブランド「イレニサ(IRENISA)」。ジャケットやシャツといったメンズ服の定番とされている型やディテールを2人の視点で変化させ、長く着られる服を提案しています。
定番人気のウールシャツは、身頃に程よくゆとりを持たせ、シャープな衿のバランスと、たたきつけられた比翼布が絶妙なバランス感を演出してくれる逸品。立体感の出にくいダークな色味だからこそ、スッと背筋が伸びるような細身のシルエットが際立ちます。素材は高品質で高機能のウール生地に定評のある、尾州産のポリエステルウールの混紡糸を強撚で織り上げられたトロピカル生地を使用。しなやかさと光沢感だけではなく、耐久性や吸湿性、速乾性にも優れており、機能美に優れた上質な一枚です。
kotohayokozawa
2018年に立ち上げた「コトハヨコザワ(kotohayokozawa)」の大人気のセカンドライン「トゥードゥー コトハヨコザワ(todo kotohayokozawa) 」。プリーツを使ったアイテムを中心に展開しており、アイコニックなパイピングデザインのトップスやワンピース、ボトムスなど、キャッチーで可愛らしいアイテムが人気を集めています。プリーツ素材のため、サイズ感を気にせずに着用でき伸縮性もあるので着心地は抜群。1枚で着るのはもちろん、ジャケットのインナーとしても使いやすい便利なアイテムです。ポリエステル素材で作られているので、シワになりにくく乾きやすいため、イージーケアな点も◎。
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N.HOOLYWOOD
「N.ハリウッド」設立時から展開している「N.ハリウッド アンダーウエア(N.HOOLYWOOD UNDER WEAR)」では、「四季を通じた必要最低限のウェア」として、アンダーウェアを中心とした定番アイテムを販売。最良の着心地を追求し、それぞれの型に適した異なる生地を使用しています。サイズはXXS〜XXLの豊富な7サイズ展開。体型問わず選ぶ事ができ、その日の気分に合わせてルーズにもタイトにも着ることができるのが魅力的です。
フルジップのパーカ「47piecesパーカ」は息の長い人気アイテムで、絶妙な身幅と着丈が特徴的。小振りなハンドポケットはカジュアルになりがちな印象を抑えてくれます。袖は三本針仕様で負荷のかかりやすい部分でも耐久度は抜群。柔らかくもっちりとした風合いの特殊なコットンを使用し、起毛しないことでオールシーズン着ることができます。
「N.ハリウッド アンダーウエア」のハイエンドラインとして上質なスタンダートアイテムが幅広い年齢層から支持を得ている「N.ハリウッド アンダーサミットウエア(N.HOOLYWOOD UNDER SUMMIT WEAR)」。このラインは「肌着として在るものの中で最上級な」という意味合いが込められており、見た目だけではなく着心地にもこだわっています。中でも定番人気なのが、ドロップショルダーにボックスシルエットを組み合わせた、ゆったりとしたサイズ感が特徴のロングスリーブTシャツ。生地には繊維の中でも最も細長いスビンゴールドをブレンドした贅沢な糸を使用し、上質で品のあるトロっとした触り心地の良さと光沢感があります。ネック後部にはシンボリックなセンターバックシームディティールを施し、1枚で着てもインナーとしても使う事のできる万能アイテムです。洗濯しても型崩れしにくいのが◎。
OVERCOAT
独自のパターンメイキングにより、サイズやジェンダーから解放された服を提案しているブランド「オーバーコート(OVERCOAT)」。代表的なアイテムでコートやジャケットが有名ですが、鮮やかなカラーパレットで毎シーズン提案される定番のウールシャツも隠れた名品の1つです。
比翼仕立てのミニマルで端麗なデザインが特徴で、後ろヨークの左右に施されたタックは、動きやすさをプラスしながら、デザイン面でもアクセントをプラスします。衿をボタンで止めてハイネック仕様にすることでガラッとモードな雰囲気に。毛足の長い原毛を使った経緯ファインメリノの80番手双糸を使用し、ウール100%ながら、しなやかな肌触り、軽やかな清涼感を感じる生地感が特徴です。汗蒸れしにくく、臭いも発散しやすいウールならではの性質も感じることができます。
OUAT
インポート生地特有の素材感と、日本の高い縫製技術により生み出されるベーシックアイテムにモードなアクセントを加えたアイテムを展開する「オーユーエーティー(OUAT)」。定番人気のオフィスカーディガンは、ドロップショルダーでオーバーなサイズ感は、男女体型問わずリラクシーに着ることができます。豊富なカラーバリエーションや、刺繍職人による特殊ミシンを使って左右非対称に施した大ぶりなブランケットステッチが、他にはないカジュアルモードな雰囲気を演出してくれます。
素材はシーズンごと変わっており、今季のアイテムはエアリーなポリエステルと防縮ウールのハイブリッド素材。ピリング性に優れていて毛羽立ちしにくく、独特のハリとスポンジッシュな風合いが特徴です。カーディガンには珍しく、手洗い可能なのでお手入れが簡単なのも魅力的。ちなみにデザイナーによると、この垂れたステッチは好みの長さで切って良いそう。自分好みにカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。
POSTELEGANT
繊細で上質な素材の表情を引き出し、タイムレスでミニマルなアイテムを提案し、FASHIONSNAP編集部でも愛用者が多い「ポステレガント(POSTELEGANT)」。ワンピースやスカート以外は、ほぼユニセックスで着ることができ、時代と性別を超えて着用できるウェアを展開しています。今回は毎シーズンの人気アイテムであるウールイージートラウザーをピックアップ。
前後のピンタックがシルエットを美しく整えてくれる1本で、ウエストはゴム仕様のためストレスフリーで履ける優れもの。サマーウールの平織り素材を使用し、独特のシャリ感、透け感があります。毎年展開される鮮やかなカラーも魅力の1つ。スタイリングのアクセントにも主役にもなれるアイテムです。大人っぽいダルイエローと爽やかなスカイブルーの2色を用意しているので、好みの色を選んでみてはいかがでしょうか。
PREEK
ジュエリーブランド「プリーク(PREEK)」は「日本でつくるジュエリーの新しい可能性」をコンセプトに掲げており、様々なファッションに馴染むデザイン性の高さや、多くのアイテムがユニセックスで使える事から多くの男女から支持を得ています。
デビュー時から継続的に展開している「バロックパール(BAROQUE PEARL)」シリーズのネックレスは、デビュー時から継続的に展開しているアイテム。一つ一つが不揃いで歪んだ形の天然淡水パールを使用し、パールとメタルの見せる異なる曲線が、コンテンポラリーでエレガントな雰囲気を演出。パールの不揃いさがクラシカルな印象にカジュアルさをプラスし、普段使いしやすいパールアイテムとなっています。
SEEALL
徹底した素材のリサーチから生まれるシンプルでありながら独特の風合いを感じるアイテムに定評がある「シーオール(SEEALL)」。中でも定期的に出している古着をリメイクして作られる再構築シリーズは多くの服好きから人気を得ています。
パキスタンにて古着のトレンチコートを解体し、ゼロベースから仕立てたタイロッケンコートは、異なる生地によるカラーと質感のコントラストが印象的なアイテム。Aラインのふくらみのあるシルエットでフロントを開ければリラックス感ある雰囲気に、ボタンを閉じればメリハリの付いたシルエットになります。大きな襟がミリタリーコートらしいディテールで、前身頃は雨風を防ぐダブルブレスト仕様となっており機能性も申し分なしです。
TANAKA
「TOKYO FASHION AWARD 2023」を受賞した注目ブランド「タナカ(TANAKA)」。「今までの100年とこれからの100年を紡ぐ服」をコンセプトに掲げ、環境に配慮したモノづくりや日本の伝統的な技術を取り入れながら、デザイン性とサステナビリティの両立を目指しています。ブランドの代表的なアイテムはカイハラ社製のジャパンデニムを使用したアイテム。中でも美しいシルエットのジーンズは、誰が履いてもしっくりくる綺麗な腰回りや、それぞれのフィットに合わせた美しいレッグラインが魅力的。伝統的なセルビッチデニムの織機とリサイクルコットンを使用して織り上げられており、セルビッチのディテールがふんだんに使われています。着ていく程に肌に馴染み、柔らかく変化していくので経年変化も楽しめるアイテムです。
yoshiokubo
緻密に計算されたデザインやクチュール時代に培った技術から生まれるアイテムが、国内外から高い評価を得ている「ヨシオクボ(yoshiokubo)」。独特な総柄やグラフィックを施したアイテムも多いですが、ブランドの定番アイテムとなっているのがタック入りパンツです。デザイナー自身がこだわり、考え抜いたという"細くもなく太くもない絶妙なシルエット"が特徴で、一度履いたら手放せなくなる1本。生地はポリエステル素材を使用し、程よい光沢感と耐久性を兼ね備えています。カジュアルなシーンやオフィスカジュアルな場面など、多様なシーンで活躍する万能なアイテムです。
YUKI FUJISAWA
「箔や染めでファッションとしての新しい価値を提案する」をコンセプトに、ヴィンテージ素材を用いた一点物の制作のほか、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のタイトルバックのテキスタイルを手掛けたことでも注目されているブランド「ユキ フジサワ(YUKI FUJISAWA)」。ブランドの定番アイテムはトートバッグに箔や染めを施した1点物のシリーズで、ヴィンテージのトートバッグをベースに採用し、ほころんだ箇所を箔やレースで修復したもの。ヴィンテージのトートバッグ本体の元のデザインを活かしながら箔を施していくので、それぞれ違った表情に仕上がっているのが特徴的です。箔は使っていくうちに馴染んでいくので、経年変化を楽しめるのも◎。A4書類やPCが入る、日常の中で使い勝手の良いサイズ感です。
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