
Image by: FASHIONSNAP
Travis Japanのメンバーとして世界デビューを果たし、アイドル、パフォーマー、タレント、そして俳優としてさまざまな表情を見せる松田元太。「ディーゼル(DIESEL)」 2025年秋冬コレクションのショーに出席するために、初めてとなるミラノに降り立った。飾り気のないありのままの姿から、生粋のエンターテイナーとしてフラッシュを浴びる姿まで——。松田元太のショー当日の1日を追ったリアルなGetting Ready。
SCENE 1:In the Hotel Room
ミラノのホテルの一室。メンバーのいない1人の海外で経験する未知なるイベントに、いつもとは違う緊張感を抱きながら1日がスタート。日本での多忙なスケジュールから一旦離れた異国の地で時差ボケも相まって夢見心地のなか、ルームサービスで朝食をつまみながら朝のルーティンをすませていく。
部屋でまとうのはディーゼルのアンダーウェアにデニムのバギーパンツとタンクトップを合わせただけのシンプルながら、松田のありのままの姿を映し出す服。普段からファッションが好きで、センスの光る着こなしもファンの間では知られている。





「自分らしくいられるファッションが好きですね。その時の自分のテンションや気分で色味やシルエットとか着るものを選ぶのが自分のスタイルな気がします。割と何でも挑戦するので、この世の服全て好き系男子です(笑)。
ディーゼルは色やデザインも自分好みで、背伸びせずに自分らしくファッションを楽しめるのが好きで普段から着ています。デザイナーのグレン・マーティンスの作るディーゼルの世界観も大好きなので、お会いできたら直接感謝を伝えたいですし、ショーを通してディーゼルの服の魅力を生で感じられたらいいな、と思っています。今の気分を一言で表すと『ガチマジでやばい!』」

普段バラエティなどで見せる茶目っけのある話し方で愛嬌を振りまきながら、ひとたびレンズを向けると鋭く色気のある視線で大人びた魅力を放つ。このギャップこそが、松田元太が男女問わず大衆人気を惹きつける理由の一つなのだろう。
SCENE 2:In the Show Venue

Image by: DIESEL
準備を終え、いざショー会場へ。会場となったアリーナに足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのがグラフィティ・インスタレーション。今回のショーのために特別に制作されたグラフィティは、3.2kmに及ぶ生地に世界中からプロアマ問わず約7000人の"アーティスト"がそれぞれ思い思いに描いた超大作。日本からは高校から専門学校、大学まで美術系の学生が参加した。ディーゼルのショーではお馴染みとなった巨大なインフレータブル・スカルプチャー(2023年春夏コレクションで登場)もグラフィティでペイントされ、圧倒的な視覚効果をもたらし会場全体が一つのアートとなった。




ショー前にはグレン・マーティンスとのグリーティングを果たし、促されるがままに会場内に今回の招待状となったスプレー缶でペイント。「GENTA」と「TJ」の文字を描き、ショー会場に名を刻んだ。フロントローでは、ブランドアンバサダーを務めるSEVENTEENのホシとも初対面し、お互いの決めポーズをそれぞれ教え合う微笑ましい一幕も。2人とも2025年春夏コレクションからディストレス加工が施されたデニムセットアップを着用し、リンクコーデを披露した。
DIESEL 2025FW COLLECTION SHOW
































Image by: DIESEL
デニム、ツイード、ユーティリティ、ポップの要素をミックスし、襟なしテーラリングをはじめ、極端なローカットデザイン、ボンディングネオプレンのスーツなどが登場。千鳥格子を霞ませたジャカードは破壊されたような織りが施され、プラスチック加工されたデニムなど伝統的なシルエットを実験的かつ挑発的に解体し再構築した。
SCENE3:At the After Party
自由に表現し主張する人たちやその人たちの作り出したものは見るもの全てが新鮮で刺激的。グレン・マーティンスの作り上げるディーゼルの周りにはそんなクリエイティブな人々が自然と集まってくる。求められた役割によってさまざまな表情を見せる松田元太もその一人。世界を視野に入れるTravis Japan 松田元太として、活動の原動力とはなんなのか。

「応援してくれるファンの人たちの期待に応えたいという気持ちが一番にあります。そして、自分たちもパフォーマンス留学をしてたくさんのことを経験させてもらう中で、日本に限らず世界には色々な景色や魅力がたくさんあるんだなっていうことを少しずつ学んでいる段階です。よりTravis Japanがグローバルに活躍できるグループになれるように、日々トレーニングを積んでいます。ファッションも一つの武器だと思うので、今回のような機会も一瞬一瞬を大事に楽しんで、世界を目指していきたいです」ショー体験を経て、松田元太の見据える景色はさらに広がった。

Special Movie
松田元太 | Genta Matsuda
1999年生まれ、埼玉県出身。7人組アイドルグループ Travis Japanに所属。2022年に武者修行として渡米したロサンゼルス留学中にダンスコンテストや人気オーディション番組に出演し話題に。同年10月に『JUST DANCE!』で全世界配信デビューを果たす。圧倒的なダンスパフォーマンスに加え、個人の活動ではバラエティでも活躍し、愛されキャラで人気を得る。俳優としては、2025年4月期スタートのドラマ『人事の人見』で主演の人見廉役を演じるほか、5月公開の劇場アニメ『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』で主演のらいおんくんの声優を務める。
SCENE 1: タンクトップ 1万7600円、シャツ 5万7200円、デニムパンツ 7万2600円、アンダーウェア8800円 *3枚セット、バッグ 7万9200円、フレグランス D RED 50ml 1万3200円、ネックレス 2万4750円
SCENE 2:デニムスウェット 11万4400円、デニムショーツ 8万300円、デニムパンツ14万4100円、ブーツ9万1300円、右耳ピアス 9350円、左耳ピアス 9350円、右手 人差し指 リング(下)1万5950円、リング(上)1万6500円、薬指 リング 1万4850円、小指 リング 1万4850円、左手 人差し指 リング 1万6500円、中指 リング1万3750円、ブレスレット2万900円
SCENE3:ジャケット31万1300円、シャツ11万4400円、パンツ18万5900円、ブーツ11万、ネックレス(上)4万7850円、ネックレス(下)2万2550円
photography: Koji Hirano, videography: Shunsuke Nakamura, hair & makeup: Takeru Urushibara | edit & text: Yuui Imai, project management: Tomoya Sasaki(FASHIONSNAP)