「アンブッシュ（AMBUSH®）」が、ブランド創設者のYOONとVERBALがブランドの全株式を伊・ニューガーズグループ（New Guards Group）から買い戻し、所有権を再取得した。

　アンブッシュは、YOONとVERBALが2008年にジュエリーブランドとして設立。後にファッションブランドへと転換し、「ナイキ（NIKE）」や「ユニクロ（UNIQLO）」といったグローバル企業との大型コラボレーションや、2017年には「 LVMH Young Fashion Designers Prize」でファイナリストに選出されるなど、国内外から高い評価を得てきた。2020年1月にニューガーズグループに傘下入りし、2020年秋冬シーズンからニューガーズがブランドを運営。YOONはクリエイティブディレクター、VERBALはCEOとしての活動を継続してきた。

　今回の株式買い戻しにより、創業者のYOONとVERBALの両者はブランドの完全な所有権を再取得し、完全独立。今回の再取得についてYOONは、「完全なオーナーシップを取り戻したことで、アンブッシュ創設時から掲げてきたブランドの核となる価値観やビジョンを最大限に表現できるようになります。この新たな章と目の前に広がる可能性に、今大きなエネルギーを感じています」とコメント。VERBALは、「経営権を再び手にすることは、私たちにとって重要な節目であり、自由な革新を追求し、グローバルなコミュニティとのつながりを深めていくための重要な一歩です」と述べている。

　今後、アンブッシュはさらなるグローバルプレゼンスの拡大やデジタル・テクノロジー分野での取り組み強化、ファッション、音楽、カルチャーを横断する新たなコラボを積極的に推進していく予定だという。

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