Cocomiが体感するディオール ヘリテージVol.2 歴史が刻まれたパリ本店とギャラリーを訪ねて

Cocomiが体感するディオール ヘリテージVol.2 歴史が刻まれたパリ本店とギャラリーを訪ねて

 昨年3月にリニューアルオープンしたモンテーニュ通り30番地に位置する「ディオール(DIOR)」のパリ本店「30 モンテーニュ」。ディオール ビューティー アンバサダーのCocomiが、このブティックと、ファッションやビューティ、さらにはアートやデザインなどディオールの歴史をひも解く数々のアーカイヴを所蔵する「ラ ギャラリー ディオール」を訪問。メゾンの聖地に足を運ぶために身支度をするCocomiに、スキンケア「ディオール スノー」や新しく登場した「ル ボーム」、さらには必ずポーチに忍ばせているという、メイクアップアイテムとTIPSについて聞いた。

ポーチの中のマストハブアイテムは?

 新発売のマルチクリーム「ル ボーム」(50mL 7260円)は、ボディ、フェイス、ネイルに使用でき、全ての肌タイプに対応。乾燥などさまざまな肌トラブルに、修復効果が期待できるシカ成分のツボクサエキスのほか、保湿成分のヒアルロン酸や健やかな肌状態へ導くスクワランなどをぜいたくに配合。肌にうるおいを与えバリア機能をサポートする。「ル ボームはなんと言ってもこの愛くるしいデザインが魅力ですね。サイズもバッグにスポッと入るので、旅行にも最適。万能アイテムなので、いつでもどこでも使っています」(Cocomi)。

 
そのほか、「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」(全24色 各4620円)や「ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー」(全10色、各5390円/いずれも税込)などもマストハブとCocomi。「今つけているのは、マキシマイザーの2023年サマーコレクションの043 ロゼ。プランプ効果があって唇がプルプルになります。コンシーラーはファンデーション代わりにもなって、またうるおいも与えてくれるのでスキンケアにもなるぐらい、お気に入りです」。

毎日のルーティーン「ディオール スノー」

左から、美容液「ディオール スノー アルティメット エッセンス オブ ライト」(30mL 1万9580円)、化粧水「ディオール スノー エッセンス オブ ライト マイクロ ローション」(175mL 8250円)、クリーム「ディオール スノー エッセンス オブ ライト クリーム 」(50mL 1万5950円)※いずれも医薬部外品、UV下地「ディオール スノー メイクアップ ベース UV35」(SPF35・PA+++、30mL 6820円/いずれも税込)

 日本人の肌のために20年以上にわたりDNA研究・開発・テストを実施して誕生した「ディオール スノー」。最先端科学「エピジェネティックス(後世遺伝学)」と、純白な花で知られるエーデルワイスエキス(整肌成分)を組み合わせ、シミを包括的にケアして雪のような透明肌へと導く。使うたびにピュアな光で肌を満たしてトーンアップした印象を叶える。

 「いつものスキンケアルーティンにディオール スノーは欠かせません。ぬるま湯で洗顔した後、軽くタオルドライしたら、ディオール スノーの化粧水と美容液を塗布しています。フライトや時差などで負担がかかる肌もおかげで調子がとてもいいんです」(Cocomi)。

"伝説の場所"ディオール パリ本店「30 モンテーニュ」

 クリスチャン・ディオールが革新的なコレクションを発表し、"伝説の場所"とも言われているディオール パリ本店「30 モンテーニュ」は、2年以上におよぶ改修を経て、昨年リニューアルオープン。ディオールで世界最大規模となる2000平方メートルの広さを誇るブティックの設計は、建築家 ピーター・マリノ(Peter Marino)が手掛けた。新古典様式と現代的な純粋さを融合させた店内では、ファッション、ビューティ、ジュエリー、アクセサリーといったディオールの最新コレクションを取り揃え、レストラン「ムッシュ ディオール」、カフェ「ラ パティスリー ディオール」などを併設。クリスチャン・ディオールの世界観を余すことなく堪能できる。

 エントランスを入って右奥に構えるビューティコーナーでCocomiが手に取ったのは、ディオール アディクト リップ マキシマイザーや、リニューアルした「ディオールスキン ルージュ ブラッシュ」(全16色 各税込7150円)。ブラッシュは、アイリスやパンジー、レッドハイビスカスエキスなど自然由来指数90%(水1%を含む、ISO16128準拠)を自然由来成分で構成したフォーミュラでシルクのようにやわらかく肌になじみ、高配合のピグメントが肌の内側から上気したような自然な血色感を叶える。

Lunch Break at 30 Montaigne
ショッピングの合間には「30 モンテーニュ」2階にあるレストラン「ムッシュ ディオール」でランチ。地元の食材を生かした前菜からメイン、スイーツまでさまざまなメニューから、Cocomiがデザートに選んだのはベリーをふんだんに使ったスイーツ。「甘いものが大好きなんです。ベリーが甘酸っぱくて、ほっぺたがとろけそうでした」(Cocomi)

職人技と革新性が詰まった「ラ ギャラリー ディオール」

 メゾンの貴重なアーカイヴを観賞できる「ラ ギャラリー ディオール」。ブティックに隣接した建物のエントランスを入ると、吹き抜けの螺旋階段を囲むように、約450点のドレスや1000点以上のアクセサリー・バッグのミニチュアが並ぶ。さまざまなテーマで構成された展示スペースには、1947年にクリスチャン・ディオールが当時のエレガンスの概念を一変させたシルエット「ニュールック」をはじめ、6人の後継者たち(イヴ・サンローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリ)が作り上げたコレクションが広がる。さらにフレグランスや、ムッシュ・ディオールにまつわる展示の数々が続き、メゾンの中核をなす、職人技と革新性を余すことなく公開している。

ミス ディオール最初のフレグランスボトル

 ラ ギャラリーを訪れたCocomiは、13の部屋をそれぞれ観賞。ムッシュ・ディオールや歴代のデザイナーが手掛けたコレクションをじっくり見て周り、「ミス ディオール」にフォーカスした部屋に。ニュールックの誕生と同時に、ムッシュ・ディオールが「ボトルからドレスが一着ずつ現れるように、女性たちを魅惑の香りでドレスアップさせる」ことを願って作り出した、ディオール初の香水 ミス ディオール。現代にも継承される千鳥格子のモチーフが彫刻された初期から、時とともに時代の風をまとって変化していくフレグランスボトルを見つけると、フレグランスとメゾンの結びつきを実感。さらには、Cocomiが表紙を飾った「VOGUE JAPAN」や、アンバサダー就任時に演奏した、1947年にピアニスト アンリ・ソーゲが友人であるムッシュ・ディオールのために作曲した即興円舞曲「MISS DIOR」の未完成楽譜の続きを発見するという、思いがけない巡り合わせも。ディオールの永遠に続くヘリテージを体感する特別なひとときに心をときめかせた。

LOOK1:シャツ 27万円(参考価格)、スカート 62万円、イヤリング 6万6000円
LOOK2:ジャケット 68万円、スカート 105万円(参考価格)、イヤリング 11万円、バッグ 63万円、シューズ 参考商品
すべてディオール

■Cocomi
東京都生まれ。3歳からヴァイオリンを、11歳からフルートを始め、インターナショナルスクールで学んだ後に桐朋女子高等学校音楽科に入学。高校を卒業後、フルートをNHK交響楽団の神田寛明氏に師事し、今春、桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマコースを修了。

MODEL:Cocomi
PHOTOGRAPHY&MOVIE:Yas
STYLING:Ryokokishimoto/W
MAKE-UP:Aya Fujita
 HAIR:Kazue Deki
TEXT&EDIT:Akiko Fukuzaki(FASHIONSNAP)
COORDINATION:Yuui Imai(FASHIONSNAP)

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