Image by: FASHIONSNAP
デザイナー大江マイケル仁が手掛ける「コグノーメン(COGNOMEN)」が、秩父宮ラグビー場でブランド初となるランウェイショーを開催し、2023年秋冬コレクションを発表した。ショーのスタイリングは、米津玄師の楽曲「KICK BACK」のミュージックビデオでスタイリストを務めたshohei kashimaが担当した。
コグノーメンは、文化服装学院を卒業後、国内ファッションブランドで経験を積んだ大江が2020年にスタート。日本とイギリスのハーフである大江自身のルーツ「イギリス」と幼少期から夢中になって打ち込んだという「サッカー」の要素を落とし込んだストリートウェアを展開している。ブランド名でもあり、コンセプトでもある「COGNOMEN」はラテン語で「愛称(ニックネーム)」を指す言葉で、愛称をつけてもらえるような親しみあるブランドを目指すという考えに由来している。
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2023年秋冬コレクションのテーマは、「Fight for」。新型コロナウイルスの感染拡大や世界情勢など、各地で「Fight(分断)」が起こっている昨今の状況を受け、「Fightを終わらせるためにそれぞれが戦う」という意志をテーマに込めたという。
ブランド初となるランウェイショーの舞台は、小雨が降る秩父宮ラグビー場。ショースタートの合図としてスポーツ観戦をするファンの歓声が場内に響くと、新作を身にまとったモデル登場し客席の通路を歩いた。
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コレクションでは、シーズンテーマでもある「FIGHT FOR YOUR GLORY(己の勝利のために戦え)」の文字を配したトップス、パンツ、ストールなどのほか、バラクラバから着想を得たマフラー、サッカー観戦をしている群衆をデザインに落としこんだ総柄のセットアップなどをラインナップ。ショーの後半では、ショーピースとして、ハンドライティングでブランド名やメッセージなどを記したコートなども披露した。
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ブランドにとって初のランウェイショーを終えて、大江は「まだ実感が湧かない」としながらも「ランウェイショーはブランドそのものの力を押し上げてくれる発表形式だと感じた」とコメント。「ランウェイ形式での新作発表は続けていきたい」とし、今後も東京のファッションウィークとは日程をずらしたオフスケジュールでショーを開催していく意向を示した。
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