米津玄師とジョナサン・アンダーソン
Image by: LOEWE
「ロエベ(LOEWE)」のフラッグシップストア「カサロエベ表参道(CASA LOEWE Omotesando)」がリニューアルオープンした。2024年春夏プレコレクションをはじめ、ロエベの日本展開50周年を祝して発表された「ロエベ × スナ・フジタ(LOEWE × Suna Fujita)」コレクションが先行販売されている。
2004年にオープンした表参道店は、クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がロエベに所属してから初めてリデザインを手掛けた店舗。2014年のリニューアルオープン時には、「モダンデザインの父」と称されるウィリアム・モリス(William Morris)がデザインした椅子や、民藝運動の中心的な活動家である濱田庄司の陶器作品などが店内に展示され、注目を集めた。
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「発見と驚きを」ジョナサンのこだわりが詰まった空間
来日したジョナサンは「10年前のリデザインは、『カサロエベ』というコンセプトのプロトタイプでした。"アートコレクターの家に入るような独特の感覚を生み出す"という私たちのグローバルデザインの理念となったんです。新しい店舗でも、空間や家具、ディスプレイされたアートのキュレーションを通して、発見と驚きのエッセンスを引き継いでいます。主な変更点は、大規模な拡張により日本最大の店舗となったことと、外観と内観をつなぐ大胆なファサードですね。反射するシルバーのファサードが店舗と周囲の間に美しい流動性を生み出しています」と語る。
カサロエベ表参道
Image by: LOEWE
また、今回のリニューアルオープンはブランドの日本進出50周年と重なるため、クラフト、アート、デザインに対する独自の視点を通して、ロエベの本質を讃える内容になったという。「店内では自然光が主役となり、アート、ナチュラル、ハンドメイドの要素、そして様々なテクスチャーが融合した没入感のある体験を演出しています」。店内に設置された巨大なカボチャは、2022年秋冬ウィメンズコレクションのショー会場に登場したアンセア・ハミルトン(Anthea Hamilton)の作品。ほかにもバーナード・リーチ(Bernard Leach)の陶器や、「ロエベ財団 クラフトプライズ 2022」のファイナリストに選ばれた四代田辺竹雲斎の花籠など、貴重なアートやクラフトが店内のいたる所にディスプレイされている。
カサロエベ表参道
Image by: LOEWE
「作品から意志を感じる」米津玄師が店内へ
オープン前のプレビューには、2023年秋冬メンズキャンペーンにモデルとして出演した音楽家・米津玄師も来場。新しいカサロエベ表参道について「ひとえに素晴らしいなと。ジョナサンが個人的に集めたアート作品からは意志を感じます。『カサ』は家という意味なんですよね? 美術館のようでありながらも、安心できる感じというか、落ちつくような部分もあって。すごくいいバランスで成り立っているという感じがします」とコメントした。
カサロエベ表参道を訪れた米津玄師
Image by: LOEWE
なお、隣接する旧ロエベ表参道仮設店では「LOEWE × Suna Fujita キャンディショップ」が12月26日までオープン。ユニークなフォトスポットや、コラボコレクションのキャラクターをモチーフにしたスイーツが話題を集めている。
◾️CASA LOEWE Omotesando
住所:東京都港区北青山3-5-29
営業時間:11:00〜20:00
◾️LOEWE x Suna Fujita キャンディショップ
住所:東京都港区北青山3-5-27 AOKI表参道ビル1階
会期:2023年11月11日(土)〜12月26日
営業時間:11:00〜20:00 木〜日・祝日のみ営業
※キャッシュレス決済のみ対応
※商品はいずれも数量限定発売
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