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「マウジー(MOUSSY)」などを展開するバロックジャパンリミテッド(以下、バロック)が、中国でウィメンズアパレル卸売・小売業を展開する連結子会社2社の全株式を、エイブル・コンコードに譲渡することを発表した。譲渡予定日は4月30日。
譲渡の対象となるのはバロックの子会社で中国での卸売事業を行うバロック・チャイナと、中国での小売事業を行うバロック・チャイナ・アパレルの2社。これによりバロックは、中国事業の経営からは撤退することとなる。
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中国は、雇用環境の悪化や不動産不況、将来への不安の高まりなどにより個人消費意欲が低下し景気が減退している。バロックはこれまで不採算店舗のスクラップや、ECの強化、フランチャイズ経営へのシフトチェンジといった対策が講じていたが、今回の株式譲渡で中国事業に関するリスク解消を図るもようだ。
エイブル・コンコードは、バロックの合弁パートナー ベル・インターナショナル・ホールディングス社(以下、ベル社)の傘下にある。バロックは中国事業の経営から手を引く形となるが、今後もベルグループとのブランドライセンス契約を継続。「マウジー(MOUSSY)」や「スライ(SLY)」のロイヤリティービジネスや卸売ビジネスを通じて、中国市場での販売を続けていく。
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