老舗のお菓子には秘密あり。「老舗レトロな東京みやげ」では、東京にある老舗洋菓子店の中からパッケージだけで思わず買いたくなってしまうレトロ可愛いお土産をピックアップ。第13回は、代官山や下北沢など、都内に複数店舗を構えるパティスリー「シェ・リュイ」のクッキー缶「プティ・フール・セック」です。

　シェ・リュイを運営する日本ガストロノミー研究所は、1971年に設立。本物の材料だけを使用し、「子どもの頃に誰もが憧れていた夢のようなお菓子の世界」を表現する生菓子や焼き菓子を販売しています。洋菓子の文化が盛んなフランス・パリの街角をイメージし、店内やパッケージにはフランスの歴史と伝統を表現したデザインを採用しています。

PACKAGE DESIGN

　紙袋と包装紙は、いずれも青を基調としたデザイン。包装紙には、鳥や花、鳥の巣などのイラストが描かれていますが、鳥の巣の中に描かれた5つの卵は、ガストロノミーに携わる職人の専門領域であるパティシエ（ケーキ）、ブーランジェ（パン）、キュイズィ二エ（料理）、ショコラティエ（チョコレート）、グラシエ（氷菓）を表現しているそうです。

　缶には、フランス・パリの古い地下鉄路線図があしらわれていて、パリの街角をコンセプトにするシェ・リュイならではの雰囲気が感じられます。

TASTE

　缶を開けてみると、さまざまな種類のクッキーがぎっしり。アマンドエフィレ、アマンドアシェ、レーズン、ラングドシャ、ロシェムラング、フルーツ、ショコラの7種類が入っていて、どれも1口サイズで甘すぎないので食べやすく、大人から子どもまで楽しむことができます。価格は、今回購入した小缶入り（100g）が1840円で、大缶入り（180g）が2480円。

　缶の中には、サブレのイラストとともにそれぞれの名前が書かれているので、1つずつイラストと照らし合わせながら楽しむことができます。その下に書かれた職人からのメッセージ「一粒一粒の心づくりをアソートしました。ほんの少し、小さなおいしさをお楽しみいただければ、作り手一同うれしく思います」には、作り手の真心が感じられますね。

　シェ・リュイは都内に複数店舗を展開しているほか、公式オンラインストアからいつでも購入できるので、入手難易度は「★☆☆」。セット販売も行っているので、人数に合わせて購入することができます。小缶は、1〜3人ほどで完食できてしまうサイズ感でした。

入手難易度は、その商品が手に入りやすいかどうかをFASHIONSNAP独自の判断で三段階にわけて評価したもの。
★☆☆：いつでも手に入る
★★☆：夕方以降は売り切れの可能性あり
★★★：開店直後か予約必須

店舗情報