2025年も、新たな商業施設の開業やリニューアルが多数控えています。一方で、閉店を余儀なくされる施設も。2025年中にオープンまたはクローズする施設をまとめました。
目次
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2025年にオープンする新施設
2025年にオープン予定の新たな商業施設12店舗を紹介します。
【大阪】大丸心斎橋店 本館:2月までにリニューアルオープン
大丸心斎橋店 本館が、2019年の建て替え以来初の大規模リニューアルを実施。2025年の大阪・関西万博、2026年の大丸大阪出店300周年に向け、20~40代の若年層顧客の支持拡大を狙い、高感度ブランドの配置を特選ブティックフロアから全館に広げます。施設内には、関西最大級となる「ジル サンダー(JIL SANDER)」や、関西初出店の「アミリ(AMIRI)」、日本最大級となるフレグランスブランド「フエギア 1833(FUEGUIA 1833)」などが新たに出店するほか、「WACOAL The Store」は、ワコールの各ブランドを扱う初のコンバイン型店舗にリニューアルします。
◾️大丸心斎橋店 本館
所在地:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
営業時間:10:00〜20:00
電話番号:06-6271-1231
公式サイト
【大阪】グラングリーン大阪 南館:3月21日オープン
三菱地所などが開発を推進する「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」南館が、3月21日にグランドオープンします。同施設は、敷地面積約2万5260平方メートルで、延床面積は約31万4250平方メートル。パークタワー、ゲートタワー、サウスタワーの3棟で構成され、55店舗からなる商業施設やホテル「ホテル阪急グランレスパイア大阪」、MICE施設「コングレスクエア グラングリーン大阪」、日本初上陸となるヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア大阪」(2025年春開業予定)などが展開されます。
商業施設の地下1階から地上3階までには、「シーエフシーエル(CFCL)」初の路面店で関⻄の旗艦店となる「CFCL OSAKA」や、「アニエスベー(agnès b.)」、ジュエリーショップの「アベリ(AbHerï)」、大阪初出店となる「カフェ キツネ(Café Kitsuné)」などが出店するほか、日本料理店「野口」や隠れ家レストランを7店舗集結した「グランシェフズバレイ(GRAND CHEFS' VALLEY)」などが入居します。
◾️グラングリーン大阪
オープン日:2025年3月21日(金)
所在地:大阪府大阪市北区大深町5-45
敷地面積:約2万5260平方メートル
延床面積:約31万4250平方メートル
【広島】広島新駅ビル「ミナモア」:3月24日オープン
JR西日本グループの中国SC開発が手掛けている広島新駅ビルの商業施設「ミナモア(minamoa)」が、3月24日にオープンします。同施設は、延床面積が約11万1000平方メートル、店舗面積が約2万5000平方メートルで、施設名の「ミナモア」には、瀬戸内海を表す「ミナモ(水面)」と、「ミナ(みんな)」が「モア(もっと)」好きにな場所になるといった想いがかけ合わされているそう。
商業フロアには、ファストフード店やドラッグストアのほか、ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」や「イル ビゾンテ(IL BISONTE)」などのファッション雑貨、メゾン マルジェラ 「レプリカ」フレグランス ストアや「シロ(SHIRO)」などのコスメショップ、「シェイク シャック(SHAKE SHACK)」、「ザ シティ ベーカリー(THE CITY BAKERY)」、「スープストックトーキョー(Soup Stock Tokyo)」など185店舗が出店します。
◾️広島新駅ビル「ミナモア(minamoa)」
オープン日:2025年3月24日(月)
所在地:広島県広島市南区松原町2-37
建築面積:約1万4000平方メートル
延床面積:約11万1000平方メートル
店舗面積:約2万5000平方メートル
テナント数:185店
特設ページ
【埼玉】三井ショッピングパーク ららテラス川口:5月オープン予定
そごう川口店跡に、三井不動産が手掛ける「三井ショッピングパーク ららテラス川口」が2025年5月にオープン。敷地面積は8900平方メートルで、地上11階、地下2階建ての13フロア構造となっています。ファッション・雑貨でカテゴリーでは、「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」や「ウィゴー(WEGO)」、「エービーシーマート(ABC-MART)」、「オンワードクローゼットセレクト(ONWARD CROSSET SELECT)」などが入居し、フードコートには「ゴンチャ(Gong cha)」や「サーティワンアイスクリーム」などが出店します。
>>三井ショッピングパーク ららテラス川口のニュースはこちら
■三井ショッピングパーク ららテラス川口
開業日:2025年5月予定
所在地:埼玉県川口市栄町3-5-1
敷地面積:約8900平方メートル
延床面積:6万8800平方メートル
店舗数:約100店舗
【東京】原宿クエスト(仮称):春オープン予定
NTT都市開発が、原宿・表参道エリアを牽引する商業施設「原宿クエスト」の建て替えを計画。新生「原宿クエスト(仮称)」は、2025年春に開業予定です。旧原宿クエストは1988年に開業し、NTT都市開発が初めて手掛けた施設として約33年間営業してきました。
新生「原宿クエスト(仮称)」は、原宿駅から徒歩3分、明治神宮前駅から徒歩1分の場所に位置。地上6階地下2階塔屋1階のフロア構成で、低層階にはテナント、上層階にはアトリエや事務所としての場所を提供することで、文化の発信地となることを目指します。
■新生「原宿クエスト(仮称)
所在地:渋谷区神宮前1-13-14、13-21
敷地面積:約1960平方メートル
延床面積:約7800平方メートル
開業予定日:2025年春
【愛知】三井ショッピングパーク ららぽーと安城:春オープン予定
JR東海道線安城駅と名古屋鉄道西尾線北安城駅から徒歩圏内の場所に位置する「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」が、2025年4月に開業します。ファッションや雑貨、飲食、エンターテインメント、サービスなど約220店舗が入居するほか、約4000平方メートルの大屋根付き屋上広場には遊具を設置。また、建物内にはイベントスペースを設置し、地域と連携した様々なイベントを実施する予定です。
>>三井ショッピングパーク ららぽーと安城のニュースはこちら
◾️三井ショッピングパーク ららぽーと安城
開業日:2025年4月予定
所在地:愛知県安城市大東町9-30
敷地面積:約10万5500平方メートル
延床面積:17万1000平方メートル
店舗数:約210店舗
【千葉】三井アウトレットパーク 木更津:夏オープン予定
三井不動産が運営する「三井アウトレットパーク 木更津」が、拡張を実施。入居店舗数は約330店舗で、国内アウトレット最大の店舗数となって2025年夏に営業をスタートします。同アウトレットパークは2012年4月に開業。これまでに2度の増床を経て規模を拡大してきました。今回追加する第4期開発エリアにより、延床面積は約7万5200平方メートル、店舗面積は約5万3100平方メートルになります。
新たに約700平方メートルの大屋根エリアを新設するほか、人工芝を敷設して雨天時にも利用可能な休憩スペースを拡充。また、ラグジュアリーゾーンを拡大するなど、国内外からの利用者の多様なニーズに応える施設を目指します。
◾️「三井アウトレットパーク木更津第4期開発計画」概要
所在地:千葉県木更津市金田東 3-1-1
敷地面積:約21万5000平方メートル
延床面積:約 7万5200平方メートル
店舗数:約330店舗
着工(予定):2024年4月
開業(予定):2025年夏
【東京】西武池袋本店:夏リニューアルオープン予定
西武池袋本店が、米投資ファンド フォートレス・インベストメント・グループ(以下、フォートレス)によるそごう・西武の買収に伴い館の全面改装を実施。2025年1月から段階的にリニューアルを行い、同年夏にグランドリニューアルオープンを予定しています。
同店は、新たなテーマに「インクルージョン(INCLUSION、包括)」を掲げ、現代の多様な時代性に合わせて「婦人」と「紳士」を同一スペースで展開。従来の「デパートメント(区分された)ストア」からの脱却を目指します。
■西武池袋本店
オープン予定時期
地下1〜2、地上3階(デパ地下・コスメ):2025年1月
地上1〜2階、4階~6階(フレグランス・宝飾・時計・ラグジュアリー):2025年春
地上7〜8階(ファッション・雑貨・催事場・アートサロン):2025年夏~秋
売場面積:約4万8000平方メートル
店舗数:約380ショップ(予定)
【愛知】(仮称)三井アウトレットパーク 岡崎:秋オープン予定
三井不動産が、愛知県初となる本格的アウトレットモール「(仮称)三井アウトレットパーク 岡崎」を秋にオープン予定。同アウトレットは、敷地面積約15万8400平方メートル。近隣には東名、新東名および国道1号線が通っており、名古屋鉄道本線 本宿駅からも徒歩圏内の好立地です。
同施設では、海外ブランドからスポーツ、アウトドア、キッズまで約170店舗を展開。屋外広場には休憩スペースとしても利用可能な大階段やテラスなどを設置し、緑豊かで気持ちよく過ごすことのできる環境を創出します。
>>(仮称)三井アウトレットパーク 岡崎のニュース記事はこちら
◾️「(仮称)三井アウトレットパーク 岡崎」
開業日:2025年秋
所在地:愛知県岡崎市池金町、舞木町、本宿町
敷地面積:約15万8400平方メートル
延床面積:約6万4600平方メートル
【広島】そごう広島店新館跡「パセーラ」:順次オープン
そごう広島店新館跡に、新たな商業施設「パセーラ」が開業します。そごう広島店新館は、広島市都心部の紙屋町・基町エリアに位置する基町クレドの一部に入居。賃借契約の満了を理由に2023年8月に閉店しました。
新生パセーラは、地下1階から地上12階までの13フロア構成で、売場面積は約4万8000平方メートル。「広島市都心部での過ごし方を変える拠点“MOTOMACHI CENTRAL BASE”」をコンセプトに、「新たな体験とワクワク感」「衣食を通じた日常と非日常」などの価値を提供する施設を目指します。
【東京】ニュウマン高輪:順次オープン
ルミネが、未来型都市開発プロジェクト「高輪ゲートウェイシティ(TAKANAWA GATEWAY CITY)」内において、同社史上最大規模となる新商業施設「ニュウマン高輪」を開業します。同施設は、地上1〜5階までの「ザ リンクピラー ワン サウス(THE LINKPILLAR 1 SOUTH)」、地上1〜5階、28〜29階の「ザ リンクピラー ワン ノース(THE LINKPILLAR 1 NORTH)、地上2〜3階の「ザ リンクピラー ツー(THE LINKPILLAR 2)」の3棟に開業。各棟は高輪ゲートウェイ駅からすぐのところに位置し、総延床面積は計約6万平方メートルです。入居店舗数は約200店舗を予定しています。
◾️ニュウマン高輪
開業日:2025年秋から順次
所在地:東京都港区高輪2-21-2(ザ リンクピラー ワン サウス)、東京都港区高輪2-21-1(ザ リンクピラー ワン ノース)、東京都港区高輪2-22-1(ザ リンクピラー ツー)
特設サイト
【愛知】新一宮駅ビル:2025年度中オープン予定
名古屋鉄道が、名鉄百貨店一宮店の閉館後、ビルの大規模修繕とリニューアル工事を実施し、2025年度中に複合用途施設を開業すると発表しました。名鉄一宮駅、JR尾張一宮駅、バスターミナル、駐車場直結の立地や施設特性を生かし、駅利用者や近隣居住者が日常的に利用できる施設を目指します。
◼️施設概要
所在地:愛知県一宮市新生1-1
構造規模:鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造 地下1階・地上7階建て
延床面積:30,899.46平方メートル ※バックヤード含む
用途現在:百貨店
着工:2024年4月以降順次
開業:2025年度中
2024年に閉店する商業施設・百貨店
2025年に営業終了する3施設を紹介します。
【長野】松本パルコ:2月末閉店
パルコが、松本パルコの営業を2025年2月末に終了することを発表。松本中心市街地に立地する商業施設として38年間営業してきました。同施設は、増床や営業力の強化、運営手法の効率化などに取り組んできたものの、近年の近隣・郊外での競合店の開業やリニューアル状況、投資負担などを総合的に鑑みて営業終了を決定したと説明しています。
◾️松本パルコ
営業終了日:2025年2月末
所在地:長野県松本市中央1丁目10-30
【東京】新宿アルタ:2月28日閉店
新宿アルタが、2025年2月28日をもって営業終了。約45年の歴史に幕を下ろします。同施設は、1980年4月にオープン。壁面に日本初の大型ビジョン「アルタビジョン(名称当時、ビデオサイン)」を設置したことで話題を集めました。7階にあったスタジオアルタは、1982年から2014年まで放送されたフジテレビの番組「笑っていいとも!」の収録スタジオとして使われていたことでも知られています。
◾️新宿アルタ
営業終了日:2025年2月28日(金)
所在地:東京都新宿区新宿3-24-3
【長野】百貨店 井上:3月31日閉店
百貨店の井上が、2025年3月31日に松本駅前の本店を閉店します。閉店後は、総合ショッピングセンター「アイシティ21」の百貨店棟と統合する計画。本店が入居する施設が築45年で大規模な設備更新が必要な状態であり、顧客に買い物を楽しんでもらうのが難しいと判断したため閉店を決定したとのことです。
◾️井上本店
閉店日:2025年3月31日(月)
所在地:長野県松本市深志2丁目3-1
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