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世界中の衣食住の“本物”を厳選、「TABAYA ユナイテッドアローズ」が原宿本店跡にオープン

Image by: FASHIONSNAP

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世界中の衣食住の“本物”を厳選、「TABAYA ユナイテッドアローズ」が原宿本店跡にオープン

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 ユナイテッドアローズ 原宿本店が、“史上最上級のユナイテッドアローズ”をコンセプトに掲げる新店舗「タバヤ ユナイテッドアローズ(TABAYA United Arrows)」として、4月25日にリニューアルオープンする。今回のリニューアルでは、コンセプトやストアデザイン、商品ラインナップを一新。「和」「美意識」「豊かな生活」をテーマに“世界中の本物”を独自の審美眼でセレクトし、ウェアからシューズ、アクセサリー、生活道具、美術・工芸品、ギャラリー、カフェ・バーまで、最上級の「衣食住」にまつわるアイテムやサービスを提供する。

 全館でメンズを中心としたファッションアイテムを取り扱っていた改装前と比べ、改装後はファッション関連ブランドの展開数を約40〜50と半分ほどに縮小。メンズは従来の約5分の1、ウィメンズは約8割と「衣」の商品ラインナップを厳選して展開を1フロアに絞るとともに、生活雑貨や工芸・美術品といったライフスタイル製品を大幅に拡充する。

店舗ロゴと「束矢」ブルーの紋章

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 原宿本店のリニューアルは、2025年度を最終年度とした中期経営計画の主要戦略の一つ「UA CREATIVITY戦略:既存事業の成長拡大を続けながら、ブランド力を強化していく取り組み」の一環として実施。改装後の軸である「和」「美意識」「豊かな生活」というテーマは、ユナイテッドアローズ創業時の「日本のスタンダードを高く掲げる」という志と、新しい「日本の生活文化の規範」となる価値観を創造するセレクトショップとしての同社の歩みに由来する。創業以来、同社が多様なモノや文化とともに和にまつわる商品を積極的に展開してきた中で、「これまで触れてきた日本の伝統文化の奥深さや本質を国内外に発信したい」と考えたことから、今回同店の軸に据えたという。

 店名の「TABAYA(束矢)」は、「ひとつの目的に向かって直進する矢(ARROW)を束ねた(UNITED)」を意味するユナイテッドアローズの和名に由来。同店を象徴するモチーフとして、創業時から用いてきた「束矢のブルーの紋章」のデザインをアップデートして採用したほか、ブランドカラーとして深い蒼色の「TABAYAブルー」を新たに定めた。

「和」との親和性と融合性を表現した店装

 店舗の外観建築は、スペインの建築家 リカルド・ボフィルが手掛けた日本初の建築物であり、1992年にユナイテッドアローズ原宿本店としてオープンした建物をそのまま使用。1つの建築が、中心部分の「インテリアストリート」を挟んで3階建ての本館と別館に分かれる「分裂する建築」として設計されており、古典的な大きな列柱と大胆に用いられたガラス窓を特徴とする。

「TABAYA United Arrows」店舗外観
インテリアストリート
シンボルツリーの「潮見の松」
店舗入り口のサイン

「TABAYA United Arrows」店舗外観

 店舗内装や什器は、今回のリニューアルに伴い一新。内装には、荒壁仕上げの土壁や、真鍮や亜鉛を練り込んだ金色や銀色の佐官壁、「三椏(みつまた)」を原材料とした和紙の壁をはじめ、京都産の山砂や南部石などを練り込んだ洗い出しの床、瀬戸産の土と多治見の砂を用いた特注タイルなど、国内の職人の手による伝統的技術が詰まった素材を採用した。

 店内の什器や内装の木材には、北海道産の楢材や山形産の栗材を使用。さらに、屋外にはシンボルツリーの「潮見の松」や白谷雲水峡をイメージした植え込みを配するなど、随所に「和との親和性と融合性」を表現した。

地下1階の土壁

「衣食住」の世界中の“本物”を提案

 店内は、地下1階、地上1階、地上2階、別館1階、別館2階の5フロアで構成。地下1階は「衣」、1階は「食」、2階&別館2階は「住」をテーマにフロアを展開するほか、別館1階にはギャラリーを新設する。全館を通して「日本の文化が影響を受けたもの/影響を与えたもの」を軸に、国や地域、年代、ジャンルを問わず、世界中の“本物”をセレクトして提案。各フロアでは、さまざまなブランドや作家が同店のオープンを記念して別注で制作した「TABAYAブルー」をあしらったアイテムも展開する。

◆地下1階「衣」

ウィメンズウェア

 「衣」をテーマに構成された地下1階では、ウィメンズとメンズのウェアやシューズ、ハンドバッグ、ジュエリーなどをラインナップ。「日本が影響を受け、また影響を与えている」素材やディテール、柄、職人技などへの敬意が込められたブランドを中心に、「ロエベ(LOEWE)」「ザ・ロウ(THE ROW)」「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「セッチュウ(SETCHU)」「オーラリー(AURALEE)」「コモリ(COMOLI)」「コッキ(KHOKI)」「ノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)」「ジョンロブ(JOHN LOBB)」「マノロ ブラニク(Manolo Blahnik)」「ミオ ハルタカ(MIO HARUTAKA)」など、国内外のブランドを揃えている。

メンズウェア

 また、店内ではユナイテッドアローズのオリジナル商品群も展開。通常ラインに加え、同店限定商品の「TABAYAスペシャル」として、オープン時にはジャケットとスカートのセットアップやドレス、Tシャツなどウィメンズウェア5型を用意するほか、今後のシーズンではメンズウェアの展開も予定している。

「TABAYAスペシャル」のドレス

◆1階「食」

 同店のエントランスとなる1階には、カフェ・バーをスペースを拡大して展開。席数を従来の14席から37席まで広げたゆったりとした空間で、恵比寿のパティスリー「レス(LESS)」のパティシエによる柚子や抹茶など日本の素材を活かしたスイーツをはじめ、お茶やスペシャリティコーヒー、和の要素や日本の旬の食材を用いたカクテル、プレートやハヤシライス、バーガーといったランチ・ディナーメニュー、アルコールとともに楽しめる軽食など、季節に応じたメニューを提供する。

 フードやドリンクの食器には、木村硝子店のグラスや有田焼の器など、一部実際に2階の「住」フロアで販売しているアイテムを使用。日本の優れた工芸品とともに飲食を楽しむことができる。

◆別館1階「画廊」

 インテリアストリートを挟んだ向かい側の別館1階には、月替わりで国内外の多様なアーティストの作品を展示販売するギャラリースペースを新設。初回は4月25日から5月26日まで、韓国の伝統工芸作家7人による作品展示「UNITED in WHITE」を開催する。「伝統的な和文化の形成に大きな影響を与えた」という視点から、かつて中国大陸から朝鮮、日本へと伝わった「白磁」の作品を中心に、韓国の伝統的パッチワーク「ポジャギ」やガラス作品などを展開する。

◆2階・別館2階「住」

 「住」をテーマとした2階では、国内外の工芸品や美術品、骨董品、生活道具などを豊富にラインナップ。本館では、「朝日焼」の器、「辻石斎」の漆芸品、「開化堂」の茶筒、「中川木工芸」の木桶、「虎山工房」の鉄瓶、「木村硝子店」のグラスなど、日本の作家や工房によるアイテムを取り扱う。また、同フロアには、ユナイテッドアローズ六本木店から移設した和装洋装男女複合の専門店「順理庵」も展開。無垢の木と土壁で造られた数寄屋建築の中で、日本製の衣料品や木工品、漆製品などを揃える。

本館2階

 同じく「住」がテーマの別館2階では、和紙の壁を用いた床の間のような空間で、国内外から集めた生活道具・雑貨を展開。全館の香りとしても採用している「キトワ(KITOWA)」のお香やフレグランスをはじめ、「さるや」の楊枝、「公長齋小菅」や「金網つじ」の調理器具、台湾ブランド「ビィ ドゥ ハブ(bi.du.haev)」のガラス製コーヒードリッパーセットなどを取り揃えるほか、盆栽やサボテンなども販売する。

別館2階

 タバヤ ユナイテッドアローズ ディレクターの田村麻衣子氏は、今回リニューアルした同店について「社長の松崎や名誉会長の重松の意向も取り入れながら皆で作り上げた、今後のユナイテッドアローズを象徴するような、我々が大切にしていきたいことが詰まった店舗。ファッションだけでなく、衣食住すべてを重視する“ライフスタイル高感度層”のお客さまをターゲットに、世界中の“本物”をお届けしたい」とコメント。ターゲット層や“わざわざ来る場所”である同店の立地を鑑み、「来店したお客様が店内を回遊して長く滞在し、くつろぎながら良い1日を過ごせる場所にすることを目指した」と話す。

 また、同店では伝統工芸品を多く取り扱っている理由について、「伝統工芸を打ち出したいということではなく、世界中の今一番かっこいいものを集めたらその多くが伝統工芸品だった」と説明。「『和』『美意識』『豊かな生活』を五感で体感していただくとともに、モノだけではなく、建物や飲食、接客サービスまで総合的に楽しんでいただけるような場所にしていけたら」と意気込みを語った。

 売上目標や来店客数目標は非公開としているが、今後の同店の売上構成比は、ファッションアイテム40%、生活雑貨・工芸品40%、骨董品・美術品10%、飲食10%を想定。また、これまでも40%を占めるインバウンドの売上は維持しながらも、ローカル・インバウンドともにさらなる売上拡大を目指す。

最終更新日:

◾️タバヤ ユナイテッドアローズ
オープン日:2025年4月25日(金)
所在地:東京都渋谷区神宮前3-28-1
営業時間:12:00~20:00
公式サイト(※4月25日開設予定)
公式インスタグラム

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