Tシャツ、スウェット、肌着──バリエーション豊富で身体にフィットし、お手入れも楽なカットソー。名称の由来は「cut & sewn」で、編み地を裁断(cut)し縫製(sewn)したニット製品を指します。こだわりのカットソーを専門で扱う、国内外のブランドやファクトリーメーカーを集めました。
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カーリー
1963年に香川県で手袋製造業として創業し、縫製技術を活かしてカットソーの工場を創設した川北縫製が2009年にスタートしたファクトリーブランド「カーリー(CURLY&Co.)」。ブランド名は、縫製時に生地の端がカールするカットソー特有の現象に由来しており、素材の企画からパターン、縫製まで全て自社で行っています。
カットソーの特徴
シーズンごとのテーマは設けず、ワーク、スポーツ、ミリタリーといった実用衣料のディティールをベースに現代風に再構築。素材が持つ特徴を生かし立体的なパターンを取り入れたベーシックアイテムをはじめ、スラックスやニットデニムなど時代の空気感を取り入れたデザインで、新しい価値観のカットソーを提案しています。
■カーリー
価格帯:6000〜1万円台
公式サイト
ジェームス パース
「ジェームス パース(JAMES PERSE)」は、米ロサンゼルス生まれのデザイナー ジェームス・パース(James Perse)が、1994年に立ち上げたカジュアルウェアブランド。1996年にファーストコレクションとしてウィメンズのカットソーを発表し、1998年にはメンズコレクションを発表。上品さとカジュアルさと併せ持つカットソーをメインに、シャツやパンツ、アウターなども取り扱っています。新しいカリフォルニアカルチャーを発信し、ハリウッドなどの海外セレブからも支持を得ています。
カットソーの特徴
ジェームスが生まれ育った西海岸のライフスタイルをモダナイズし、カジュアルウェアでありながらラグジュアリーな雰囲気。ソフトな着心地のコットン100%ライトウェイトジャージーを使用したTシャツは、クルーネックとVネックが定番。ホワイト、ブラック、チャコールグレー、ネイビーの4色をベースに取り扱っています。
■ジェームス パース
価格帯:8000〜4万円台
公式サイト
ループウィラー
「ループウィラー(LOOPWHEELER)」は、創業者の鈴木諭により、1999年に「世界一、正統なスウェットシャツを。」というコンセプトのもと誕生したスウェットメーカー。熟練の職人により吊り編み機で編み立てられた生地のみを使用し、全て国内で製造しています。着心地と長く着られる品質が特徴。技術や生産背景を未来に存続させていくことも、ループウィラーがスウェットシャツを作る理由となっています。
カットソーの特徴
吊り編み機ならではの特徴として、糸が空気を含んで適度な太さを保つため、厚みがありながら柔らかさがあります。代表的な裏毛生地LWベーシックを使用したスウェットは、クルーネックのプルオーバーやパーカが定番アイテム。立体ポケットや縫い代の膨らみを減らすフラットシーマなど、細部まで着心地を追求しています。
■ループウィラー
価格帯:1万〜2万円台
公式サイト
セントジェームス
「セントジェームス(SAINT JAMES)」は、フランス北部のノルマンディー地方にあるセントジェームス市の名前を冠し、1889年に創業。当初は地元の漁師や船乗りの仕事着として、マリンセーターを製造していました。ノルマンディー地方の海の暮らしから生まれた伝統的で時代を選ばないデザインが特徴。変わらぬスタイルと高い品質がポリシーで、中でもフランスの工場で作られるコットンボーダーシャツは創設以来100年以上の歴史があり、世界中で愛用されています。
カットソーの特徴
全ての製品に上質なコットンやウールを使用し、実用的な素材とデザインが特徴です。ブランドを代表するアイテムは、ボートネックの長袖シャツ「ウエッソン(OUESSANT)」と、かつてフランス海軍の水兵らの制服だった「ナヴァル(NAVAL)」。ボーダーが人気で、伝統的なトリコロールカラーをはじめ幅広いカラーバリエーションを展開しています。先染め糸を使用することで色落ちや色あせにくく、丈夫な作り。着込むほどに風合いが出て身体に馴染みます。
■セントジェームス
価格帯:1万7000~2万円台
公式サイト
スリードッツ
「スリードッツ(three dots)」は、1995年にアメリカ・ロサンゼルスで誕生したプレミアムカットソーブランド。ロゴにも表現されている3つのドットには、"pure"=シンプルで洗練されていること、"effortless"=自然体でいられる気持ちよさ、"luxury"=最高の素材による上質感の3つの意味が込められています。Tシャツの製造をメインに、現在ではニットやアウターなどトレンドに左右されないアイテムをメンズ・ウィメンズで展開しています。
カットソーの特徴
上質な素材とフィット感、バランスの良いシルエットは、フィッティングの繰り返しによる綿密なデザインプロセスで設計されています。誕生以来人気のウィメンズのUネックTシャツ「ジェシカ(jessica)」は、肉厚のスーピマコットンを使用し女性らしさを際立たせるカッティングと適度なフィット感が特徴。フラットロックステッチで不快なアタリを解消しているのも着心地のポイントです。
■スリードッツ
価格帯:1万〜3万円台
公式サイト
オルタナティブアパレル
「オルタナティブアパレル(ALTERNATIVE APPAREL)」は、1995年にアメリカ・カリフォルニアでグレッグ・オルターマン(Greg Alterman)により設立したカットソーブランド。ベーシックなアイテムが豊富で、シルエットやカラーリングのヴィンテージ感が特徴です。環境に優しい製法やエコ素材を使用したライン「オルタナティブ アース」も展開しています。
カットソーの特徴
定番アイテムはTシャツやパーカ。独自の加工技術によって、長年着込んで少しあせたような風合いと着心地を実現しています。豊富なバリエーションの素材と、ベーシックなスタイルに個性を感じられるデザインが特徴です。
■オルタナティブアパレル
価格帯:2000~4000円
公式サイト
フィルメランジェ
「フィルメランジェ(FilMelange)」は、2007年にスタートした日本発カットソーブランド。ブランド名の由来は"混ざった色の(Melange)糸(Fil)"で、古くからTシャツやスウェットシャツに使われてきたグレー色の糸のことを指しています。綿の選定から縫製まで自社で行い、着る人や時代を選ばないカットソー作りを目指しています。
カットソーの特徴
独自に開発した綿糸やオーガニック素材を用いて日本国内で製造されたカットソーは、着心地が良く柔らかい肌触り。吊り編み機によるスウェット素材はふんわりとした風合いと触感で、立体を意識したデザインはリラックスできるフィット感を生み出しています。2018年秋冬からは新定番「ロバート(ROBERT)」が登場。古き良きディテールを残しつつ、現代的なバランスを取り入れた仕上がりになっています。
■フィルメランジェ
価格帯:1万~3万円台
公式サイト
フリストフィア
「フリストフィア(FLISTFIA)」は、海外のヴィンテージショップやセレクトショップでの販売、国内で営業などの経験を積んだ倉本浩史が、2009年に立ち上げたブランド。「何気なく購入した物を、ついつい毎朝手に取ってしまい、いつの間にか愛用しているようなプロダクトであり、長年愛着している古着のような着用感、素材感を引き出せるアイテムの提案」をコンセプトに、カットソーに特化して提案しています。
カットソーの特徴
カットソーの特性を生かしつつ、製品の仕上がりと着用した雰囲気やフィット感を大切にしながら、クオリティと価格のバランスを重視。シンプルで洗練され、着れば着るほど生活に馴染みます。素材選びやパターン、縫製まで、日本独自の技術を反映。創立当初から発表しているクルーネックのスウェットなど、飽きることなく着続けられる服を提案しています。
■フリストフィア
価格帯:9000〜1万5000円
公式サイト
レイニング チャンプ
「レイニング チャンプ(REIGNING CHAMP)」は、2007年創業のレイニングチャンプはカナダ・バンクーバーを拠点に据え、デザイン、素材、縫製に至るまで自社工場によるメイド・イン・カナダにこだわったプレミアムアスレチックウェアを製作。2018年にはサザビーリーグと独占販売契約を結び、日本での展開を本格的に開始しました。
カットソーの特徴
「ウィングス アンド ホーンズ(Wing+horns)」などを生産する工場が、アスレチックウェアを提案する新しいコンセプトで立ち上げたブランド。着心地の良さや、タイムレスで洗練されたデザインが特徴です。また4本針のフラットシーマにより頑丈な縫製から、本国ではNBAのプロバスケットボールプレイヤーを始め多数のアスリートから支持されています。そのほか、アメリカ人ラッパーのKendrick Lamarとのコラボレーションを発表。ストリートからスポーツまで幅広いジャンルで好まれています。
■レイニング チャンプ
価格帯:スウェット2万円前後/カットソー7000円前後/ジャケット3万円前後
公式サイト
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