
プラダグループが、カプリ・ホールディングス(以下、カプリ)傘下の「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の株式100%を取得するための最終合意を締結した。
カプリは、今回の売却についてバランスシートの強化を図り、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」への戦略的投資を加速できるようにすると説明。売却価格は13億75000万ドル(約1993億7500万円)で、2025年後半に完了する予定だという。カプリのジョン・D・アイドル(John D. Idol)CEOは「ヴェルサーチェは46年前にジャンニ・ヴェルサーチェによって設立され、ドナテラ・ヴェルサーチェの創造的ヴィジョンの下で発展を遂げたイタリアを代表するブランドです。過去6年間、私たちはブランドの再構築において大きな進歩を遂げ、ラグジュアリーの伝統と卓越したクラフトマンシップをより重視するようになりました。製品、マーケティング、店舗の強化を通じ、持続可能な長期成長に向けて確固たる地位を築いてきました。プラダグループは、ヴェルサーチェを次の成長と成功の時代へと導く最適な企業であると確信しています」とコメントしている。
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プラダグループは、ヴェルサーチェのクリエイティブなDNAを維持しつつ、グループの確立されたプラットフォームを最大限に活用してブランドの発展を目指すという。なお、ヴェルサーチェは3月にクリエイティブディレクター ドナテラ・ヴェルサーチェの退任を発表。今後はチーフブランドアンバサダーとして携わり、後任のチーフクリエイティブオフィサーとして「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザイン・ディレクターを務めていたダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)が引き継いだ。
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